■平澤寿康の周辺機器レビュー■ 第13回 OCZ SSD「Apex」シリーズ ~Intel製SSDを凌駕する超高速アクセスを実現 MLCフラッシュを採用する低価格SSDは、低価格に大容量を実現できる反面、アクセス速度が遅いというハンデがあったが、マルチチャンネルでフラッシュメモリにアクセスするなどの仕様面の改善が進んだことで、速度面の問題は大きく改善。そして、2008年には多くのメーカーから、MLCフラッシュ採用の高速SSDが続々登場するようになった。 今回取り上げるOCZの「Apex」シリーズも、MLCフラッシュを採用するSSDながら、非常に高速なアクセス速度を実現した製品だ。シリーズには、60GB、120GB、250GBと容量の異なる3モデルがラインアップされているが、その中から容量120GBのモデルを取り上げる。 ●超高速アクセスの秘密はRAID 0 OCZ Apexシリーズの最大の
2008年末はAtomプロセッサを搭載したPCで大いに遊んだこともあり少々食傷気味。その反動で速いPCが欲しくなり、新年早々ハイエンドマシンを1から組むことに決定。現時点でハイエンドはCore i7プロセッサとなるものの、CPU+マザーボード+メモリだけで約7万円となる。1から組むとどう考えても10万円を超えあまり財布に優しくない。 そこでもう1つのハイエンド、Core 2 Quadマシンを5万円で組めないか、と秋葉原へ出た。ざっとショップを回った限り、ある程度の条件ならば、頑張ってクリアできそうな感触だ。その結果をまとめつつ少し遊んでみたい。 Text by Kazuhisa Nishikawa ●購入したパーツなど Core 2 Quadプロセッサ搭載PCを5万円で組むに当たってざっと予算の配分を考えてみる。動かしようのない部分はCPU。これだけで約1.8万円が必要だ。すると残りは3.
SanDisk、SSD向けファイルシステム「ExtremeFFS」を解説 ~“プチフリ”と無縁な、高速化技術 米SanDiskでSSDマーケティング部門の上級ディレクターを務めるDon Barnetson氏に、同社のSSD製品/技術に関する話を伺う機会を得た。同社はここ最近、SSDに関する指標や新技術を立て続けに発表している。一部、過去のレポートと重複する点もあるが、高速化技術などについて具体的なメカニズムは、今回初めてお伝えする。 ●SSDのランダムライトを100倍高速化するExtremeFFS 同社は'94年に、NANDフラッシュメモリ用ファイルシステム「TrueFFS」を開発した。これは、Windows 95や、一般的な携帯電話などに採用されている。NANDフラッシュメモリでは、データを直接上書き/変更することができず、書き込む前に一度消去という作業を行なう必要があるが、TrueFF
■平澤寿康の周辺機器レビュー■ 第4回 Intelの超高速SSD「X25-M Mainstream SATA SSD」 ~リード260MB/sec、ランダムライトでも77MB/sec 発売中 価格:65,760円(1,000個ロット時) 8月に開催されたIDF 2008において、IntelはSSDの投入を正式に発表。そして、実際に市販されるSSD製品がついに登場した。登場したのは、MLC(マルチレベルセル)タイプのNANDフラッシュメモリを採用する、1.8インチタイプの「X18-M Mainstream SATA SSD」と、2.5インチタイプの「X25-M Mainstream SATA SSD」の2モデル。その中から今回、2.5インチタイプ・容量80GBの製品「SSDSA2SH080G1N」をいち早く試用する機会を得たので、パフォーマンス面を中心に見ていきたいと思う。 ●厚さが約7mm
ジャストシステムは、9月2日から日本語入力システム「ATOK」を月額課金制で提供する。料金は月300円で、1年間継続して利用した場合の料金は3,600円となり、これまで最も低価格だったダウンロード販売の価格を下回る。この価格でメーカーとして収益は成り立つのか、ジャストシステムの他の製品についても定額制度を実施する予定はあるのかなど、さまざまな疑問が浮かぶ。そこで、同社が月額課金制を導入する狙いを聞いた。 ●最新のATOKを利用する人を増やしたい 「ATOKに定額制度を導入した狙いは大きく2つあります。1つは、導入障壁となっている初期コストを引き下げることで、1人でも多くの人にATOKに触れてもらうこと。もう1つは、ATOK購入経験はあるが、買い換えは数年に一度というお客様に、常に最新のATOKを利用して頂く機会を提供することです」――ジャストシステム アライアンスビジネス部 ビジネス開発グ
NVIDIA、229ドルのハイエンドGPU「GeForce 9800 GTX+」 ~既存の9800 GTXは199ドルに値下げ 6月19日(現地時間)発表 米NVIDIAは19日(現地時間)、GeForce 9800 GTXの上位モデルとなる「GeForce 9800 GTX+」を発表した。米国での実売価格は229ドル。また、これにあわせてGeForce 9800 GTXの価格が199ドルに引き下げられた。 現時点で詳細な情報は明らかにされていないが、ハードウェアはGeForce 9800 GTXと全く同じものと推測され、コアクロックを675MHzから738MHzに、SPクロックを1,688MHzから1,836MHzに向上させている。 また、同時に物理エンジン「PhysX」対応ドライバも公開された。現時点では、3DMark Vantage、Unreal Tournament 3に対応してお
実勢価格:79,773~94,800円 SSDは、高速なデータ転送速度や消費電力の低さ、可動部がないことによる耐衝撃性の高さに加え、大容量化が進んできた。大容量化とともに低価格化も進んでおり、ノートPCにおいてHDDに代わる記憶装置として注目される存在となっている。 書き換え回数に上限があるフラッシュメモリの性質上、耐久性に不安を持つ向きもあるが、データ書き込み時にフラッシュメモリ内各素子への書き込み頻度を平均化する技術が盛り込まれるようになり、HDDに匹敵する耐久性も徐々に実現されつつあるようだ。 ただし、SSDが性能面で追いついたと言っても、価格と容量の面では、まだHDDに遠く及ばない。 しかし、今回登場した、Super Talentの「FTM20GK25H」は、120GBの大容量と、10万円を切る価格(実勢価格は79,773~94,800円)を兼ね備えている。SSDの今後を占う上で、
会期:4月14日~18日(米国時間) 会場:米国サンノゼ McEnery Convention Center ESC SVが閉会してほぼ1カ月、まもなく次のイベントである「組込みシステム開発技術展(ESEC)」が東京ビッグサイトで始まろうとしている。最後にまとめとして、ESCとESECの違いを少しレポートしたい。 ●やっぱり軍事系が強い なにせ基調講演の最初の話題がこれ(写真1)である。最初のコンピュータであるENIACは、米陸軍で弾道計算を行なうためのものだったし、それ以後も常に軍は最先端の技術を開発し、それが後に民間転用という形で普及してきた。最近でこそCOTS(Commercial Off-The-Shelf)という形で、逆に民間で開発された技術を軍に取り込むという動きが盛んになりつつあるが、それでも最先端の分野では依然として軍事用途が突出している。 会場にもこうした軍向けのシステム
このところのメモリ価格の下落から、メインメモリは2GBどころか4GB以上も余裕で搭載できるようになった。2GBのDDR2 DIMMを4枚、計8GB分購入したとしても2万円で十分おつりが来る。とはいえ、32bit OSを使っている限り、OSは約3.5GB以上のメインメモリを認識できず、それ以上のメモリを搭載したとしても無駄になってしまう。64bit OSを利用すればこの問題も解決するが、ドライバの対応やアプリケーションの互換性などに問題があり、使いたくても使えない状況だ。 しかし、32bit OSで認識できないメインメモリ領域を活用できる手法が見つかり、2ちゃんねるのWindows板を中心に話題となっている。その手法とは、「Gavotte Ramdisk」というRAM Disk作成ツールを利用し、メインメモリのOS管理外領域にRAM Diskを作ってしまおうというものだ。 メインメモリを手軽
ASUSTeK Computer「Eee PC 900 台湾版」 ~高解像度液晶と大容量SSD搭載、性能も向上 ASUSTeK Computerのミニノート「Eee PC 4G-X」は、そのコンパクトさと販売価格の安さから、日本でも発売後すぐにコアなモバイラーの注目を集めた。そのEee PCの第2世代モデルとなる「Eee PC 900」が、台湾など一部地域で発売された。今回は、台湾で発売されたEee PC 900(台湾版)を編集部で購入したので、本体の性能や使い勝手などを見ていくことにしたい。 ちなみに、入手したモデルは台湾式キーボードモデルで、OSも中文繁体字版Windows XP Home Editionだったため、今回は手持ちの日本語版Windows XP Professionalをインストールした状態でチェックを行なっている。そのため、将来日本で発売されるであろう日本向けモデルとは
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