眼鏡やコンタクトレンズのような視力補正ツールの利用実情は、子供ならば【子供達の視力の推移】にある通り、文部科学省の学校保健統計調査で把握ができるが、大人については公的機関による継続的な調査は見当たらない。眼鏡やコンタクトレンズの利用者が増えていると思われる昨今においては、実情の把握は必要不可欠と思われるだけに、残念な話には違いない。今回は疑似的な方法ではあるが、総務省統計局が継続調査を行っている【家計調査(家計収支編)調査】の結果を基に、世帯単位での眼鏡やコンタクトレンズの普及実情、そして過去からの推移を確認していくことにする。 単身世帯ではコンタクトレンズの普及が見える結果 家計調査では世帯ベースにおける、眼鏡やコンタクトレンズの年間購入頻度や支出金額を確認できる。購入個数や単価を知ることはできないものの、実情を推し量る指標を得ることは可能だ。 まずは世帯種類別に区分した上で、単身世帯を