「“プリティ・ボーイズ・ポリティクス”の(f)時代になったな」 という発言が、最近わたしの周囲で頻繁に聞かれる。 プリティ・ボーイズというのは、他でもなく、新首相デビッド・キャメロン&副首相ニック・クレッグのことである(彼らについては拙ブログでも何年か前に書いたことがあるが)。本国では政界版アント&デック(写真)とも呼ばれている。 キャメロンは環境政策をアピールするために自転車で国会通勤しながら、背後からBMWで着替えのスーツと書類カバンを運ばせていたという大馬鹿者だし、モリッシーのファンだという彼はレディオヘッドの大ファンでもあり、インディーロックに憧れてシャンパン飲んでドラッグ吸ってるプライベートスクール出身の標準的お坊ちゃま。な音楽の趣味をしている。 そういう人物が英国の首相になったわけだが、この人は選挙で勝ったわけでさえない。 あれだけ嫌われていた“無愛想”政権と戦って、マジョリテ