日本語[編集] 成句[編集] 毛(け)を吹(ふ)いて疵(きず)を求(もと)む 毛を吹き分けて隠れた疵(きず)を探すように、殊更に他人の欠点を見付けようとする。 私はそこへ詣(おまい)りに行きたいのですけれども、そこへ行きますと例の関所がありますので、関所の役人など(〔たち〕)に逢うたり、あるいは山都の中にはどうせ猜疑心の深い商人(あきんど)も居るであろう。毛を吹いて疵を求めるも要(い)らぬ事だと思ってそこには行かないことにしました。(河口慧海 『チベット旅行記』) 殊更に他人の欠点を見付けようとして、かえって己の欠点を露呈してしまう。 関連語[編集] 吹毛 由来[編集] 漢語成句「吹毛求疵」の訓読、出典は『韓非子』大体。 【白文】 不吹毛而求小疵、不洗垢而察難知 【訓読文】 毛を吹きて小疵を求めず、垢を洗ひて知り難きを察せず 【口語訳】 毛を吹き分けて隠れた小さな疵を探すようなこともせず、