ジョブなき年功制の廃止とは？ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

昨日の政労使会議について、マスコミ各紙はもっぱら安倍首相が年功賃金の見直しを要請したという点に着目していますが、 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/seirousi/26-1st/gijisidai.html 現時点ではまだ、議事要旨も記者会見要旨もアップされていないので、新聞報道であれこれ論ずることは控えておきますが、提出された資料からそれに関係しそうな所をいくつかピックアップしておきましょう。 まず、内閣府提出資料の「経済の好循環実現に向けた政労使会議の再開について」に、こういう一行が含まれています。 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/seirousi/26-1st/siryo1.pdf ２）労働の付加価値生産性に見合った賃金体系の在り方 これをパラフレーズするのが、高橋進さんの「政労使会議の方向性」という資料で、 htt

[haruhiwai18]

"雇用契約は「空白の石版」のままで そのコロラリーに過ぎない年功賃金制だけ見直そうなんて都合の良いことがどこまで通用するのか もう一遍じっくりと考えた方がよい"　→フリーランチを欲するニッポソの経営者どもw

[myogab]

日本人の平均寿命が激減しそうな要因がまた一つ。

[dorje2009]

id:sand_land 同感です。そしてそれはとても時間がかかりそう。今「日本人の法意識」という本を読んでいて、そう思った。

[IthacaChasma]

年功賃金VS職務給の二択だけではない。たとえば「勤続年数による賃金の自然上昇を入社10～15年で止め、それを原資に○○手当を拡充する」だけで相当変わると思う。

[IkaMaru]

年功がなくなって、じゃあ序列は何で決まるのかといえば会社側の胸先三寸だと

[driving_hikkey]

結局企業側が一方的に有利な形に持っていく腹づもりでしょうな、連中の狡猾さからすると。

[higedice]

名ばかり管理職から名ばかり見習いへか。外国人研修生制度みたいになるのかな。

[rajendra]

"企業側は本気で、年功賃金制の前提であった「空白の石版」型雇用契約の自由度を捨てる覚悟があるのでしょうか。"

[maturi]

うん、低い方に合わせよう（）

[zakinco]

『雇用契約は「空白の石版」のままで、そのコロラリーに過ぎない年功賃金制だけ見直そうなんて都合の良いことがどこまで通用するのか、もう一遍じっくりと考えた方がよいように思います』

[ryokusai]

ところで「職務給」つて言葉の説明から想像したものが昔の専売公社や国鉄なんだけど、ああいふのを再びとか思つてるのが我が国の「上」に多いといふ理解でよいのだらうか。

[allezvous]

これが実現してしまうと、裁判所に止めてもらうことを期待するしかない情けない状況になる。

[mobanama]

"雇用契約は「空白の石版」のままで、そのコロラリーに過ぎない年功賃金制だけ見直そうなんて都合の良いことがどこまで通用するのか、もう一遍じっくりと考えた方がよいように思います"

[narwhal]

「企業側がどんな仕事でもやれと命令する強大な人事権を持っていることを大前提にすると、その下で職務給を採用するということは、企業にいくらでも好きなように賃金を左右する権限を与えることになります」

[kurokawada]

「欧米流に、一度契約で決めたら、合意がない限り中身を変えられないという「硬直的」な仕組みを受け入れる覚悟はあるのでしょうか」

[daybeforeyesterday]

大丈夫っすか

[sand_land]

ジョブ型に移行する為には、まず日本人に契約の概念を叩き込む教育が必要な気が。 id:dorje2009 成る程。それ、購入してみます。

[jilpt]

藁人形。君が目の敵にしている産業競争力会議の面々も、職務の明確化はずっと言っているのだよ。http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/bunka/koyou/dai9/sankou1.pdf

[laislanopira]

"企業側は本気で、年功賃金制の前提であった雇用契約の自由度を捨てる覚悟があるのでしょうか。一度契約で決めたら、合意がない限り中身を変えられないという「硬直的」な仕組みを受け入れる覚悟はあるのでしょうか"

[palsy]

雇用契約で職務が決まっておらず、配置転換が無制限に行われることと引き換えに年功序列が決まった歴史的経緯があるのに、年功序列だけ廃止できるの？という話。

[hahnela03]

欧米流に、一度契約で決めたら、合意がない限り中身を変えられないという「硬直的」な仕組みを受け入れる覚悟はあるのでしょうか。