突然すぎる訃報だった。現地時間11月25日、元アルゼンチン代表FWのディエゴ・マラドーナが、ブエノスアイレス郊外の自宅で心停止を起こし、この世を去った。 少年時代からサッカーにのめり込み、15歳でプロデビューを飾った天才は、セリエAのナポリで一時代を築くなど大活躍。そして、自身2度目の出場となった1986年のメキシコ・ワールドカップでは、準々決勝のイングランド戦で「神の手」と「5人抜き」という2つの永遠に語り継がれるであろうゴールを決め、母国を世界王者へと導いた。 「私は多くの過ちを犯したが、一度たりともサッカーボールを汚したことはない」という言葉を残して1997年に現役を引退したマラドーナは、2008年にアルゼンチン代表監督をに就任し、指導者に本格転身。UAEのアル・ワスルやメキシコのドラドスなど3か国5チームでカリスマらしい手腕を振るった。 コカイン使用などの薬物依存などダーティーな話