10日の国債の市場では午前中、日本国債を買う動きが強まり、長期金利の代表的な指標になっている満期までの期間が10年の国債の利回りが、一時、マイナス0.145%まで低下し過去最低を更新しました。 国債は価格が上昇すると利回りが低下するという関係にあるため、長期金利の代表的な指標になっている満期までの期間が10年の国債の利回りは一時、マイナス0.145%まで低下し、およそ3か月ぶりに過去最低を更新しました。 市場関係者は「きのう行われた国債の入札で落札価格が市場の予想を上回ったことから国債に対する需要は依然として強いという見方が広がっている。来週開かれる日銀の金融政策を決める会合で仮に追加緩和が決まれば国債の需要がさらに強まるとして、今のうちに国債を買っておこうという投資家もいる」と話しています。