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  • 『兵士デカルト』その3 - Arisanのノート

    第三章のある部分で、著者は「神は欺かない」と論じるデカルトの考えから帰結することとして、三つのことをあげている。 第一に、神の観点からは、「過つ能力」なるものは存在しないことになる。(中略)デカルトは戦争において過つという活動を為したわけではないのである。例えば人間を殺すことは人間にとっては罪や悪を為すことであるが、神にとっては、人間を分割する活動や人間に物体を挿入する活動である。よって、過つ能力、罪や悪を犯す能力は存在しない。第二に、神の観点からは、欠陥・障害・怪物なども存在しないことになる。(中略)ある個体が種の性に照らして怪物と評価されることがある。しかし神は、種の性を理念として、個体を存在させているわけではないし、そもそも種の性なるものは人間によって作為された観念にすぎない。よって欠陥や障害はいかなる意味においても過ちではないし、いかに異常に見える個体についても、神はそれを肯

    『兵士デカルト』その3 - Arisanのノート
    Sucker
    Sucker 2009/11/06
    "だが、苦難の経験の後に、制度や規範を作り続けようとした人たちのなかにも、その「祈り」はあったはずだと思う。"
  • 『私が見た、「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』 - Arisanのノート

    私が見た、「韓国歴史ドラマ」の舞台と今 作者: 蓮池薫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/03/19メディア: 単行購入: 6人 クリック: 88回この商品を含むブログ (5件) を見る 書は、以下のようなエピソードから書き始められている。 70歳代半ばのうちの母も、たまに韓国ドラマを観ているようで、首をかしげながら私に質問してくる。 「韓国では、どうして酒を飲むとき横を向くんだい」 「女が座るときは、どうして片膝を立てるんだい」 日人の習慣と違うのがどうも納得いかない様子だ。 「韓国だからといっていつも酒を飲むときに横を向くわけじゃない。これは儒教の教えに従って、父をはじめ目上の人を尊敬するという意味から、面と向かっては酒を飲めない。杯の底を見せないように横を向いて一気に飲み干してしまう。それが目下の人間の酒の飲み方なんだよ」 「オンドルという床暖房が普及した韓国では、お

    『私が見た、「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』 - Arisanのノート
    Sucker
    Sucker 2009/04/22
    蓮池薫さんが獲得せざるを得なかった「ユーモア」について。
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