若者に人気のゲーム「ロボティクス・ノーツ」をきっかけに、ゲームの舞台となった種子島がゲーム愛好者の注目を集めている。“聖地巡礼”と称し、ゲームに登場する名所を訪れる観光客が急増。種子島観光協会は主要キャラクターを観光大使に任命し、地元業者も関連商品を次々に誕生させた。島の観光関係者は「ロケットに続く観光資源として、若者たちを島に呼び込みたい」と期待を膨らませている。(長野浩一) 「おじゃり申せ(いらっしゃいませ)、種子島!」 種子島の海の玄関口・西之表港(西之表市)では、港湾施設の壁面に描かれたゲームのキャラクターが観光客を出迎える。 ゲームは、2019年の種子島で高校生が宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))とともに巨大ロボットの製作に挑む内容。種子島宇宙センターや種子島中央高校などが登場する。ゲームソフトは昨年6月の発売以降、10万本以上を売り上げ、同10月にアニメ化された。 観