「申し訳ありません、システムが全てダウンしました。復旧時刻は未定です」 システムの責任を持つIT部門も、ユーザーも、このようなメッセージを見たいとは思わない。たとえIT部門のコントロールが及ばない要素が原因だったとしても、「申し訳ありません」と言うだけではシステム障害に対する十分な謝罪にはならない。 適切な「謝罪」を構成する3要素とは IT部門とユーザーとの生産的なコミュニケーションは、単刀直入で明快なメッセージから始まる。ユーザーに対してIT部門がシステム障害のことをどう伝えるにしても、うまく謝るにはこつがある。IT部門がシステム障害について謝罪しながら、ユーザーと建設的に対話をするには、どうすればいいのだろうか。 「ご不便をおかけすることを謝罪します」という言葉は過剰に使われて何の意味も持たなくなった。IT部門がユーザーにシステム障害を伝えるメッセージの最後に、この言葉を付け足したとし