責任押しつけ岡田監督の小ささ見えた 【金子達仁】2010年05月26日 【W杯国内壮行試合 日本0―2韓国】超人的な気力を発揮して、よかったところを探してみる。必死になって探してみる。 ……。 ダメだ。見つけられない。たぶん、わたしの気力と能力が不足しているのだろう。目標はW杯のベスト4。大会直前の壮行試合。英国のブックメーカーによると1次リーグ4位がほぼ確実と見られているチームが相手。 そこに0―2。それもホームで0―2。不運だったわけでも、とりわけ調子が悪かったわけでもない。いつものように、そう、東アジア選手権やセルビア“選抜”とやったように戦い、いつものように負けただけ。 揚げ句、監督は逃げた。観客の前に立ち、南アフリカへ向けての抱負を語るべき場から、逃げた。試合に出てもいない川口にマイクを押しつけ、自らは姿を現さなかった。監督自身がそう望んだのか、それとも協会のスタッフが気をきかせ