記憶に残る勉強、付箋が助けます――。神戸市在住の女子高校生(16)が、学んだ内容が頭に残る復習のタイミングを知らせる付箋を考案した。付箋は今春、特許を取って商品化され、高校生は「効率良く勉強するのに役立ててほしい」と話している。 付箋には上から、学習した日の「翌日」「1週間後」「4週間後」の三つの日付が記されている。例えば、2日に学んだ内容は、参考書の該当ページに「3」「9」「30」日と書かれた付箋を貼り付ける。復習した日付を切り取れば、次に復習する日が一目で分かる。 高校生が付箋を考えたのは、中学受験で使用した問題集の中で、ドイツの心理学者エビングハウスが提唱した「忘却曲線」を知ったことだった。人の記憶は時間の経過で薄れるというもので、問題集ではこの理論を活用して復習すれば、薄れる度合いが減り、定着しやすくなるとしていた。 学習内容を挟んだファイルを1か月の日数に合わせて31個作り、理論