自民党総裁選(7日告示、20日投開票)に立候補する石破茂元幹事長は2日、立候補表明後初の街頭演説を高知市で行った。「もう一度、地方、中小企業、農林水産業に雇用と所得を取り戻し、新しい日本を作る」と訴え、「地方重視」の姿勢を強調した。 石破氏は、農産品などが並ぶ「日曜市」を練り歩いて握手を繰り返し、支持を訴えた。街頭で演説した石破氏は「全く違う日本がこれから先、待ち受けている。新しい日本を切り開くために、政治は国民にうそをついてはならない」と主張。その後の講演で「必ず勝利したい」と語った。 谷垣グループ幹部の中谷元・元防衛相が演説に同行し、記者団には「まじめに真実を述べ、これからの方向性を出している」と述べ、石破氏の推薦人となる考えを明らかにした。グループではなく、個人での支持という。 演説に先立ち、石破氏は「ライオン宰相」と呼ばれた浜口雄幸の記念館を訪問。浜口は厳しい行財政改革を断行し、海