「水責め」という恐ろしい名前のサイバー攻撃があるのをご存知でしょうか。これは元々アメリカで「DNS Water Torture Attack」と名付けられ、それが和訳された呼び名です。水を顔に浴びせたり大量に飲ませたりする拷問を語源として命名されたというなんとも恐ろしげな攻撃です。 この攻撃の被害は非常に厄介なもので、DNS(Domain Name System:ドメイン名システム)サーバは大量のリクエストで高負荷に陥り、応答不能にされてしまいます。結果、利用者はWebサイトに到達できず、Webサイト所有者は事業に悪影響が出ます。 DNSサーバが処理しきれない数の要求を無理矢理に飲ませるという構図が水責めを彷彿とさせるために当初このような名前がつけられたと言われています。現在は攻撃手法から名付けられた「疑似ランダムサブドメイン(PRSD=Pseudo Random Subdomain)攻撃