本の記事 : 隠れキリシタン、意外な素顔 長崎純心大教授、現地訪ねて新説 | BOOK.asahi.com：朝日新聞社の書評サイト

徳川幕府などの禁教政策によって３００年近く弾圧され、潜伏を余儀なくされた日本のキリスト教徒たち。「隠れキリシタン」とも呼ばれる彼らの信仰は、キリスト教とは全く異なる「土着信仰」になっていた――。長崎純心大の宮崎賢太郎教授（宗教学）が、『カクレキリシタンの実像』（吉川弘文館）でこんな説を唱えた。隠れキリシタンは、キリスト教徒ではないのか？ 宮崎教授は１９８６年以来、隠れキリシタンが暮らす長崎県生月島（いきつきしま）や熊本県天草などを訪れ、「信仰の姿をじかに確かめてきた」。その結果、分かったのは「表面的にはキリスト教に由来する部分もあるが、中身は完全に日本的である」ということだ。 たとえば祈祷（きとう）文に相当する「オラショ」。宣教師の祈りが原型だが、長い間に呪文化し、「中身は、ほとんど理解されていない」という。 実際、口伝えで伝わってきたオラショを大正～昭和初期に文章化した際には、「デウス（

[haruhiwai18]

"重要な教義についても キリスト教が唯一絶対神の崇拝を基本とし 来世志向が強いのに対して、隠れキリシタンの基本は祖先崇拝"　→それでもなお 浦上崩れのような幕末期の信徒迫害が発生した理由が知りたい(こなみかん

[wkatu]

意外な素顔というか、前から言われてなかったっけ。

[prettycure]

明治に禁教令が解けたときにカトリックに復帰した人もかなりいるはずだが。

[nakakzs]

殆ど仏教と融合していたところもあったらしいね。開国後に宣教師が乗り込んで驚いたとか。

[machida77]

新説って…宮崎賢太郎氏はかなり以前からカクレキリシタン研究の論文を出している。書籍の『カクレキリシタンの信仰世界』だって96年だ。

[klaftwerk]

土着化するとやっぱり面白い方向に進化するのな

[takahiro_kihara]

"「現在も多くの人たちが、迫害と殉教と潜伏という、キリシタンの感動的で悲しいロマンの世界に浸りたがっているようにみえる」"機会があれば。

[bt-shouichi]

大航海時代にインドに来たカトリックの側からみたトマス派もこんな感じだったのかも…ってあれはもともとネストリウス派かなんかだったから話が違うか

[hiruneya]

来世って言葉だと輪廻転生的な意味になるからおかしいのか

[ueshin]

土着化した信仰になっていた。西洋化の波にともなってロマン化されたのだろうね。

[Basilio_II]

「本当のキリスト教って何？」という問いに行き着きそうだが。/cf. http://twilog.org/Basilio_II/date-140326

[raku_dar]

日本人にとってのキリスト教は布教当初から、魂を救済する神というよりは、南蛮渡来の、何でも願いをかなえてくれる強力な神として登場した可能性が高い。

[morioka]

そういうものだろうと思ってた。隔絶されると変な方向に行くよね。

[gcyn]

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[nekotuna]

ちょっと面白い研究。信仰のために生きたのではなく、御利益を期待するに足る神様に過ぎなかったと言うことなのかな。