2007年1月17日 アップルコンピュータの社名からコンピュータが取れて“アップル”になったからといって、コンピューターの時代が終わったのではない。コンシューマエレクトロニクスが、どんどんコンピューターになっている時代とも言えるからだ。その象徴が『iPhone』だろう。 「iPhoneを見なきゃ」と会場に飛び込むと、人々が透明ケースを囲んでいたからすぐに分かった。デモ画面を表示中のiPhoneが、ゆっくり360度回転している。想像していたよりもずっと画面がきれいでキビキビと動いていて、ポケットに入る新しいメディアが登場したという印象だ。高機能携帯は“スマートフォン”というジャンルでくくられているが、むしろ“メディアフォン”と呼ぶほうが似合っていると思う。 高機能携帯のプラットフォームでは、今、熾烈なシェア争いが繰り広げられている。シンビアン(Symbian OS)とLinuxが分け合う中