コンテンツの2種類の構成大量ページのコンテンツを作る方法を解説する前に、まずコンテンツの種類と構成について触れてきましょう。 コンテンツには「連続性」のものと、「並列性」のものがあります。前者は、連続ドラマのように前回を見ないと今回の内容がわからないというものです。後者は、1回完結のドラマのように、その回、その回で起承転結があって満足できるように作られたものです。 また、コンテンツは、一般的に1つの「目次(扉ページ)」と複数の「本文ページ」から成り立っています。 連続性コンテンツとは? 上図が連続性コンテンツです。1つ1つのコンテンツに連続性があり、毎回いいところで終わって次回予告をするという形になるので、リピーターを獲得するのに効果的です。ホームページでは、インタビューや事例記事などのノウハウ型コンテンツで多い形式です。 多くの場合、最初に目次構成を考えて1回長い文章を書き、それを分けて
今日は、Webフォントの話題を。日本語Webフォントは、「使いたい、でも重くなるからちょっと」という人が多いと思います。でも、グーグルがクラウド上でWebフォントを提供し始めたことで……。 グーグルが日本語のWebフォントをクラウドで提供開始グーグルが日本語のWebフォントを提供し始めていました。実は、2014年7月からあったらしいのですが、私はつい最近になって知りました。 その名も、「Noto Sans Japanese」。このページの表示も、「Noto Sans Japanese」にしてあります。 Noto Sans Japaneseは、6934文字に削減したサブセット版が提供されており、ウェイト(太さ)が7バリエーション。1ウェイトあたり約4.5Mバイトほどのサイズです。 使い方を簡単に説明すると、CSSで定義ファイルを読み込み、 <style> @import url(http:/
「Webサイトを制作してください」とWeb担当者は言うけれどお客さまの問題を解決する情報がないのであれば、どんな「コンテンツ」があっても、Webサイトとしては機能していないと言っていい。 コンテンツという言葉の意味を、ここでは「情報」と定義する。 情報には、商品やサービスの基本説明のような基本情報と、お客さまの問題を解決するためのソリューション情報まで、さまざまな情報が存在する。 ここで問題にする情報とは、基本情報ではなくソリューション情報のほうだ。 基本情報でさえしっかりしていないWebサイトは論外としても、それ以外の情報がないWebサイトが多く存在していることは問題だ。 私は20年来、「Webサイトはお客さまの問題解決ツールであり、お客さまは目的をもってWebサイトに訪れるのだ」とクライアントに話してきた。 だから、お客さまの問題を解決する情報がないのであれば、Webサイトとしては機能
下のような質問をしたこと、あるいはされた経験がないだろうか? 日本語ドメインは有利なんでしょうか?相互リンクは本当に効果がないのでしょうか?文字数を多くするよりページを多くしたほうがいいのでしょうか?無料ブログからの被リンクには本当に効果がないんでしょうか?更新頻度を上げるためにちょっとだけでも更新したほうがいいのでしょうか?ピックアップした記事では「どれもくだらない質問だ」としたうえで、なぜくだらないのかの理由を次のように述べている。 検索エンジンの目指している本質から目をそむけているからだ 検索エンジンはユーザーが見て有用なページを上位表示させるように日々改善されている。 なので、SEOについての質問とはGoogleが考えるところの有用なページとはどのようなものなのか? を考えることがまずは大原則である。 そして、そこから答えを導き出すことが未来にわたって通用するSEOである。 ところ
今日は、サイトにツイート一覧を貼り付けている人向けのお知らせです。というのも、Twitterが提供しているツイート一覧をサイトに掲載する仕組みが3月には使えなくなってしまうのです。 Twitterは、標準のサイト貼り付け用ツイート一覧ボックス(「Join the conversation」と表示されるやつ、ウィジェット)の提供を近いうちに終了することを発表しました(代替手段については後述)。 「 "Join the conversation” ウィジェット」提供終了のお知らせ(Twitterブログ) Twitterの新しいAPI(プログラムによるツイートデータ取得の仕組み)への移行によるものです。この「Join the conversation」ウィジェットは古いAPIを使っているため、新APIへの切り替えにともなって使えなくなるのです。 正式な提供終了時期は確定していませんが、完全に終了
1~2日の間ウェブサーバーをオフラインにしたいのだけれど、検索結果から消えたりランキングがさがったりといったようなSEOへの悪影響が出やしないか心配だ。 上のような質問がWebmasterWorldに投稿されたところ、さまざまなコメントが付いた。 8時間の中断だったらまったく問題なかった。 3か月間オフラインにしたら完全に検索結果から消滅し、復帰後も被リンクなどそれまでの評価をすべて失ったように感じられた。 オフラインにしたことでランキングが若干下がったことがある。元に戻るのに普通は2~3週間かかる。 2~3日だったら大丈夫だろう。ただしGooglebotのクロール頻度や静的か動的かなどサイトのタイプにもよる。 48時間がぎりぎりのラインだと思う。 トラブルのため2日半サーバーを停止したが、503を返すようにしたので目立った影響はなかった。 最後のコメントにあるように、メインテナンスやトラ
基調講演に登壇したのは、SEM専業代理店アイレップなどを経て独立し、フリーランスのSEOコンサルタントとして活躍する辻正浩氏だ。現在は大規模サイトや中小ECサイトなど数十サイトをサポートし、ハウツーサイトとして急成長している「nanapi」のSEOを手がけていることでも知られている。 新規の仕事は引き受けていないので、きょうはSEO業界の現状を、完全にポジショントークなしでお話しします。どうか空気を読んだシェアをお願いします。 このように切り出した辻氏の講演を、本レポートでは全力でシェアしていきたい。 辻氏はまず、SEO会社には、大別して「ホワイトハットSEO」「ブラックハットSEO」の2種類があることを説明した。ご存じの方が多いだろうが、あらためて紹介すると次の通りだ。 ホワイトハットSEO 検索エンジンのガイドラインに従って、Webサイトを正しく評価させるSEO手法ブラックハットSEO
※2012-04-07 セキュリティ面の問題に関して追記しました。 今日は、ウェブページの入力フォームでユーザーが楽にしかも正確に入力できるようにできる(可能性を秘めた)、新しいHTMLの仕様についての情報を。autocomplete属性に関する新しい仕様です。 グーグルは、入力フォームに自動入力する仕組みに関して、新しい仕様を提案しました。HTMLの仕様を拡張することで、ブラウザでフォームに自動入力する仕組みを使いやすくするものです。 これがうまく動作すると、フォーム入力が非常に楽になり、ミスもほぼなくなります。 どれぐらいすごいかというと、ちゃんと設定したブラウザを使うと、フォームで3クリックするだけで、一般的な項目が一気に入力されるのです。 たとえば、この状態から、 名前や住所などの標準的な項目が、一気に自動入力されます。 どうでしょう。こうした機能をサイトに設けられたら、フォームの
モニタリングダッシュボードの設定について取り上げた投稿やチュートリアルは、いくらでもある。好みは人それぞれだが、僕が気に入っているのは、マーティ・ワイントローブ氏がaimClearのブログに投稿した「評判管理用モニタリングダッシュボードの作り方」という記事で紹介されているものだ。 モニタリングを扱う新しいサービスは、Scout LabsやTrackurなど数か月ごとに続々と登場していて、その多くが非常に優れている。しかし場合によっては、これらの製品を使うのは、スーパーに牛乳を買いに行くためにフェラーリを運転していくのと同様のことがある。つまり、するべき作業と比較してパワーがありすぎ、不要な労力がかかってしまう。当面の必要性に適した、手早く簡単なソリューションだけあればいいという場合もあるんだ。そんな時に僕が使っている方法を紹介しよう。 大企業の会計責任者とか、個人事業の責任者なら、繰り返し
今日は、Googleがリリースした日本語入力システム「Google日本語入力」(Google IME)を、SEOやキーワード広告に役立てる方法を解説します。既存の日本語入力システムとは違う情報を元に作られたこのシステムだからこそ実現する使い方です。 Web担をずっと見ている人なら、SEOでもキーワード広告でもキーワードの調査と選定が何よりも大切だということは理解しているでしょう。SEOならどのキーワードで上位表示させるか、キーワード広告ならどのキーワードを買うかですね。 Google日本語入力は、そのキーワード調査に使えるのです。 改めて解説しておくと、Google日本語入力とは、いまはWindowsとMac向けだけに提供されている日本語入力/変換用のプログラム。MS IMEやATOKと同様のプログラムですね。グーグルのほとんどのサービスはブラウザから使うものですが、Google日本語入力
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