インド・ニューデリーのレストラン「モティマハール」の看板メニュー、バターチキン(2024年1月29日撮影)。(c)Arun SANKAR / AFP 【3月10日 AFP】インドで最も愛されている料理の一つ、バターチキンをめぐり、二つの店がそれぞれ自社のオリジナルだと主張し、法廷で争う事態になっている。 首都ニューデリーの老舗店「モティマハル(Moti Mahal)」は、ライバルの「ダリヤガンジ(Daryaganj)」を相手取り、デリー高等裁判所に訴訟を起こした。 創業者一族同士の確執は、100年前までさかのぼる。 訴状によると、モティマハルは創業者が最初にバターチキンのレシピを考案したのは、余った鶏肉の水分を保つために、トマトベースの濃厚なグレービーソースを加えたのがきっかけだと主張。ダリヤガンジに対し2000万ルピー(約3600万円)の損害賠償と、ダリヤガンジ一族がバターチキンのレシピ