【香港=藤本欣也】中国共産党などへの抗議活動が続く香港で22日、新疆ウイグル自治区のウイグル族住民らが中国当局に人権を著しく侵害されているとして、ウイグル族への連帯と支援を呼び掛ける集会が行われた。集まった数千人の参加者らは「香港でも自由が侵されている」と中国を糾弾、「香港の新疆化を許してはならない」などと訴えた。 同自治区では「テロ対策」と称して、多数のウイグル族らイスラム系住民が監視下に置かれ、再教育施設に収容されている。中国への抵抗運動を続ける香港でも、同様のことが起きかねないとの懸念が強い。 この日の集会では「今日の新疆は明日の香港だ!」などのプラカードが掲げられ、ウイグル族への連帯を表明するとともに、人権や自由を侵害する中国当局を非難する声が相次いだ。ウイグル独立派が主張する「東トルキスタン」の旗を振る参加者も多かった。 集会に参加した50代の女性は「香港には集会の自由があるはず