名古屋市長選(11日告示、25日投開票)で4期目を目指す現職の河村たかし市長(72)が9日、第2次公約を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で冷え込む経済の回復策として、電子決済サービス利用者に買い物額の30%分をポイント還元する施策を盛り込んだ。 還元総額は200億円で1人当たり年間上限2万円を想定している。河村…
SNS上で誹謗中傷を受けたとして提訴し、記者会見で質問に答える伊藤詩織氏=東京都中央区で2020年6月8日午後2時42分、北山夏帆撮影 性暴力被害を訴えたジャーナリストの伊藤詩織氏(31)が8日、ツイッター上の侮辱的なイラストや言葉で名誉を傷つけられたとして、漫画家はすみとしこ氏とはすみ氏の投稿をリツイートした2人を相手取り、計770万円の慰謝料、弁護士費用の支払いを求めて東京地裁に提訴した。 伊藤氏側は、性暴力被害を訴えたことを巡って、はすみ氏から「精神障害からくる虚言」「『枕営業』の失敗からくる恨み」「金銭目当ての虚偽」などと愚弄(ぐろう)されたことは「セカンドレイプ(2次被害)」にあたると主張し、一連の投稿の削除と謝罪の掲載を求めた。伊藤氏側は5月14日付の内容証明郵便で、提訴と同趣旨の内容を請求している。 はすみ氏は同月23日、ユーチューブ上の番組に出演し、この請求を受けたことを明
JR九州は7日、日豊線亀川駅(大分県別府市)で宿直勤務していた20代の男性駅員が寝坊したため改札口が開かず、乗客が同日の始発電車に乗れなかったと発表した。 同社大分支社によると、駅員が定刻通りに起床できなかったため、改札口のシャッターが開かず、亀川駅を始発とする午前5時48分発の電車(大分行/2両編成)が乗客を乗せずに発車した。…
トヨタ自動車の男性社員(当時28歳)が2017年に自殺したのは、上司のパワーハラスメントで適応障害を発症したのが原因だとして、豊田労働基準監督署(愛知県豊田市)が労災認定していたことが、関係者への取材で判明した。男性は、暴言などのパワハラを受けて休職後に職場復帰。ただ、復職後も同じ上司とすぐ近くの席にさせられたといい、遺族側は「トヨタ側の配慮が不十分だった」と訴えている。今後、損害賠償を求める方針だ。 認定は9月11日付。遺族側の代理人によると、東京大大学院を出た男性は15年4月に入社し、研修後の16年3月、本社(同市)の車両設計を担う部署に配属された。男性は直属の上司から頻繁に「ばか」「アホ」と叱責され、「死んだ方がいい」と言われたことも。同7月から休職し、適応障害と診断された。 10月に復職した後は、この上司と別のグループに移ったが、席は斜め向かいだったという。男性は「死にたい」と周囲
台風19号の影響で増水した多摩川。河川敷に住んでいたホームレスの人々に東京都世田谷区は事前に避難所を案内した=川崎市高津区で12日午後4時35分、小川昌宏撮影 台風19号に伴って開設した避難所で、東京都台東区は路上生活者など区内の住所を提示できない人を受け入れなかった。生活困窮者支援の専門家からは「究極の差別だ」などとの批判が上がる。東京都内では住所の区別なく受け入れた区もあり、「災害弱者」への意識の差が浮き彫りになった。【塩田彩、江畑佳明/統合デジタル取材センター】 断られた男性は外で傘を差してしのいだ 受け入れを断られた北海道出身の男性(64)は12日午前、支援団体の案内を受けて忍岡小の避難所を訪れたが、受付で北海道内の現住所を記載したところ、区の担当者から受け入れられないと言われたという。 男性は脳梗塞(こうそく)を患い、会話が不自由な状態だ。約1カ月前に上京し、路上生活を続けていた
人には「記憶の扉」が突然、開くことがある。コメディアンで俳優の大村崑さん(87)にとっては2016年5月、オバマ米大統領(当時)の広島訪問だった。 「オバマさんが被爆者と抱き合うシーンがテレビで報じられたでしょう? あの映像を見ていたら『忘れていた記憶』がよみがえってきたんです。正直に言うとあの映像を見るまでは、アメリカや米兵への恐怖心なんかがまだ残っていた。ところが、すっとその恐怖から解放されたんです」 現職の米大統領が初めて訪れた平和記念公園。オバマ氏は式典で「8月6日の記憶は決して消してはならない」と原爆の恐ろしさや戦争の愚かさを訴えた後、参列していた被爆者代表らに歩み寄り、抱擁を交わした。
自民党の萩生田光一幹事長代行は26日夜のインターネット番組で、憲法改正論議が停滞するのであれば、大島理森衆院議長を代える必要があるとの認識を示した。「今のメンバーでなかなか動かないとすれば、有力な方を議長に置き、改憲シフトを国会が行うのは極めて大事だ」と述べた。 衆院議長の交代は、衆院解散・総選挙後に… この記事は有料記事です。 残り98文字(全文250文字)
フォトジャーナリストの広河隆一氏(75)が月刊誌「DAYS JAPAN」編集部の女性スタッフに性行為や裸の写真撮影を強要したとされる問題で、広河氏によるパワハラやセクハラを毎日新聞の取材に証言した女性(ウェブ記事はこちら。紙面は1月20日朝刊社会面)が、毎日新聞に改めて実名で手記を寄せた。 この女性は英国在住で大学客員研究員の宮田知佳さん(31)。20代のころに正社員として編集部で働いた。手記のタイトルは「性犯罪の温床を作り出したデイズジャパンの労働環境」。編集部で過酷な長時間労働やハラスメントがまん延していた実態を詳述し、広河氏の性暴力が長年にわたり隠蔽(いんぺい)されてきた背景を分析している。実名公表の理由については「社会に埋没した自分でもなく、会社の単なる歯車でもない、個人としての『私』をもう一度取り戻したい」としている。 手記の全文は以下の通り。【宇多川はるか/統合デジタル取材セン
成田空港に到着し、笑顔を見せる安田純平さん=成田空港で2018年10月25日午後6時36分、梅村直承撮影 内戦下のシリアで武装勢力に拘束され、3年4カ月ぶりに解放されたフリージャーナリストの安田純平さん(44)が、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を中心に「自己責任論」の渦に巻き込まれている。「自ら紛争地域に入って拘束されたのだから自己責任」という批判だが、スポーツ選手やタレントも議論に参戦。著名人による賛否の発信が、さらなる話題となっている。 自己責任論は、2004年に日本人3人が、イラクで武装グループに拘束された際にわき起こった。安田さん自身も同年、イラクで拘束された際に「外務省が退避勧告を出していたのだから自己責任だ」との批判に見舞われたことがあった。
京都大による調査決定について意見を述べる「満州第731部隊軍医将校の学位授与の検証を京大に求める会」のメンバーら=京都市左京区の京都大で2018年9月26日、菅沼舞撮影 旧日本軍731部隊の軍医が京都帝国大に申請した学位論文が人体実験をもとにした可能性がある問題で、京都大は26日、調査を始めると明らかにした。 論文はペスト媒介能力の研究で、動物を使い実験したように記されていたが、研究者有志らの「満州第731部隊軍医将校の学位授与の検証を京大に求める会」が「人体実験を…
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