ワイヤレスマウスを経由してPCを乗っ取るサイバー攻撃の手法を、IoTにおけるセキュリティ対策を手掛けるアメリカ企業Bastilleの研究者が発見しました。同社はこの手法を「マウスジャック」と命名。特設サイトを設け、警鐘を発しています。 マウスジャック特設サイト マウスジャックは、マウスやキーボードとPCをワイヤレスで接続する、ドングルを制御してPCに侵入する手法。実行者は100メートル圏内から、偽の無線信号でPCを操作できます。実行コストは低く、技術的にも容易とのこと。悪用されれば、マルウェアの侵入や、個人情報へのアクセスといった被害が発生してしまいます。 マウスジャックの仕組み(画像は特設サイトより) 同社はマウスジャックの悪用例を、再現ビデオとして公開。電話の着信やコーヒーの補充などでちょっと目を離した隙に、PCが外部から操作されてしまう危険を生々しく描いています。 この脅威に対し、多
ワイヤレスマウスやキーボードが乗っ取られ、遠隔から操作される――。こんな脆弱性が、マイクロソフトやロジテックなど大手7社が販売するワイヤレス製品で見つかった、と米セキュリティー企業が警告している。 この脆弱性を利用した攻撃を受けると、悪意のあるプログラムが無断でダウンロードされ、最悪の場合PC本体が乗っ取られてしまう。また、キーボードの入力内容が傍受され、パスワードなどの個人情報が抜き取られるケースも想定できるという。 100メートル離れた場所から「攻撃」可能 米ITセキュリティー企業のBastille Networksは2016年2月23日、複数メーカーのワイヤレスマウス・キーボードで、深刻な脆弱性が見つかったと発表した。第三者がマウスなどの入力操作を乗っ取る「マウスジャック」という攻撃を受ける可能性があるというのだ。 同社によると、攻撃は100メートルほど離れた場所から可能で、最悪の場
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