大谷翔平、ドジャース入団の決め手は「ここでプレーしたい気持ちに素直に従った結果」「何球団というのは僕の口からは差し控えさせていただきたい」
日本のメダリストを対象にしたドーピングに関する初めての調査で、多くの選手がドーピングをしない理由として、「武士道」の精神を挙げていることが分かりました。 その結果、「ドーピングをしない理由」について、多くのメダリストが親や指導者から「ズルはしない」や「勝ち負けより一生懸命に頑張ることが大事」といった教えを受けたことを挙げました。また、「根底に武士道のような信念を持っている」といった回答も多く、「武士道」につながる日本のフェアプレーの精神が大きな要因になっているとみられます。研究グループは、「古来からの武士道の精神が生きているという興味深い結果だった。2020年東京大会に向けて、反ドーピング教育の重要性を世界に広めていくための基礎的な研究になると思う」と話しています。 今回の研究成果は、来月、学術雑誌の「スポーツ産業学研究」に掲載される予定です。
有馬孝尚(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 教授) 松田康弘(東京大学物性研究所 准教授) 豊田新悟(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻博士後期課程2年) ◆メタホウ酸銅(注1)という物質が、ある方向に進む赤外光に対して透明なのに対して、逆方向に進む同じ波長の光に対して不透明であるという現象を発見した。 ◆これまで、いかなる物質でも、このような一方向透明現象が観測された例はなかった。 ◆今回発見された一方向透明現象は低温強磁場下での現象であるが、今後、室温で実現すれば、光学素子への応用が期待される。 東京大学大学院新領域創成科学研究科の豊田新悟大学院生らは、東京大学物性研究所、東北大学金属材料研究所と共同で、メタホウ酸銅という青色の結晶が、ある向きに進む赤外光に対して透明なのに対して、逆向きに進む同じ波長の光に対して不透明であることを発見しました。 通常、ある波長をも
硫化水素に超高圧をかけるとセ氏零下70度で電気抵抗がゼロの超伝導状態になることをドイツの研究チームが発見し、大阪大学などと共同で、この状態にある硫化水素の結晶構造を突き止めた。 ドライアイス(零下約80度)で冷やせる温度で、従来、超伝導が起きる温度の最高記録だった零下約110度を約20年ぶりに大幅に更新したことになる。超伝導はMRI(磁気共鳴断層撮影)やリニアモーターカーに使われる強力な電磁石などに役立つ。今回の発見は超高圧が必要ですぐに実用化はできないが、高温超伝導の研究を大きく進める成果だ。 硫化水素は硫黄と水素の化合物。温泉などに含まれ、低濃度のガスだと腐った卵のような臭いがするが超高圧をかけると金属の状態になる。ドイツのマックスプランク研究所などが今年8月、約150万気圧をかけると零下70度で超伝導状態になったと、英科学誌ネイチャーに報告した。 一方、阪大基礎工学研究科の清… この
このほど発表された研究によると、太陽系から最も近い太陽系外惑星として話題になったケンタウルス座α星Bbは実際には存在せず、観測データ上にのみあらわれた「幽霊」だったことが明らかになった(ナショナルジオグラフィック)。 ケンタウルス座α星Bbはドップラー法という手法によって発見されたが、データがまばらだったために誤って「存在しない惑星を出現させてしまった」という。 2012年にこの惑星の存在が報告されたときには、推定質量が地球程度だったこともあり、画期的な発見と評された。ケンタウルス座α星系は、地球からの距離がわずか4.3光年で、『アバター』や『トランスフォーマー』などのSF作品の登場するキャラクターの故郷に設定されている。
SCIENCE CHANNELは、Science Portal・Science Window と統合し、 新たな科学情報サイトとして生まれ変わりました。
千葉県で確認された約77万年前の地層が、「地質年代」の境界として国際標準模式地になる可能性があるという(読売新聞)。 地球は歴史上、何度も地磁気の極が入れ替わっているが、地元の研究者らが研究を進めた結果、養老渓谷近くにある市原市田淵の地層が磁場逆転を示す境になっていることが判明した。ただし、千葉県以外にも2か所の候補地が挙がっているため確定ではない。 もしこの地層が来年の国際会議で国際標準模式地に選定されれば、その表面に国内初となるゴールデンスパイクが打ちこまれ、258万年前から現在までの「第四紀」のうち「新生代第四紀更新世中期」が「千葉期(チバシアン)」と名付けられるという。
1.概要 海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)海洋生命理工学研究開発センターの出口茂研究開発センター長らは、深海熱水噴出孔に見られる高温・高圧の水環境で起こる物理・化学現象を直接観察できる高解像度光学顕微鏡を用いて、250気圧の高圧下でエビやカニなどの甲殻類に含まれる多糖の一種「キチン」が400℃近い高温・高圧水中で分解される様子を観察することに成功しました。さらに、キチンを主成分とした細胞壁をもつエノキの細胞の構造が、200℃以上で煮崩れ始め、最終的に400℃近辺で完全に分解される様子を観察することにも成功しました。 キチンはセルロースに次いで世界で豊富に存在するバイオマス(※1)とされ、その有効活用が期待されています。一方、同じく高温・高圧の環境である深海の熱水噴出域にもハオリムシやゴエモンコシオリエビなどキチン質からなる深海生物が生息していることが知られています。JAMSTEC海洋生
ヒトの皮膚の細胞を特定の化合物と一緒に培養することで神経の細胞に変化させることに成功したと京都府立医科大学のグループが発表しました。遺伝子を導入しないで細胞を変化させたのは、世界で初めてだということです。 グループでは、ヒトの皮膚の細胞を特定の酵素の働きを阻害するものなど合わせて6種類の化合物と一緒に培養しました。 その結果、3週間ほどで皮膚の細胞の80%以上を神経の細胞に変化させることに成功したということです。遺伝子を入れることなしに皮膚の細胞をほかの細胞に変化させたのは、世界で初めてだということで、グループでは医療に応用するうえでがん化のリスクが少ないのがメリットだとしています。 戴講師は「今後、動物実験などを行って安全性などを確かめ、できるだけ早く病気の治療に応用したい」と話しています。
堺雅人さん発達障害説?! 4月15日(水)22時にスタートするドラマ『Dr.倫太郎』で、主役の精神科医を演じる堺雅人さんが「左右の区別がつかないこと」と「計算が苦手なこと」を告白しています。 「堺雅人さんも当事者では?」と私の周囲の発達障害クラスタが勝手に色めきだっています。 堺によると、右と左は「今でもわからなくなっちゃう」とのこと。例えば車の運転をしているときに「そこ右に行ってね」と言われるとダメだが、「こっち行ってね」と指で指示されれば分かるという。 ...(略)... また、「計算が全然できない」ことも告白。足し算、引き算ができず、かつてドーナツ屋のバイトでレジを任されていたときは多めにおつりを渡していたようで、〆のときに1,000円単位で数字が異なっていたこともあったそうだ。 news.livedoor.com 左右盲(left and right confusion)に関する学
「STAP細胞」の研究で不正があったと認定され、昨年12月に理化学研究所を退職した小保方晴子元研究員の弁護団が、NHKに対して「偏向に満ちた報道がなされた」と抗議する声明文を送ったことが4月6日、わかった。弁護団の三木秀夫弁護士が同日、内容証明郵便で発送したという。 声明文は、今年3月のNHKの報道を問題にしており、「事実を正確に報道しないことによって誤った印象を流布したものであり、許容できるものではない」と非難している。 また、理研にも同様の抗議文を送り、非公開のはずの調査委員会のヒアリング内容が報じられた点について「情報管理のあり方に対し強く抗議をする」と記している。 ●「事実を正確に報道しないことによって誤った印象を流布した」 抗議声明によると、小保方氏の弁護団が問題視しているのは、NHKが今年3月20日にテレビ等でおこなった報道と、3月24日にウェブサイト「NHK NEWS WEB
頭を何度も強く打つと、脳容量が小さくなり、処理速度が遅くなることが分かった。 ボクサーと総合格闘家を対象に検証した結果だ。 米国クリーブランド・クリニックを中心とした研究グループが、ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディシン誌で2015年1月30日に報告している。 131人を4年間調べる 研究グループは、総合格闘技の選手131人、ボクサー93人、合計224人のプロ格闘家を対象として、脳を何度も打つことの影響を検証した。 被験者は18歳から44歳で、半数は高校を卒業しておらず、半数は大学レベルの学力だった。プロ格闘家としての経歴は0年から24年で、平均4年。プロでの試合数は0回から101回で、1年あたりの平均は10回だった。 被験者は試験開始時とその後の4年間、毎年、MRIで脳容量を量った。知力を評価するため、言語記憶、処理速度、細かい動作の能力、反応時間の試験も行った。ま
理化学研究所は、平成26年3月31日及び12月25日に、それぞれ「研究論文の疑義に関する調査委員会」及び「研究論文に関する調査委員会」により研究不正行為が認定された案件について、下記のとおり処分の決定等を行いましたので、お知らせします。 記 職員について、本日付けで次のとおり懲戒処分等を行いました。 竹市雅俊 元 発生・再生科学総合研究センター長、センター長戦略プログラム長(兼務) (現 多細胞システム形成研究センター 特別顧問) ・・・任期制職員就業規程第50条に定める譴責 これを受けて、竹市雅俊は、給与の10分の1(3ヶ月)の自主返納を行うこととしました。 丹羽仁史 元 発生・再生科学総合研究センター 多能性幹細胞研究プロジェクトリーダー (現 多細胞システム形成研究センター 多能性幹細胞研究チームリーダー) ・・・文書による厳重注意 なお、本案件に係る小保方晴子元職員及び若山照彦元職
「青木薫のサイエンス通信」久々の番外編です。今回取り上げたのは、毎日新聞の科学記者・須田桃子さんによる『捏造の科学者 STAP細胞事件』。論文に欠陥が発覚した後、一部の科学者たちの反応に、青木さんは違和感を感じたという。科学史にも残るであろうこの事件、はたして問題の本質はどこにあったのか?(※本稿は、青木さんご自身のFacebookに書かれていた感想を、そのまま掲載させていただいております。) 私はこれまで、FB上とかで、STAP細胞事件について何か言ったことはありませんでした。バイオ系メディカル系の話題は、ニューヨーカーの記事なんかも好んで読んでいますし、わりと気楽に話題にもしているのですが、STAP細胞事件に関してはーーとくに論文に疑義が出されてからはーーわたしなんかが何か言えるような状況じゃなかったのですよ(まあ、家族に生物系の研究者が二人いるので、うちわでは議論しておりましたが)。
私事によりここ数日は休暇を取り多忙であったため出遅れてのコメントになります。 そのつもりはなかったのですがこちらでの発言に対して匿名での(卑怯な)告発扱いをされたこともあり最近は実名でTwitter(@caripso)での発言だけにしていました。今回こちらに書くのは140文字では収まらないからですが,色々騒がせてしまったこともありこのアカウントはこのエントリで最後にしようかと考えているところです。 私は調査委員会そのものに呼ばれたことはなく,解析も担当していないため発言には制約を受けないと考えますので思うところを述べていきます。以下の発言は組織とは全く関係なく,私一個人の意見です。 調査報告書に示された残存サンプルの解析は情報量も解析内容も膨大かつ詳細で,感嘆せずにはいられませんでした。 関係者の皆様のご苦労をねぎらうとともに感謝を捧げたいと思います。 一方で,調査対象になった著者のうち事
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