製粉最大手の「日清製粉」は、輸入小麦の政府の売り渡し価格が引き上げられることなどを理由に、ことし6月からパンなどに使われる業務用の小麦粉を値上げすることになりました。 日清製粉が業務用の小麦粉を値上げするのはおととし12月以来、およそ1年半ぶりですが、今回の値上げの理由については、政府が来月から輸入小麦の売り渡し価格を平均で3%引き上げることや、電気料金などのコストが上昇しているためとしています。 業務用の小麦粉ではこのほか、「日本製粉」や「昭和産業」などの製粉会社でも値上げを検討しています。 食品を巡っては、来月以降も牛乳や食用油などの値上げが予定されていて、当面、身近な食品の値上げの動きが続きそうです。