Tweet 本日12月26日、理研外部の専門家からなる「研究論文に関する調査委員会」は、STAP細胞に関する2本の論文に関して、論文に記載された実験に関する調査報告書を発表しました。 今回の調査はおもに「研究不正の有無」について調べたものです。 先日「科学的事実(科学的結論)」に関しては、検証実験の結果が報告されました。しかし「この騒動は何だったのか?」を考えるうえで、今日の発表はより注目されるものでした。 調査結果はさまざまなところで報道されていますが、ここでおもな点を簡単にまとめておきます。 ・「STAP幹細胞」「FI幹細胞」は新たに発見したSTAP細胞からつくったとされているが、元から知られていた万能細胞であるES細胞由来であった。 ・「STAP細胞」の多能性を証明する実験(テラトーマの作製、キメラマウスの作製)で使われたSTAP細胞もES細胞由来であった。 ・新たに2つの実験でデー
われわれ、SYNAPSE Lab.へのインタビューをきっかけに、しばらく不定期の連載をさせていただくことになりました。 僕たちの活動は、いわゆるサイエンスコミュニケーションという枠組みの中で始まり、科学を伝えるための活動をしています。インタビューを読んでいただいた方には僕たちがどんなことをしたいのか、だいたい伝わったのではないかなぁと思います。 しかし、記事の中ではあまりサイエンスコミュニケーションの説明を深くはしませんでした。そこで今回は、多少、サイエンスコミュニケーションの歴史的な経緯にも触れながら、なぜこういう活動が必要なのか、今後どうしていくべきなのかについて、初心に立ち返る気持ちで考えてみたいと思います。文章の内容としては、以下のような流れです。 サイエンスコミュニケーションとはどのようなものか 1. 対話の場としてのサイエンスカフェ- 子育て研究を例に 2. 受け取ることのモデ
STAP細胞問題は6月4日、独立行政法人「理化学研究所」の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)が主論文の撤回に同意したことが明らかになったことで、大きな節目を迎えた。今後は、小保方リーダーの去就が注目される。約2カ月前の4月9日、自らの正当性を訴え、世間の注目を集めた記者会見とは何だったのか? 電通パブリックリレーションズ(電通PR)で、コミュニケーション戦略・危機対応を専門とする許光英プロジェクトマネジャー(47)に聞いた。【平野美紀/デジタル報道センター】
注意点 事例として自然科学を取り上げているので「サイエンスコミュニケーション」という言葉を使っていますが、わかりにくければ「専門家と非専門家のコミュニケーション」と読み替えて大丈夫です。 僕自身は人文学の研究者です。 なんか仰々しいタイトルを付けてしまいましたが特に結論は無いです。あといつも通り長いです。 震災以降、特に放射線関係を中心に、サイエンスコミュニケーション*1やサイエンスコミュニケーターの重要さ・必要性が話題になることが多くなったような印象があります。もちろん僕はそういう方面に興味があるので単なるバイアスかもしれません。 これを機に、職業としてのサイエンスコミュニケーターやサイエンスライターの質・量がある程度確保されるような状況が出来上がっていくのなら、それはとても良いことではないかな、と思うのですが、いわゆる科学者/研究者自身はこれからどれぐらいの「サイエンスコミュニケーショ
前回のエントリにTAKESANさんからトラックバックをいただいた。 或るトンデモ支持者の履歴――科学的懐疑主義に目覚めるまで 大変な労作で(なんであんな短時間にかけるんだろう?)面白かったのだが、コメントしたとおり、当然のことながら自分のケースとは全く違っていた。これはトンデモ履歴を言語化しろとか言い出した自分の場合も早く書かねばと思い、子供の頃にまでさかのぼるTAKESANさんのエントリに倣って書きたい。なお、トンデモという言葉についてはTAKESANさんが ※ここで「トンデモ」とは、オカルトや超能力、ニセ科学的な言説の総称として用いました。語源からすれば適切ではありませんが、総合して上手く言い表せる語が他にありませんでしたので、使いました。 とされているのを、ここでも使わせていただきたいと思います。 と書いている間にどらねこさんのエントリ サイエンスコミュニケーションで自分なりに考えて
内田麻理香オフィシャルブログ「カソウケンの科学どき技術どき」Powered by Ameba サイエンスを「書く」こと、「伝える」こと。他にも、食・美容・お仕事・研究のこと……節操のない自問自答日記。 ブログ内検索 【新刊】 科学との正しい付き合い方 -疑うことから始めよう- ディスカヴァー・トゥエンティワン刊 【連絡先】 【著作】 恋する天才科学者 講談社刊 カソウケン(家庭科学総合研究所)へようこそ 講談社刊 まりか先生のおいしい実験キッチン―台所は研究室! 主婦と生活社刊(監修) 台所科学(キッチンサイエンス) ワザいらずの料理のコツ 角川SSコミュニケーションズ刊 生活知と科学知 放送大学教育振興会 (分担執筆講師) 最近の記事一覧 新著「疑う力を阻害するもの『科学教の狂信が思考停止に』」掲載 新著「はじめに『科学の物語性』」公開 日経新聞・書評掲載
生きものの研究を中心としたさまざまなテーマについての表現方法を考え具体化する。たとえば、展示制作、映像制作、季刊生命誌の編集など。
Beauty Science, Beauty Marketing. バイオな理系出身の化粧品マーケターが、美容や化粧品に関わるサイエンスやマーケティングと、それらにおけるコミュニケーションのことなどを中心に、日々感じたことを綴ります。
3連休の中日の11月23日(日)にサイエンスアゴラ2008に参加したので、遅ればせながら感想を少々。 ・サイエンスアゴラ2008 http://scienceportal.jp/scienceagora/agora2008/ そういえば、サイエンスアゴラへの参加は自らワークショップを開催した2006年の第1回以来のこと。 ・ワークショップ「研究のより良いウェブ情報発信に向けて」(2006-11-26)ブログ http://arg-scienceagora.blog.drecom.jp/ ・サイエンスアゴラ2006 http://scienceportal.jp/scienceagora/agora2006/ 第2回の昨年はあまり気が進まず参加しなかったのだが、今回はサイエンスアゴラを始めた長神風二さんと相談したいこともあり、お台場まで出かけてみた。 ちなみに長神さんとは、 2008-12-
『「科学的」って何だ!』(松井孝典・南伸坊共著/ちくまプリマー新書)より。 (「科学」についての松井孝典さん(惑星科学者・東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)と南伸坊さん(イラストレーター)の対談をまとめた新書の一部です) 【南伸坊:「科学にも限界がある」ということが、昔から言われていますよね。「限界がある」というアナウンスのほうが大きくなって、「現代の科学では解明できない」ってオカルト派得意のフレーズがあります。「そうだよ、科学では解明できない不思議なことってあるんだ」っていう。だからスピリチュアルとかがはやるのは、人々の科学者への対抗心みたいな心理があって、「科学ではわからない世界」という土俵にもっていきたいんです。 松井孝典:それはどうですかね。南さんがおっしゃったこと自体の中に矛盾がありますよ。 南:え? そうですか。 松井:素人の人は残念ながら絶対にその境界に行けないんです。
講義 北大が行っている科学技術コミュニケーター養成ユニットというものがあるのですが、そこでニセ科学研究(?)で名高い菊池誠さんが講義をなさるということなので聴講してきました。前日飲み会だったので二日酔い気味でしたが…。 まずはニセ科学の定義やケーススタディから入り、そのグレーゾーンにある分野の取り扱いや科学者としてのニセ科学との対応やその限界、ニセ科学信奉者との対話の方法論などに関したお話で、非常に面白い講義でした。講義メモをちょっと残しておきます。論旨が間違ってるように感じられたらご指摘いただけると嬉しいです。 これ以降の内容は、僕が講義を聞いてメモしたことが元になっています。誤解や理解が未熟な点もあるかもしれないことを断っておきます。 総論ニセ科学の定義「科学であるように装っているが、実は科学ではないもの」疑似科学、似非科学、トンデモなど様々な類義語があり、それぞれニュアンスが微妙に
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