東京都心の首都高速道路で、夜な夜な騒音をまき散らして暴走しながら周回を繰り返す「ルーレット族」が活動を活発化させている。新型コロナウイルスの影響で時間を持て余し、外出自粛によりガラガラの首都高に繰り出しているようだ。警視庁は警戒を強めている。 【動画】首都高に集まる「ルーレット族」の若者たち 小池百合子知事が「ステイホーム週間」を呼びかけた、大型連休初日の25日午後9時ごろ。首都高辰巳第1パーキングエリア(PA、東京都江東区)は、50台弱分の駐車スペースが70台ほどの車であふれかえっていた。関東各都県のナンバープレートを付けたスポーツカーなどが、低いエンジン音をうならせながら出入りを繰り返した。 車外に集まって話し込む姿もあちこちで見られた。さいたま市の男性(27)は5台ほどで連なって走り、1周の早さを競うという。「一般車が減って走りやすくなった」。愛車は英アストンマーティン社製のスポーツ