星海社ウェブサイト『最前線』において6月中旬の開始を予定している大塚英志氏の新連載『角川歴彦とメディアミックスの時代』の公開に先駆けまして、大塚氏から緊急寄稿がありましたので急ぎ僕のブログを通じて公開いたします。タイトルは「企業に管理される快適なポストモダンのためのエッセイ」。 先日発表されたKADOKAWA・DWANGOの誕生が放つ巨大な重力から逃れて生きることは、ライトノベル、漫画、アニメ、ゲーム、ネットなどのただ中で生きている僕たちにとってはほぼ不可能な状況になることでしょう。だからこそ、僕たちはたった今、個人個人が真剣にこのKADOKAWA・DWANGOの合併劇について考えるべきなのではないでしょうか。そういった意味で、この緊急寄稿は必読のテキストであると考えます。 また、新連載『角川歴彦とメディアミックスの時代』では、「メディアミックス」の誕生の原点とされる80年代史と角川源義、
Peter Lamarque, "The Death of the Author: An Analytical Autopsy," British Journal Of Aesthetics, 40:4(1990), pp. 319-31. Aesthetics and the Philosophy of Art: The Analytic Tradition: An Anthology, ed. Peter Lamarque, Stein Haugom Olsen(Blackwell, 2003), pp. 433-41. Aesthetics and the Philosophy of Art: The Analytic Tradition: An Anthology (Blackwell Philosophy Anthologies) ラマルク「作者の死 - 分析的検死」という論文を
bijutsu.co.jp へアクセスいただきありがとうございます。 bijutsu.co.jp ドメインは現在、株式会社 美術出版エデュケーショナルが所有しております。 かつて存在した美術出版グループの情報については以下をご覧ください。 旧・美術出版ホールディングス 株式会社 美術出版ホールディングスは、現在は活動しておりません。 旧・美術出版社 株式会社 美術出版社は現在、カルチュア・コンビニエンス・クラブ 株式会社のグループ会社として活動しております。詳しい情報は株式会社美術出版社のウェブサイトをご覧ください。 旧・美術出版ネットワークス 株式会社 美術出版ネットワークスは一部事業を株式会社 D2Cソリューションズへ譲渡し、現在は活動を休止しております。 旧・美術出版サービスセンター 2016年9月1日より株式会社 美術出版エデュケーショナルに商号を変更いたしました。旧美術出版グルー
このブログのタイトルは、政治(Politics)、経済学(Economics)、そしてSF(Science Fiction)という、おれの興味のある分野のそれぞれの頭文字から取ってるのですが、残念ながらプロフィールにも書いたように、これまでSFについて書くことはあまりありませんでした。それなのに、ついに経済学とSFタグを同時に使える日が来ようとは!クルーグマン、ありがとう! というわけで、またまたクルーグマンの論文、それも彼の専門の貿易分野についてのものです。かなり前から訳そう訳そうと思っていながらぐずぐずしていたのですが、もうそろそろ忙しくなりそうなのでその前に訳してすっきりしておくことにしました。そもそもこれを訳そうと思ったのはこれが国際貿易ではなくて恒星系間、つまり異なる太陽系間での貿易についての論文だからです。この手のものではアシモフのチオチモリンが有名ですが、論文の形式についてだ
ヒサミチ 「好きになった」はインターネットの大道芸収集サイト 風に散らばるチラシやビデオ、イイ話を集めています *自作音源 *旧「好きになった」 *好きになった」がおすすめしたい *はてなブックマーク *Twitter *Translation in ENGLISH 詳細プロフィールを表示 1975年4月19日午後1時、東京都杉並区阿佐ヶ谷の町は、天井桟敷による市街劇の舞台と化した。 同時かつ連続的に演じられる18の演劇。演ずるのは、天井桟敷の俳優であったり、阿佐ヶ谷に住む人々であったり、または全国から一枚の地図を持って訪れた人々であった。 「観客ごとバスで引っ越す変なお芝居」(中日新聞) 「何事かと路上でバスを止めた、役者、観客約五十人がパトカーと時ならぬ街頭演劇」(朝日新聞) 「夜の神宮外苑で芝居がエスカレート、大暴れ、殺到するアベックの苦情に警察カンカン」(内外タイムス) 「ハイジャ
論文全文 ルイス・キャロルのパラドックスから何を学びうるか What Can We Learn from Lewis Carroll's Paradox? 伊佐敷 隆弘 Abstract Lewis Carroll created an interesting paradox about logic in his paper titled "What the Tortoise said to Achilles." This paradox raises the following question: Where can we get the meaning of the principle of inference? (The principle of inference is "If p⊃q and p are true, you can assert q.") By inve
関連ページは、「法と文学」参照。 Susumu Hirano Professor of Law, Faculty of Policy Studies, Chuo University (Tokyo, JAPAN) Member of the New York State Bar (The United States of America) Copyright (c) 2004-2005 by Susumu Hirano. All rights reserved. 但し作成者(平野晋)の氏名&出典を明示して使用することは許諾します。 もっとも何時にても作成者の裁量によって許諾を撤回することができます。 当サイトは「法と文学」(law and literature)の研究および教育用サイトです。 〈ブリーフ〉 「弁護士とは,1万字にも達する書類を書きながら,それを〝ブリーフ〟と言う人である。」
この記事の目次 外観 装丁や文体(?)に関して 全体要約 本書の全体について 「メタリアルフィクションの誕生」との比較 本書のもとになった連載記事との比較。特に、削除されてしまった柄谷行人に関する議論について 大塚英志 本書と大塚英志の関係 コミュニケーション 本書と宮台真司の関係 自然主義的読解と環境分析的読解あるいはポップ文学とメタリアルフィクション 本書と仲俣暁生の関係、並びに阿部和重を環境分析的読解する試み メタ物語的な詐術とセカイ系と青春小説 「オタク」の生を肯定するか否か、あるいはポストモダンの実存文学としてのメタリアル青春小説?? 自分の考えとの接合 個人的なメモに近いが、自分の理論と本書の関係 「限界小説書評」「小説の環境」 本書に関係する、若手の評論の紹介 外観 本書の内容について入る前に、いくつか。 講談社現代新書はリニューアルに伴って明らかに装丁が悪くなったが、本書の
テンプル騎士団(The Knights Templar) その1 著者:John H. Crowe, III 日本語翻訳:TRAM この記事は、実世界における本物の秘密結社や秘密組織について扱うシリーズ記事の第一弾です。彼らの歴史を徹底的に調査することで組織に光をあて、そしてその組織が何ゆえ存在し、何を行ってきたのかを明らかにすることが本記事の主眼です。本記事で扱うテンプル騎士団を含めたこういった集団組織は、「クトゥルフの呼び声」世界に登場する組織のモデルとすることができます。キャンペーンに真実味を加えるために秘密結社を作りむ上でも、本記事は有用だとそう思われる読者もいることでしょう。 イントロダクション 第一回十字軍の余波により、キリスト教ヨーロッパ社会には新しい概念――武装修道会(Military Order)――が導入された。3つの武装修道会が12世紀に現われ、
京都大学人文科学研究所共同研究 「虚構と擬制――総合的フィクション研究の試み」 (班長:大浦康介/2005年4月〜2009年3月) 本研究は、従来文学、哲学、論理学、法学などの分野で行なわれてきたフィクションの研究を相互に関係づけるとともに、美術や音楽、歴史学、 人類学、自然科学などの諸学問における同種の概念の有効性を検討し、あわせて総合フィクション学(General Fictology)とでも呼ぶべきディシプリンの構築をめざすものである。 文学における虚構(小説、演劇)、映画やテレビドラマ、種々のゲームや子供の「ごっこ」遊び、様相論理学があつかう可能世界、民法などでいう擬制、歴史記述の物語性と「うそ」、宗教儀礼の仮構性、自然科学の真理探求における作業仮説やメタファー―――それらの共通点と違いはなにか、またそれらを貫くフィクション概念の定立は可能か。 4年の期間内に、先行研究の整理
ゾンビは論理的可能性ですらないか? ------チャルマーズに対するpros and cons------ 柴田正良(金沢大学) チャルマーズの性質二元論は、物理主義に対立するテーゼとして提出されている。通常、科学者(とくに物理学者?)は、よほど問いつめられた場合以外には物理主義者とはならないだろうと思われる。確信犯的な(?)実体二元論者を除くと、彼らがおしなべて存在論に無頓着であるのは、想像のかなたの可能世界で何が起きようとも自分の目下の研究に差し迫った影響はない、という理由からであろうか。しかし、われわれ哲学者でも、物理主義のギリギリのラインがどこに引かれるべきかに関しては完全な一致に達しているわけではない。その意味でチャルマーズの物理主義反駁は、どこまでが物理主義の主張なのかということの自覚をわれわれに
スコラ哲学と普遍論争 『キリスト教の歴史』小田垣雅也著 講談社学術文庫 2 中世初期の経過 (第3章 中世初期) 中世とは、キリスト教史的に言えばギリシア・ローマ的キリスト教からローマ・ゲルマン的キリスト教に移ったということである。思想史的には教父神学からスコラ神学への移行である。また教会史的に言えば、厳密な意味での教皇権が確立されたということである。教皇グレゴリウス1世は教皇(Papa)という称号をローマの司教にのみ限り、教皇のみがペトロに由来する使徒的伝承を保持するとした。そしてこの権威は他の司教たちのみならず、帝権にも優越する。ユスティニアヌス大帝の「皇帝教皇主義」に対立した「教皇皇帝主義」である。このような主張がなされ得る背後には、修道院の発展という事情もあった。修道院の起源は四世紀のエジプトであるが、西方ではベネディクトゥス(480頃-543頃)が始めた修道院が有名で、要す
『Documentary Box』は、世界のドキュメンタリー映画製作に関する情報や批評を中心とする、本映画祭で発行している機関誌で、1992年9月より2007年10月まで、28号発行されました。 ご購入につきましては、オーダーフォームを印刷の上ご注文ください。 Contents Documentary Box #28(2007年10月7日) 山形映画祭はなぜNPO法人になったのか? 宮沢啓 | ひとつの時代の終わり 矢野和之 | アジアにとってのヤマガタ 藤岡朝子 | 「Why Not?」と「やりすぎ」――山形の流儀 阿部マーク・ノーネス | 学びの場としての『Documentary Box』:政府とアカデミズムを超えた映画祭 アーロン・ジェロー | 文化としての映画祭 村山匡一郎 | 映画祭の育て方 山本アン | 映画祭を広める 浅川志保 | 映画祭の記憶 山口敦 | 最終号のおわりに
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