「立ち退きって、本当に急に来るんだな」というのが友人の感想です。都からA4のコピー用紙が一枚送られてきただけで、ほぼ退去は確定で覆すのが難しい状況でした。 住民は当然猛反対で、都の職員に抗議をしたり、周辺のアパートでは訴訟を起こしたりするケースもあったようです。 この時に友人が最も印象的だと言っていたのが、「そうは言ってもオリンピックがあるので…」という言葉。 「現実問題として、公共の福祉のために国をよりよくするため工事や立ち退きがおこなわれるのは納得できるけど、オリンピックのようなスポーツイベントに一般人が蔑ろにされるほどの価値はあるのか…」という友人の意見には、かなりクルものがありました。 例えば郊外から都市部への交通の弁が良くなり、それで多くの人が幸せになれるなら少数派は我慢できるのかもしれませんが、友人は「東京オリンピックを想定した霞が関周辺の交通整備のため」という、本当に立ち退き