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研究と歴史に関するutibori1のブックマーク (6)

  • コロナウイルスがもたらす日本の人文学の危機

    コロナで人文学がヤバい。 といっても哲学とかそういうのじゃなく、歴史学とかがヤバい。 もうちょっと言うと、日史とか日文学とかはぜんぜん大丈夫なんだが、西洋史とか東洋史とか、要するに外国のことを調べる学問がヤバい。 今はまだ大丈夫だけど、じきに破綻する。 なぜかといえば非常に単純な話で、研究を進める上で必要な資料にアクセスできないからだ。 歴史学の根は、オリジナルな資料(=一次史料)にあたることにある。一次史料には色々な形態があるわけだが、歴史上の出来事の背景とかを実証的に調べようと思ったら、公文書館にある史料を使うことが不可欠だ。 そして公文書館というのは行政機関なので、日の国立公文書館や外務省外交史料館が東京にあるように、あるいはイギリスの国立公文書館がキューにありアメリカの国立公文書記録管理局がワシントンDCにあるように、当然ながらそれを管轄している国や地方自治体に設置されてい

    コロナウイルスがもたらす日本の人文学の危機
    utibori1
    utibori1 2020/08/29
    逆に日本語で言語学史の「厚い記述」が出ることを期待してる。
  • 文系の学問における注と参考文献の話、補遺

    「文系の学問において資料の実在を証明するものとは何か」(anond:20190510230425)についたブコメに応答&補足説明します。 参考文献と注は違うよ!Wikipediaですら参考文献を求められるので、参考文献(ここで言っている注)のないはある意味でWikipedia以下の信頼性と考えられても仕方がないことを多くの人に知らせるべきだと思う。 参考文献と注は違います! ぜんぜん別です! 参考にしたを並べてあるのが参考文献(厳密にはこの場合「参考文献一覧」)で、文中の記述の出典を直接明らかにするのが注です! 参考文献と注については、以下の4つの組み合わせが考えられます。 a)参考文献も注も揃っているb)参考文献はあるが、注はないc)参考文献はないが、注はあるd)参考文献も注もないこのうち、研究書として許されるのはaとcだけです。ここで問題にしているのはbとdで、多くの学術的な新書

    文系の学問における注と参考文献の話、補遺
    utibori1
    utibori1 2019/05/11
    全員がこういう増田みたいな研究者ならいいのに。
  • 文系の学問において資料の実在を証明するものとは何か

    久々にビッグな研究不正のニュースktkr! ということでキリスト教思想史研究やってた人が研究不正で懲戒解雇された件について、報告書に目を通した上でちょっと書きます。 今回調査委員会が被告発者に求めたのは、以下の項目でした。 カール・レーフラーの実在を証明する一次資料の写しと説明文書カール・レーフラーの論文「今日の神学にとってのニーチェ」の実在を証明する一次資料の写しと説明文書トレルチ家に属する借用書や領収書等の実在を証明する一次資料の写しと説明文書この「写し」というのはどういうことでしょうか? 資料そのものを調査委員会が求めなかったのはどういうわけでしょうか? 歴史学者にとっては常識なのですが、他の分野の人にとってはどうかわからないので、解説してみます。 そもそも文系はどんな材料を使って研究してるのかこれは人というか研究分野によるので、安易なことは言えません。文学と哲学と社会学と人類学と歴

    文系の学問において資料の実在を証明するものとは何か
    utibori1
    utibori1 2019/05/11
    注か註か、それが問題だ。
  • 八幡氏への忠告② 人生経験は歴史研究に益するか

    八幡氏は 呉座さんが分かってないと思うのは、自分が文献資料の分析だけのプロだということだ。だから、資料の発見とか整理や評価はプロのはずだが、解釈能力があるかどうかは別だ。解釈は森羅万象についての知識、推理能力、人生経験などがものをいうから、文献史家がプロとしての優位性をもっているとは言い切れない と述べる。 こういう誤解をしている歴史愛好家は非常に多い。私が大学院生の頃、定年退職して大学の聴講生として日史学研究室に出入りしている方がいた。その人は「歴史なんてものは若い人には分からない。人生経験を積んでこそ分かるのだ」と主張されていた。だがもちろん、大学院生の方がその方より史料が読めるし知識もあるので、みんなで色々と指導するのだが、自分の息子や娘より年下の若造たちに指図されるのが癪に障ったようで、そのうち姿を見せなくなった。 当時の私は「困ったお年寄りだな」と思っていた。けれども今にして思

    八幡氏への忠告② 人生経験は歴史研究に益するか
    utibori1
    utibori1 2019/03/26
    ケンカは相手に落とし所を与えないと、ここまでコテンパンにしたら暴発しそう…
  • 在野の歴史研究家に望むこと

    週刊ポスト(3月15日号)誌上での井沢元彦氏の公開質問状に対して、私が今週発売の29日号で反論した。これに対して評論家の八幡和郎氏がまたまた感想をアゴラに寄せている。 呉座 VS 井沢:歴史学者だけが歴史家なのか? 上記記事で八幡氏は私の反論文について「素晴らしい出来である」と述べている。お褒めいただいて恐縮だが、八幡氏は以前にアゴラ上で発表した記事で そして、井沢氏は「安土宗論八百長説」、つまり、信長の前で浄土宗と法華宗の間で行われた宗論について信長が最初から法華宗を負けさせるつもりだったという通説が自分の問題提起をきっかけに学説も修正されたことを指摘しているが、これには一理あるだろう。(「週刊ポスト」で井沢元彦氏が呉座氏に公開質問状) と述べている。井沢氏の主張を鵜呑みにして学界の通説が一蹴されたと八幡氏は思い込んでいたわけだが、一蹴されていないことは私が週刊ポストで指摘した通りである

    在野の歴史研究家に望むこと
    utibori1
    utibori1 2019/03/21
    “一流の人材の多くは大学を第2の人生の場に選ばない”公開講座で人生論をぶつじいさんもいるし、歴史学って大変だ。
  • 長文日記

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