2021年に成長したNFTマーケットも2022年5月以降の荒波に抗うことはできず、1日あたりの平均利用者数と、平均取引件数はともに微減、1日あたりの平均取引量に至っては68.7%の大幅減少となった。 世界最大規模のNFTマーケットプレイス、OpenSea(オープンシー)のデータを見てみると、その減速の様が見てとれる。 (NFTマーケットプレイスOpenSeaの統計・7日間移動平均:紫実線が日次の取引件数、紫波線が日次の利用者数、ピンク実線が日次の取引量、ピンク波線が取引1件当たりの平均取引量/Kraken Intelligence) イノベーションは止まらない マーケットが苦境にあろうとも、イノベーションが止まることはなさそうだ。 オープンシーは「Seaport Protocol(シーポート・プロトコル)」に移行し、NFTの売買にかかるガス代(手数料)をおよそ35%程度削減することを可能に