「15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史」堀越宏一／甚野尚志 編著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

「中世ヨーロッパ」は現在のヨーロッパ地域における古代と近代に挟まれた概ね五世紀から十五世紀までの千年間を指している。現在の我々の生活にも大きな影響を及ぼしているヨーロッパ発祥の文化や思想、制度の淵源は概ねこの時代に端を発しているが、どんな時代だったのかといざ知りたいと思っても、その幅広く奥深い世界はなかなかにハードルが高い。そんな「中世ヨーロッパ」を知るために入門として一押しなのが本書である。 何故一押しなのか。まず、本書は通史ではなく、そのタイトル通り、十五のテーマに分けて論じられる分野史である。 かつてはヨーロッパ史も政治・外交・戦争の歴史を中心に考察されてきたし、現在でもそれらへの注目は高い。ゲルマン人が侵入してフランク王国が成立し、カール大帝が戴冠し、ドイツとフランスとイタリアに分裂して神聖ローマ帝国とフランス王国とイタリア都市国家がそれぞれ繁栄し、ヴァイキングの侵攻やイスラームと

[cider_kondo]

音楽以外の14テーマはある程度勉強したことあった。D&D(新和版)を買った時にはこんなことになるとは想像してなかった。

[machida77]

職場で買おうと思ってまだ買ってない本の一つ。

[allezvous]

中世の音楽は現在に残っている曲が少ないので、それだけを扱う本がないのは無理もない/小見出しを見るに教会音楽だけの取り扱いぽいが、世俗音楽におけるトルバドゥールやジョングルールの存在感は大きい

[p_shirokuma]

だいたいひととおり学んだつもりだけど、これはぜひ読んでみよう

[kousyou]

更新しました。中世ヨーロッパ入門としてお勧めの本です。/本書ではトルバドゥール等は第５章３で貴族文化の一つとして紹介されています。

[Humisawa]

“文書行政から見た中世ヨーロッパは、野蛮と暴力の暗黒時代というイメージを一新してくれるだろう。”