自動車部品メーカーのデンソーは、モノづくり企業でありながら、ソフトウェアやサービスの開発に力を入れていることで知られている。自動運転、MaaS(Mobility as a Service)などの開発を進める一方、クラウド型の社有車管理システムなど、実用化したサービスも増えている。こうした同社におけるSRE(Site Reliability Engineering)への取り組みについて、同社デジタルイノベーション室SRE課担当課長の石田晋哉氏が、2020年7月末に開催された「Cloud Operator Days Tokyo 2020」で話した。 ソフトウェアがデンソーにおける製品のますます多くにおいて中核的要素になり、ビジネスに直結するようになってくると、ソフトウェア開発は以前のような外注では済まなくなり、ソフトウェア開発者とビジネス部門が投資対効果を共有して共通のゴールを目指さなければな