思春期モラトリアムは資本主義に吸収されました。

仲俣暁生さんのツイートを見て、若者に、カネはなくても時間があった時代のことをふと思い出した。 とりわけ文化的だったとは思わないけど、我々が若い頃は、カネはなくても、ほぼ無限に時間が有り余っていた。その余裕こそが社会の豊かさだったのかも。当時も批判的にも使われていたモラトリアム（支払猶予）という言葉は完全に死語になった感アリ。いまは即金で支払わされる。 https://t.co/3TwuIuj0m0 — 仲俣暁生（『失われた「文学」を求めて』続編企画中） (@solar1964) April 8, 2023 私の大学時代も概ねそうだったと言え、今日は疲れていると感じたら一日じゅう寝ている日があった。どうしても攻略したいゲームがあるわけでもないのに朝から晩までゲーセンにいて、所在なく、「ひまつぶしのために」ぼんやりパズルゲームを遊んでいた日もあった。 無限に時間があったわけではないが、なんにで

[hunglysheep1]

"でも、ネットがある程度発展してからは、お金を持っていない人達の可処分時間も標的になっているよう思う。"　言語化うまいなー…　ほんと子供には釣りとかキャンプとか時間をただ使う魅力を伝えたいが難しい

[cinefuk]

オタク・カルチャーのマーケット化（簒奪）を残念に思う。"推し"という言葉は、他の"オタク"と愛（＝課金）を競わせるモチベーションになり、貧困層でさえ生活に支障が出るまで欲望を駆動させるよう仕向けられている

[snowboard_fan]

迷ったり悩んだりする事で、人は優しくなったり成長すると思うんだよな。今はその時間も許されないというか。正解のレールを即座に選んでそのレールをスピードに乗って走らなきゃいけないよね

[p_shirokuma]

寄稿させていただいた記事。思春期モラトリアムの終焉と資本主義の徹底。暇な若者の時間、いや暇な貧乏人の時間すら「養分」として資本主義的生産体制に組み込まれ、あてにされ、争奪の対象になっているという話。

[rotting_corpse]

四畳半神話大系みたいな少し前の大学生活を描いた作品見ると、モラトリアムの中の戯れが自分からも世界からも失われたのを感じて、猛烈に寂しくなる

[tetsu23]

ゲーセンで一日時間を潰してるのも、動画を倍速で見てるのも同じこと。「お金がなくても遊べる」はスマホで満たせている現代。「儂らの若い頃は」って話に聞こえる。

[ysync]

資本主義（競争社会）にここまでやれば十分というラインは無いので、チキンレースになるのは当然。

[IthacaChasma]

概ね同意。誰もが、どこにでも持ち歩いている「スマホ」が、時間⇔お金の両替をいつでもどこでも可能にしてしまったという技術の進歩が大きいと感じる。

[spark7]

課金でなくても、いまや暇人の暇は広告の養分だもんな。

[burabura117]

30前半ぐらいでこれに気づいてからは、時間に追われる状態を意図的に避けて、空白の時間を多く取り、日々の行動を自分で決めた感覚を得られる環境を維持するように気をつけてるな。匂いでわかるようになった。

[nwtrak]

“私たちの世代の頃は、ぼんやりと天井を見上げて過ごしていた時間、所在なげに盛り場で群れ集っていた時間が、資本主義を高速回転させて生産性を向上させるための「養分」として是非とも必要とされている”

[gmym]

資本主義に若者の時間が搾取されたことによりトライアンドエラーをする期間が少なくなった。遊びの期間は若者に必要だということ？その結果何が問題になるかという考えが読めなかった。自分探しできなくなった？

[neputa]

今はネットやスマホやPCで多岐にわたるあれこれを高速に処理できる分、体感する余裕みたいなものはアナログ時代と変わらない気も。時間を刈り取られている事実はあるにしても個人でできることは圧倒的に増えている。

[norix31]

げんしけん、究極超人あ〜るみたいな漫画って、最近はないのかな。そんなこともないと思うけど。

[danse]

“若者の時間的余裕は昔より厳しくなっているのだろうなと思う。トライアンドエラーしていられる猶予期間は、たぶん私たちが若かった頃よりもずっと少ない。”

[owatata]

学生時代に金もないのに神保町の古本屋街を頻繁にぶらついていたのは何らかの養分になっていると思う。今はインターネットで必要な情報にすぐにたどり着けるので便利だけど余裕がないように感じる。

[AQMS]

単に金があったのでは。金が無いと働くしかない。大学なら尚更。

[kanimaster]

ほとんどの場合、親の金でモラトリアムしてたんじゃないのかな？

[cpw]

もしかしたら、スマホゲームを無料で時間かけてやるのが1番搾取されてるのかもしれない。

[gengesa]

若者が自分が若い頃と同じ過ごし方をしてないと気に入らない人って見てて嫌だよねえ

[nakab]

たまたま若いときは暇で、現在は忙しいだけに思える。

[motti0804]

"若者時代の時間的余裕や手持ち時間がリソースとして認識されるようになり、開発されるようになり、取引の対象、資源としての利用の対象、換金の対象になってしまった。"

[morita_non]

みんなすげえなあ。ついぞそんな生き方は出来なかった。

[rlight]

引用：ぼんやりと天井を見上げて過ごしていた時間、所在なげに盛り場で群れ集っていた時間が、資本主義を高速回転させて生産性を向上させるための「養分」として是非とも必要とされている

[hara_boon]

“授業に出ないで出席を誰かにお願いしてサボるみたいな習慣” ／全体を通しては同意なんだけど、これをあの頃はよかったみたいな文脈で使うのだけ気に食わない

[mventura]

キリスト教では金利は禁止されユダヤ人が高利貸し業を担った。金利がタブーだったのは神の領域たる時間をお金に替えているからだ。不滅で増殖する資本というお金の有り方にエンデは警鐘を鳴らしたのだった。

[amamako]

僕の場合、就職時にまさにこの感覚に陥って病んでしまったので、休職時にまずやったことは「無為な時間を作る」ことだった。資本主義から自分の時間を取り戻すというか。

[yunotanoro]

モラトリアムが良かったなんて懐古主義に他ならない。InstagramやYouTubeで特異なスキルを披露している人々は現代のモラトリアムだ。SNSによってモラトリアムの出口が明示してくれているのは良い事なのかもよ。

[chuunenh]

ChatAIと会話するだけで金になる時代が次に来るといいな。

[kz78]

というか金のないモラトリアム世代は昔から養分にされていた（政治活動だとか演劇だとか映画作成とか）のではないか。それが昔は大学の中の話だったのが、企業が直接養分を吸いに来るようになった、ということでは。

[vanish_l2]

俺はバーチャ最強になるのに忙しかったけどなあ…後、サターンソフトやTRPGの予定がいっぱいあって忙しかった。

[evamatisse]

“では、若者のモデルとして自分の子ども” もう「日本の若者は〜」とラベル付けできるほど共通した趣味や価値観がないと思う。ソシャゲにハマっていれば懐古趣味にハマってる若者もいるし多種多様だよ。

[Cru]

「モモ」の灰色の男たちがそこらじゅう徘徊してるんかね

[hatsumoto]

親も忙しくて、資本主義が用意する以外の何かと子供を出会わせてあげる機会がレアになった。偶然と無条件で出来た愛や贈与が足りない。

[mr_yamada]

椎名林檎の話？

[i_ko10mi]

“授業に出ないで出席を誰かにお願いしてサボるみたいな習慣は廃れ" 22年前に大学入った私の頃でもこのサボり方は出来ない構造になってたので、昔はサボれた論調がピンと来ない。

[hyoutenka20]

仕事での競争は否定的だけど学力競争は肯定的なはてブだと、いわゆるFラン大学は不要、学力に乏しい人間は高卒や中卒で働けるようにすべきだ、って言説が幅を利かせてるし、若年層に猶予の時間を与える気はない印象

[showgotch]

ポストモラトリアムの若者たちは名著よな。若者は暇なんじゃなくて退屈なんだよ。退屈が文化を産んできたはずが文化を産むための暇が奪われおじさんが退屈なおじさんしか文化をつくらない時代に代わってきた

[daij1n]

あれだけ「学生のうちは何かに打ち込め、だらだら無駄な時間過ごすな、色々なものを吸収しろ」「大学は就職予備校じゃない、マジメに勉強せよ」啓蒙してた大人達が今これだもんな。資本主義的ダブスタ啓蒙こそ社会悪

[gyakutorajiro]

焦燥感を喚起する物事の認知機会が増えたってのもある。インスタやツイッターで人望も数値化され、生活のあらゆる要素が比較の俎上に上げられる。「何かしなくては」という強迫観念が加速しモラトリアムを楽しめない