1968年大会の表彰台で黒人差別に抗議し拳を高く掲げる「ブラック・パワー・サリュート」を行ったトミー・スミス氏とジョン・カーロス氏。IOCへの公開書簡に署名した/Bettmann Archive (CNN) 150を超えるアスリートやスポーツ団体、人権および社会正義の専門家は24日までに、表彰台などで抗議を行う「基本的人権」を選手に認めるよう国際オリンピック委員会(IOC)に求める公開書簡に署名した。 書簡はIOCに対し、抗議行動をした選手への処分を「控える」よう求める内容。署名者には米女子ハンマー投げのグウェン・ベリー選手や、表彰台で拳を突き上げたことで有名な1968年大会のメダリストのトミー・スミス氏やジョン・カーロス氏が含まれる。 書簡では、選手による五輪関係の場所での抗議行動を禁止した五輪憲章第50条の廃止を求めている。 IOCは4月、10カ月に及んだ検討作業を完了し、50条の維持