2024年は、モノレールが歴史上に初めて登場してから200年目にあたる。1824年、英国人のヘンリー・パーマーが、木材レールと馬力を用いた貨物運搬用のモノレールをロンドンの造船所に敷設したのが、記録に残る中で世界初とされる。 延伸が具体化しつつある多摩都市モノレール 我が国では高度経済成長期以降、モノレール路線が相次いで建設された。遊園地等へのアクセス用の短い路線だけでなく、都市内交通の環境改善を目的とした、本格的な都市モノレールも少数ながら建設された。多摩都市モノレール、千葉都市モノレール、大阪モノレール、北九州モノレール、沖縄都市モノレール(ゆいレール)がこれにあたる。 これらの路線は、都市モノレール法および軌道法に準拠して都市計画道路上に建設されたが、それ以前の東京モノレール、湘南モノレールなどは地方鉄道法(現・鉄道事業法)準拠という違いがある。 秩父方面の路線を計画、モノレール構想