研究論文のオープンアクセス化が進む中、次の段階として、研究データそのものについてもオープン化し、研究者コミュニティ全体で共有することで、研究論文の質や研究そのものの公正性を担保すると同時に、研究開発そのものを効率化する。RDA(Research Data Alliance)総会がアジア地域では初めて日本で開催され、また内閣府がオープンサイエンスに向けた議論を主導して国内環境の整備を進めるなど、オープンデータに向けた取り組みが加速している。各学会や機関は対応を迫られることになる。 (平成28年3月18日号)