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ブックマーク / m-ism6021.hatenadiary.org (8)

  • BOY Abrams『SUPER 8/スーパーエイト』 - いずむうびい

    J・J・エイブラムス監督最新作。監督曰く、「人生における映画の重要性についての“映画”」だということで、その映画愛の深さとそれらを一映画におさめる手腕は計り知れないものがあるとは思うんですが、どうもボクはその「才気」にイライラしてしまいまして、もっとこうオマージュの部分を隠し味にしてですね……以下、こんなカンジのが続きます。 一番の不満は登場する子供たちが「映画好き」という記号でしか表現されていないヘンな子たちに見えること。たとえば、劇中で何かしらの映画の台詞を真似たり、ハリウッドスターなどが直接画面に映るならわかります。でもこの作品にはそれがない。「人生における〜…」なるものがテーマだということはわかるんですけど、どうも最初からそのテーマありきでフィクションの皮を被っているキライを感じるんです。 たとえば、クリストファー・ノーランの『インセプション』ですが、あれもノーラン監督の好きな

    BOY Abrams『SUPER 8/スーパーエイト』 - いずむうびい
  • ヒア・アフター・トゥモロー『ヒア アフター』 - いずむうびい

    クリント・イーストウッド監督作品。御歳80歳。絶賛傑作連発中の巨匠の最新作。題材はなんと「死後の世界」。ただ、「死後の世界」そのもの?への言及や描写は少なく、昨年の『ラブリーボーン』とはまた違った趣きの作品だったように思います。どちらかと言えばイーストウッド監督の前作『インビクタス/負けざる者たち』と同じ、現代を生きる人々への実に普遍的な応援歌のように感じ、凡人のボクには前作同様クリーンヒットしてしまいましたねえ。素晴らしかった。 大津波による被害で臨死体験をした女性キャスター・マリーの「死」や、双子の兄を交通事故で亡くしてしまった少年マーカスの「死」。そして、小さい頃に頭に大怪我を負ったことがきっかけなのか、人の手を握るとその人についての「死=亡くした人への想い」が見えてしまう霊能力を持っている主人公ジョージ。彼らが持っている「死」についての苦悩。その苦悩ゆえのつらい日々を過ごしている登

    ヒア・アフター・トゥモロー『ヒア アフター』 - いずむうびい
  • いずむうびい謹製『2010年の映画をふりかえる』 - いずむうびい

    ドーン!!! おお、大きくなってるねえ、うん。 バーン!! あははは。おもしろいねこれ。あははは。 はい。ようやくネット環境整ったのでちょっとちちくり回してみました。 これからボーン!殺風景なこのブログも デーン!どんどん構築ブーン!して いこうと思いまズーン!すよ。 (見守ってくれているあなたが好きです) さて、今年も空中キャンプさん主催による年末恒例イベント2010年の映画をふりかえるに参加させていただきました。まあ、例年通り年間ベストを選ぶという行為は自分にとって難儀なコトだったわけですが、今年はかなり納得のいく、たぶん後悔とかあんまりしないんじゃないかなあ、と思えるランキングが選べたような気がしますです。 ちなみに年度の劇場鑑賞数は57で、DVDなどでチェックしたのも合わせると今年公開の新作映画は78の鑑賞となりました。前年比でだいたいマイナス30くらいですね。地雷映画

    いずむうびい謹製『2010年の映画をふりかえる』 - いずむうびい
    tianbale-battle
    tianbale-battle 2010/12/21
    78本・・・
  • マイジョージ、マイクルーニー「マイレージ、マイライフ」 - いずむうびい

    もう20代半ばだと言うのに、社会の社の字も知らないボンクラであるぼくにも、常々心得ているコト、きっと、この考えが変わるときというのは想像もつかない体験をしたときなんだろうな、でも今のところそんな兆しもないし、もしかしたらいつまでも変わらないのかな、そんな風に思っているコトがある。ありふれた考えかもしれないけど「人はそう簡単に変われない」というコトだ。もちろん、だからこそ「変われたとき」に感動はする。するけども、真に迫るものだなと思うのはやっぱり「変われないとき」だ。ここを押さえた映画をぼくはひどく気に入る傾向にあり、去年の『レスラー』なんてズバリそう。 「あれは自分の悪いクセだな」とは思うのになかなか直すことができない。めちゃくちゃ恥ずかしいけど、たとえば飲みの場において。ぼくは酒が回ってくると結構ベラベラしてしまうタチで、特にその場が悩み相談みたいな舞台になってくると、我先にと突撃し、何

    マイジョージ、マイクルーニー「マイレージ、マイライフ」 - いずむうびい
    tianbale-battle
    tianbale-battle 2010/03/25
    気になる一作。/再ブクマ。いい映画でした。
  • 脚本がダメってことはクソってことだろ?「アマルフィ 女神の報酬」 - いずむうびい

    打たれ弱いぼくはつまらない映画を観ると絶望してしまうので、作のような「派手なことが起きちゃってる系」とか「明日にきらめく系」の映画はわりと無視しちゃうんですが、これからはもっと積極的に観ようと思わされましたです。いかなるときも自分を魅せることを忘れない織田裕二の珍演に感動。観終わってからいろんな方々の感想やレビューを読んで爆笑。邦画バブルフィといわれて久しい日映画界ですが、今年もばっちりTV局制作の気合の入った作品が公開されるようで、これはもう「売れる駄作」をつくりつづけてある種の文化にまで築き上げてほしいですね。そして願わくは織田裕二を使いまくってください。あと福山と大沢たかおも。 さて、そーゆー珍味である作ですが、はっきり言って主要メンバー?でプロの仕事をしていたのは織田裕二だけで、ほかは見れたもんじゃないです。出演された方々は自分の演技を目にしてなにを思うんでしょうか?特に問題

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  • 「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」 - いずむうびい

    先週の土曜に『パブリック・エネミーズ』を観るために劇場へ行ったんだけど、着いた瞬間に超びっくり!なんか事件でもあったのか!?と思ってしまうほどの長蛇の列ができていた。どうやら作の公開初日だったようで、来場者限定で「ワンピース0巻」なるものが手に入ることや原作者の力の入れようが相当話題になっていたらしい。ワンピースはCPなんちゃらあたりで脱落してしまったので最近面白いとよく聞く展開はほぼ知らない。ハンコックという言葉から連想するのはもちろんウィル・スミスなのである。 その日は結局『パブリック・エネミーズ』の上映時刻には間に合わず、劇場内で買う気のないグッズを見て回ったり、普段は目もくれない公開予定作のチラシを読み耽ったりして帰宅することに。まぁ劇場外までの列なんてエヴァとGW以外ではなかなか見れない光景だし良しとするか、なーんて大人振った気持ちでいました。そしてリベンジとして月曜に再び劇場

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  • 「イングロリアス・バスターズ」 - いずむうびい

    クエンティン・タランティーノ監督の最新作。監督自身が「オレの最高傑作だ!」と自負しているだけあって、とんでもない大傑作に仕上がっていた。タランティーノ作品ベスト3を選べといわれたら『パルプ・フィクション』『キル・ビル』『デス・プルーフ』と迷わず言えたけど、今後は悩むことになりそう。とにかくとんでもなく面白い。ナチス。今から半世紀ちょっと前に暴れていたドイツの独裁者ヒトラー率いる極悪政党だ。もはや説明不要の歴史上最も「イングロリアス(不名誉な、恥ずべき)」な奴ら。それゆえにこれまで色んな角度から「映画化」されてきた。 作はそんな奴らを史実なんぞ無視して『バスターズ(ブッ殺す)』してしまおう!という最高に痛快な物語だ。当にタランティーノは何が映画の娯楽要素として仕上がるのかよぉーくわかっている。逆に言えば何が無駄なのかもよぉーくわかっているので、あのダラダラとしたおしゃべりを見せ切ることが

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  • 「スター・トレック」 - いずむうびい

    めちゃくちゃ楽しみにしていたSF超大作を鑑賞。今、俺の中でギレルモ・デル・トロ、フェルナンド・メイレレスと並び「間違いない監督」の1人であるJ・J・エイブラムス。昨年、彼は「クローバーフィールド」という快作を生みだし、ゴジラを見て育ってきた俺の心をガッチリと掴みやがった。館内の明かりがついても、しばらく立ち上がれなかった感覚は今でも鮮明だ。ED曲の「ROAR!」は脳内BGMで流れ続けている。そして作では「スター・ウォーズ EP1」の華麗なライトセイバーアクションに衝撃を受け、究極の大娯楽作と言える旧三部作にドップリつかることとなった言わば男子の心得とも言えるSF心をガッツリと刺激し、長らく冷え切っていたその心に見事に火をつけてくれた! 「スター・トレック」についての知識はゼロ。おかっぱ頭の奴がいるってくらい。「トレッキー」なんて言葉はつい最近知ったよ。いつかは見てみようと思っていたけど、

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