「ジョーカー」は観る人によって感想が異なる不思議な映画だ。 主人公アーサー・フレックに自分を投影し、作品の危険性に言及する人もいれば、社会の分断を描いた現代への警鐘だという人もいる。音楽や構成の美しさを語る人もいれば、過去のオマージュ作品との巧妙な結びつきを称賛する人もいる。 多種多様な感想が巷に溢れ、ツイッターやWEBのレビューは混沌としている。この状況は、今回の映画「ジョーカー」の舞台ゴッサムシティのようである。 出典:IMDb 本作は、アメコミ界でカリスマ的な人気のヴィラン(悪役)、ジョーカーの生誕を描いた作品だ。バットマンシリーズの「ダークナイト」でヒース・レジャーが演じた、サイコパスで無敵感あふれるジョーカーとは異なり、重々しいヒューマンドラマとして描かれている。 出典:IMDb 「ジョーカー」は、主人公アーサー・フレックの笑い方が印象的だ。コメディ作品の「ハングオーバー」シリー
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