3DグラフィクスAPI Vulkanの基本と最近のVulkanで使えるようになった機能について解説します これは2021年11月20日に行われた カーネル/VM探検隊 online part4での発表資料です 動画: https://youtu.be/CIfezfwbA3g ソースコード: https://github.com/Fadis/gct/tree/kernelvm-online-4
今、GPUがホットである。1チップで1TFlopsを超える性能は驚異的であり、HPCに限らず広く注目を集めるのも肯ける。しかし、GPUを使いこなすためには並列計算に関するより深い理解が求められる。 GPUコンピューティングと並列計算(PDF/527KB) “フリーランチは終わった。”これはGeForceの父と呼ばれるデヴィッド・カーク博士の言葉である。コンピューターの性能向上は常に日進月歩という枕詞が冠せられてきたが、ここ数年その中身が大きく変ってきた。従来は半導体の微細化→CPUの高クロック化という流れで演算速度が向上してきたが、リーク電流の増大に伴いクロックの向上は頭打ちになってきた(図表1)。一方、微細化はいまだムーアの法則に従って順調に進んでおり、CPUベンダーは性能向上の手段を高クロック化からマルチコア/メニーコア化による並列計算へと大きく舵を切った。先のカーク博士の言葉は、これ
昨年、オタワでTim Child氏の発表を聞いて以来、実装できないものかと思って暖めていたアイデアがある。GPUの処理能力を使って、PostgreSQLの検索処理を高速化できないか?というものである。 特に複雑な計算を含むクエリの場合、Index-Scanに落ちないで、全件スキャンが走ることが往々にしてあるが、こういったケースで有効に作用するのではなかろうか?という着想である。 クリスマス休暇の間、割とまとまった開発時間を取る事ができたので、PostgreSQLのFDW(Foreign Data Wrapper)として動作するモジュールを作成してみた。 モジュールの名前は PG-Strom で、ドイツ風に『しゅとろ〜む』と発音する。 これは GPU の処理単位である Streaming Multiprocessor に由来する。 もちろん、現状のFDWのI/F前提なので、更新は不可能でソー
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