夏の全国高校野球。広島の広陵高校の中村奨成選手が2本のホームランを打ち今大会通算のホームランが6本に。昭和60年にPL学園の清原和博さんがマークした5本の大会記録を32年ぶりに更新しました。今大会は中村選手だけでなく、毎試合のようにホームランが飛び出し1つの大会のホームラン数も22日までに68本と史上最多を更新中です。なぜ、これほど多くのホームランが飛び出したのでしょうか。その謎に迫ります。(ネットワーク報道部記者 栗原岳史 後藤岳彦) 戦後初めて開催された1946年(昭和21年)の大会ではホームランはわずか4本。その後、1962年(昭和37年)の大会で12本と初めて10本を上回りますが、当時はまだ希少な時代でした。 そのホームラン数が、急増する出来事がおきたのが1974年(昭和49年)の金属バットの解禁です。ホームランは3年後の1977年(昭和52年)には21本に、5年後の1979年(昭