モジュラモノリスにおいてトランザクションはどうあるべきなのかについて整理している資料が少ない気付きがあったので「簡易的に」整理しました
こんにちは、プラットフォームチーム所属のまこたすです。 昨今、様々な場で「モジュラーモノリスを導入した」という話を目にするようになってきました。弊社でも昨年からモジュラーモノリスの試験導入を進めており、社内でノウハウが徐々に溜まってきたため、今回 技術ブログ で なぜ導入したのかと知見の共有 をさせていただけたらと思います。 想定読者 モノリスなアプリケーションの分割を検討している Railsへのモジュラーモノリスの導入を検討している 話さないこと チーム体制がどうあるべきかという観点の話 以下アーキテクチャについての詳細 モノリスアーキテクチャ モジュラーアーキテクチャ 背景 今回「モジュラーモノリスを導入した」というタイトルですが、最初に検討・導入に至るまでの背景について触れたいと思います。 hacomonoという組織・サービスの成長 hacomonoというサービスはリリースから現在に
Google、モノリスとマイクロサービスのいいとこ取りをする「Service Weaver」フレームワークをオープンソースで公開 Googleは分散アプリケーションの開発とデプロイを容易にするフレームワーク「Service Weaver」をオープンソースで公開しました。 Introducing Service Weaver! Service Weaver is an open source framework for building and deploying distributed applications. It allows you to write your application as a modular monolith and deploy as a set of microservices. Learn more → https://t.co/XmnVALYXNC pic
AWS for Games Advent Calendar 2022 9日目の記事です。 Game Server Services(GS2) ではゲームに必要となるサーバー機能をマイクロサービス化し、皆さんに提供しています。 マイクロサービスには所持品の管理や、ゲーム内ストア、課金通貨の残高管理など30を超える機能を用意しており、これらを組み合わせながらゲーム内の仕様を実現できるようにしています。 さて、マイクロサービスの最も難しい課題はトランザクションにあると私は考えています。 今回は Game Server Services がどのようにこの課題に立ち向かい、そして問題を解決しているかお話ししたいと思います。 マイクロサービスとトランザクションの両立がなぜ難しいのか モノリシックなサーバーシステムは、大体の場合「所持品の所持数量」と「課金通貨の残高」は同じRDBに保存しています。 そし
Sansan Technical Viewは「挑戦」をテーマにSansanエンジニア達の開発における取り組みや知見を発表するイベント。Bill One事業部のソフトウェアエンジニアである加藤氏がマイクロサービスへの取り組みを紹介しました。発表資料はこちら。 Bill Oneでのマイクロサービスの取り組み 加藤耕太氏:こんにちは。加藤です。今日は『新規事業でもマイクロサービスに挑戦する』というタイトルでお話しします。マイクロサービスアーキテクチャについてご存知の方は、新規サービスをマイクロサービスで作るのはアンチパターンである、という話を聞いたことがあるかもしれません。 チームが小さいにもかかわらず流行りに乗ってマイクロサービスに分割して作ってみたものの、開発の効率が落ちるだけでしたとか、独立してデプロイできない分散モノリスができあがってしまいました、のような失敗談を聞くことがあります。 新
2017年末、メルカリからメルペイが設立された。メルカリ関連のお金まわりはもちろんのこと、独立した金融会社として、決済など各種金融サービスを展開していくためだ。 そして会社設立から約1年半で、サービスをローンチ。その裏側にはどんなストーリーがあったのか。技術と経営をつなぐアドバイザーとして数多くの企業の経営支援を担う、レクターの広木大地氏をモデレーターに迎え、メルペイCTOの曾川景介氏、同じく同社VPoEの木村秀夫氏との対談から考える。 【組織設計論】プロジェクトベースからマトリックス型組織に──その結果は? 広木:メルペイはメルカリのアプリに組み込まれる形で利用でき、お客さんから見ると単一のサービスには見えます。しかし実際には会社も違えば組織も異なります。互いの組織間で行う目標設定の調整は苦労があったのではありませんか。 ▲株式会社レクター 取締役 広木 大地氏 筑波大学大学院を卒業後、
こんにちは。ソウゾウのSoftware Engineerの@napoliです。連載:「メルカリShops」プレオープンまでの開発の裏側の3日目を担当させていただきます。 メルカリShopsではマイクロサービスアーキテクチャによる開発を採用しています。ここではメルカリShopsではどのようにマイクロサービスと向き合っているかを紹介させていただきます。 メルカリShopsのマイクロサービス群 メルカリShopsはざっくりと、図のような形でマイクロサービス群が構成されています。 Frontendがひとつ、Backend For Frontend(BFF)がひとつ、そして(執筆時点で)約40ほどのBackendサービスが、それぞれが独立した実行環境で稼働しています。 BackendはShop(ショップ)、Product(商品)、Order(注文)、Payment(決済)といったドメインごとに独立し
N予備校のバックエンドは、2016年のリリース当初からマイクロサービスアーキテクチャを採用しています。 この記事では、N予備校のマイクロサービスアーキテクチャについて、主にアプリケーション側の観点からご紹介していきます! 目次 目次 N予備校の全体構成 なぜマイクロサービスにしたか? 採用しているマイクロサービスのデザインパターン Decomposition/サービスの分割 Data management/データ管理 External API/外部API, Orchestration/オーケストレーション Communication/コミュニケーション Deployment/デプロイ, Service discovery/サービスディスカバリ 利用しているフレームワーク/サービス マイクロサービスの運用の難しさと今後の展望 課題: 責務の分割へのハードル 今後の改善方針 We are hi
はじめに こんにちは。EC基盤本部SRE部プラットフォームSREの三神です。 2021年3月18日、ZOZOTOWNは大規模なリニューアルをしました。その中でも、コスメ専門モールのZOZOCOSMEと、ラグジュアリー&デザイナーズゾーンのZOZOVILLAを同時にオープンし、多くの反響をいただきました。 今回のリニューアルではBackends For Frontends(以下、BFF)にあたるZOZO Aggregation APIを構築しています。本記事ではZOZOTOWNが抱えていた課題とBFFアーキテクチャを採用した理由、またZOZO Aggregation API構築時に発生した課題と解決法についてご紹介します。 ZOZO Aggregation APIのサービスメッシュについてはこちらの記事でご紹介していますので合わせてご覧ください。 techblog.zozo.com BFFと
2018年11月2日に行われたAWS Dev Day Tokyo 2018での講演「マイクロサービス化デザインパターン」の資料です。
テックカンパニーをテックカンパニーたらしめているものはなにか?技術か、人か、それともチームなのか。 連載「Technology Company Internals」では、テックカンパニーの内側で働くエンジニアに、技術に精通したエキスパートが対面で話を聞き、テックカンパニーとは何か?を探るだけでなく、テックカンパニーを目指す企業の指針となることを目指します。 マネーフォワードのCTOとVPoEに話を聞く 白石: 本日はよろしくお願いします。自己紹介からお願いできますでしょうか? 中出: 中出 匠哉と申します。マネーフォワードのCTOとして企業経営に関わり、経営にテクノロジー視点を導入していくのが主な役割です。他には技術面での方向性の決定や、エンジニアの人事制度の立案などもやっていますね。あとはサービスがどんどん大規模化していく中でも、技術的負債に優先順位を付けて、体制を作って解消していくのも
このコンテンツは eBook の「コンテナー化された .NET アプリケーションの .NET マイクロサービス アーキテクチャ」からの抜粋です。.NET Docs で閲覧できるほか、PDF として無料ダウンロードすると、オンラインで閲覧できます。 ドメイン駆動設計 (DDD) は、ユーザーのユース ケースに則したビジネスの現状に基づくモデリングを提唱します。 アプリケーションの構築のコンテキストで、DDD は問題をドメインと呼んで論じます。 独立した問題領域のことを境界付けられたコンテキストと言い (境界コンテキストはそれぞれ特定のマイクロサービスに関連します)、共通の言語を使ってこれらの問題を論じることを重視します。 また、内部実装をサポートするための多くの技術的概念とパターンも提案します。たとえば、(ドメイン モデル貧血症ではなく) 豊富なモデルを持つドメイン エンティティ、値オブジェ
100億円キャンペーンで学んだ“教訓” PayPayのスケーラブルな巨大決済システムを支える工夫 PayPay 100億円キャンペーンのシステム構築 #2/2 2019年6月12〜14日、幕張メッセにて「AWS Summit Tokyo 2019」が開催されました。アマゾンウェブサービス (AWS) に関する情報交換や、コラボレーションを目的として行われるこのカンファレンスでは、140社以上の利用企業による先進事例セッションをはじめ、数々のイベントを実施しました。プレゼンテーション「PayPay 100億円キャンペーンのシステム構築 」に登壇したのは、PayPay株式会社プロダクト本部の山本啓介氏とShilei Long氏。スマホ決済アプリとして新規参入した同社が展開し、日本中の話題をさらった「100億円キャンペーン」の技術的背景について語ります。後半パートとなる今回は、Shilei Lo
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