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本を買うに関するp_shirokumaのブックマーク (249)

  • 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』:ロマン優光連載288

    288回 『なぜ働いているとが読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』 三宅香帆氏によるベストセラー『なぜ働いているとが読めなくなるのか』(集英社新書)は非常な労作であり、様々な資料にあたりながら、明治以降の社会における読書というものの位置付けの変化を追い、現代日社会の労働が抱えている問題に言及するだ。タイトルを見て「そんなの忙しくて疲れてるからに決まってるじゃないか」と考える人もいるだろうが、人はなぜが読めなくなるまでハードに働かなければいけないのかという問題について考えているであって、そこは出発点である。 そして、ある意味で映画『花束みたいな恋をした』(2021年1月29日公開/監督:土井裕泰、脚:坂元裕二、主演:菅田将暉・有村架純)の考察でもある。けして、冗談ではない。菅田将暉演じる主人公・麦くんが就職したことで今まで親しんできた文学・音楽ゲーム映画などを楽し

    『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』:ロマン優光連載288
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2024/04/27
    全編、面白かったです。読んでみたくなっちゃいますね。
  • 書評 「進化精神病理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化精神病理学 心理学と精神医学の統合的アプローチ 作者:マルコ・デル・ジュディーチェ福村出版Amazon 書は進化的視点から精神病理学の包括的な枠組みを構築する試みを解説する一冊.著者のマルコ・デル・ジュディーチェは進化心理学者で,パーソナリティの進化,自己制御,アタッチメントスタイル,精神病理の進化などをリサーチテーマにしている.書では精神病理を生活史戦略の視点から捉え,FDSモデル(早い生活史戦略,遅い生活史戦略,防衛メカニズムの挙動という軸で様々な病理を捉えるモデル)を提唱し,その後個別の精神病理を解説していく書物となっている.原題は「Evolutionary Psychopathology: A Unified Approach」 導入 導入では進化精神病理学の現状と書の試みが述べられている. 進化理論は正常な行動を研究するための基盤であるだけでなく,精神障害や精神病理と正

    書評 「進化精神病理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • なぜ心はこんなに脆いのか | 草思社

    医学博士。アリゾナ州立大学進化医学センターの創設ディレクターであり、同大学生命科学部の基礎教授を務める。ミシガン大学の精神医学教授、心理学教授、研究教授を歴任。著作に『病気はなぜ、あるのか―進化医学による新しい理解』(新曜社)がある。

  • 書評 「宗教の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    宗教の起源 作者:ロビン・ダンバー,小田哲白揚社Amazon 書はダンバー数で有名な進化心理学者ロビン・ダンバーが宗教を語る一冊.これまでに宗教を進化的に説明するものとしては,(宗教が信者に誤信念を抱かせ,儀式等にコストをかけさせることから個体にとって適応度を下げるものであることを前提にして)進化的に形成された適応的な認知傾向による副産物だとするもの(アトラン,ボイヤーなど),原始宗教は副産物であり,さらに組織化された宗教にはミーム複合体の側面もあるとするもの(デネット,ドーキンスなど),文化進化として説明するもの(ライトなど),マルチレベル淘汰をもちだして集団や社会にとって適応的であると説明するもの(DSウィルソンなど)などがあった.書では,前提を見直して宗教は個体にとって適応的だったのではないかという観点から説明を試みるものになる.そしてその説明はこれまでのダンバーの研究領域である

    書評 「宗教の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2024/01/26
    2025年までに読んでおきたい本
  • トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』 - 西東京日記 IN はてな

    書を「『21世紀の資』がベストセラーになったピケティが、現代の格差の問題とそれに対する処方箋を示した」という形で理解している人もいるかもしれません。 それは決して間違いではないのですが、書は、そのために人類社会で普遍的に見られる聖職者、貴族、平民の「三層社会」から説き始め、ヨーロッパだけではなく中国やインド、そしてイランやブラジルの歴史もとり上げるという壮大さで、参考文献とかも入れると1000ページを超えるボリュームになっています。 ここまでくるとなかなか通読することは難しいわけですが(自分も通勤時に持ち運べないので自宅のみで読んで3ヶ月近くかかった)、それでも読み通す価値のある1冊です。 書で打ち出された有名な概念に「バラモン左翼」という、左派政党を支持し、そこに影響を与えている高学歴者を指し示すものがあるのですが、なぜそれが「バラモン」なのか? そして、書のタイトルに「イデ

    トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』 - 西東京日記 IN はてな
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/12/27
    この本、買わなければならないのではないか?
  • 『宗教の起源──私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか』 ダンバー数、エンドルフィン、共同体の結束 - HONZ

    ロビン・ダンバーは、彼が提唱した「ダンバー数」とともに、その名が広く知られている研究者である。ダンバー数とは、ヒトが安定的に社会的関係を築ける人数のことであり、具体的には約150と見積もられている。ダンバーは、霊長類各種の脳の大きさ(とくに新皮質の大きさ)と集団サイズの間に相関関係があることを見てとり、ヒトの平均的な集団サイズとしてその数をはじき出したのであった。 さて、そんなダンバーが書で新たな課題として取り組むのが、「宗教の起源」である。人類史において、宗教はどのようにして生まれ、どのように拡大を遂げていったのか。宗教に関する広範な知識に加えて、専門の人類学や心理学の知見も駆使しながら、ダンバーはその大きな謎に迫っていく。 ダンバーも言及しているように、現生人類の歴史のなかで、宗教は個人や社会に対していくつかの利益をもたらしてきたと考えられる。その代表的なものを5つ挙げるとすれば、(

    『宗教の起源──私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか』 ダンバー数、エンドルフィン、共同体の結束 - HONZ
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/10/26
    余裕ができたら手を回したい本
  • 【翻訳希望!】『資本主義の倫理学』 - 道徳的動物日記

    The Ethics of Capitalism: An Introduction (English Edition) 作者:Halliday, Daniel,Thrasher, John Oxford University Press Amazon さきほどの記事で書いたように、この4月は引越しに伴う作業と会社の仕事とでなかなか読書・執筆の時間が取れなかった。……とはいえ、そんななかで日々の楽しみを提供してくれたのが、The Ethics of Capitalism : An Introduction (『資主義の倫理学:入門』)。 出勤前や会社の仕事が終わった後などに時間を見て1章ずつ読んでおり、まだ11章と12章も読んでいないのだけれど、どの章も議論の内容が実に明晰に整理されていて、読むたびに思考や気持ちがスッと落ち着いていった。常々思うのだが、良質な哲学書や入門書・解説書って鎮静

    【翻訳希望!】『資本主義の倫理学』 - 道徳的動物日記
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/04/30
    これは面白そう。翻訳されたら飛びつくことにします。
  • アスペルガー医師とナチス エディス・シェファー、山田美明/訳 | ノンフィクション、学芸 | 光文社

    アスペルガーイシトナチス 2019年6月20日発売 定価:2,090円(税込み) ISBN 978-4-334-96231-9 ノンフィクション、学芸 判型:四六判ソフト アスペルガー医師とナチス発達障害の一つの起源エディス・シェファー/著 山田美明/訳 アスペルガーの業績は、ナチスの精神医学の産物だった!? アスペルガーはよく、第三帝国時代に黙々と研究に没頭しながらナチスに抵抗した、進歩的で思いやりのある人物として表現される。(中略) ところが記録や史料を調べてみると、まったく別の物語が見えてくる。アスペルガーは、ウィーンの児童殺害システムにさまざまなレベルで関与していた。ウィーンの児童安楽死システムの指導者たちと近しい関係にあり、ナチス政府のさまざまな役職を通じて、何十人もの子どもをシュピーゲルグルント児童養護施設に送っていた。シュピーゲルグルントとは、ウィーンの子どもたちが殺害された

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/11/29
    ハンス・アスペルガーについての話はさておいて、その周辺のASD関連の話題がありそうな雰囲気なのでマークはしておく。あと、原注ダウンロードなるものがこのページにあるので注意。
  • 『すずめの戸締まり』新海誠監督が影響受けた、オススメしている作品 - 社会の独房から

    今もっとも勢いのあるアニメ映画監督といえば『君の名は。』『天気の子』そして『すずめの戸締まり』と大ヒットを続けている新海誠で異論はないと思う。 今回はそんな新海誠監督に影響を与えてきたり、オススメしている作品をまとめたので紹介していく。SF小説と、ダメな大人が出てくる作品が多め。 ダ・ヴィンチ 2022年12月号 より ダ・ヴィンチ 2022年12月号 [雑誌] 『三体』 劉慈欣著 三体 作者:劉 慈欣 早川書房 Amazon 中国SF作家劉慈欣による長編小説。現代でSF小説といえば作といっても過言ではない程有名なので、読んだことない人でもタイトルぐらい聞いたことある人は多いだろう。全5巻と長いのでAudibleで聞くのもアリ。映像化も予定されている。 の雑誌であるダ・ヴィンチらしい質問としてオススメのの質問に対して新海誠監督は『三体』と答えている。スペースでも同じようにオススメし

    『すずめの戸締まり』新海誠監督が影響受けた、オススメしている作品 - 社会の独房から
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/11/24
    読んでみたいものが複数見つかった。
  • 差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説! 「白人は、白人というだけで人種差別的である」 「病気や障害を治療・予防しようとする試みは、当事者への憎悪に基づいている」 「映画の中で黒人女性キャラクターを力強いタフな人物として描くのは黒人差別(だが、弱く従属的な存在として描くと女性差別)」 ――ほんとうに? 現代世界を席捲する「社会正義」の根拠を問う全米ベストセラー『「社会正義」はいつも正しい 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』(ヘレン・プラックローズ、ジェームズ・リンゼイ:著、山形浩生、森正史:訳、早川書房)。11月16日の刊行に先立ち、山形浩生氏による「訳者解説」を全文公開します。 『「社会正義」はいつも正しい』早川書房訳者解説1 はじめに書はHelen Pluckrose and James Li

    差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説!|Hayakawa Books & Magazines(β)
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/11/15
    読んだ。なるほど。アメリカで起こっているポスト構造主義的現象のひとつが記されているようにみえる。それを知るためにも、この本を買う値打ちはありそうだ。
  • 訳書情報 「親切の人類史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    親切の人類史――ヒトはいかにして利他の心を獲得したか 作者:マイケル・E・マカローみすず書房Amazon 以前私が書評した「The Kindness of Strangers」が「親切の人類史」という邦題で12月に邦訳出版されるようだ.書は実験心理学者であるマイケル・マカローによるヒトの見知らぬ他人に対する利他性がどのように説明されるのかを扱ったものだ.前半は進化的な視点から包括適応度理論(血縁淘汰),マルチレベル淘汰,直接互恵,(社会淘汰を含む)間接互恵からどこまで説明できるのかを扱い,後半では共感のサークルの拡大が理性の役割とともに歴史的に語られている. 前半部分は非常に簡潔かつ明晰な良いまとめになっている.特に現在筋悪のマルチレベル淘汰論者が偏狭な利他主義仮説をもてはやしていることに対して,そもそもマルチレベル淘汰と包括適応度理論(血縁淘汰)は数理的に等価であり,マルチレベル淘汰で

    訳書情報 「親切の人類史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/11/15
    翻訳された。読むかどうか。
  • アメリカ内戦を予見した衝撃のベストセラー『How Civil Wars Start』|一田和樹のメモ帳

    Barbara F. Walterの『How Civil Wars Start_ And How to Stop Them』(Crown、2022年1月11日)を読んだ。 【追記】日語版が出ていた。『アメリカは内戦に向かうのか』(東洋経済新報社、2023年3月24日) 書は30年にわたり、内戦の研究を続け、CIAのPolitical Instability Task Forceにも参加したことのある著者によるアメリカ内戦の可能性と対策について書かれたものである。発売後、さまざまな媒体で取り上げられ、話題になっている。 【追記】書でよく参照されていたCIAの内戦に関するレポートを下記記事で紹介しました。 内戦が起きた場合、決着まで平均10年以上かかる ●書の内容書は過去の統計と事例から内戦が起こる条件と、対策についてまとめたであり、アメリカがすでに内戦前夜と言える状況にあることを

    アメリカ内戦を予見した衝撃のベストセラー『How Civil Wars Start』|一田和樹のメモ帳
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/08/23
    購入候補たり得る
  • 「加速社会」とは何か? 私たちを追い立て、充足感を奪っているものの正体(出口 剛司) @gendai_biz

    「加速社会」とは何か? 私たちを追い立て、充足感を奪っているものの正体 いつも時間がなくて、どこか空疎 忙しいのに、空疎 いつも何かに追い立てられている、つねに時間がない、息をついているヒマもない——日々こうした思いを抱いて生活を送っている人は少なくないだろう。 私たちは、高度なテクノロジーによって、余りある時間を手にするはずであった。だが実際は、毎日何かに追われ、多忙すぎる日々を送っている。また、加速する時間の中で忙しさが増す一方、ふと我に返ると、自分も周囲も、何一つ進歩がないという事実に愕然とする。 私たちはどうして、これほど時間がなく、いつも様々なイベントに追い立てられており、にもかかわらず、どこか空疎な感覚を抱いているのか。 ドイツの社会理論において、大きな存在感を示してきた「批判理論」という分野がある。その批判理論の新世代を代表するハルトムート・ローザの『加速する社会―近代におけ

    「加速社会」とは何か? 私たちを追い立て、充足感を奪っているものの正体(出口 剛司) @gendai_biz
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/07/16
    うわっと。直球な本だ。
  • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

    経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資」論 あたなの未来を決める「3つの資」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

    世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/06/26
    この方面も目配りできていないな。何か読んでおこう。
  • 見た目が不自由な人の保護は必要か - 本しゃぶり

    世の中は見た目が良い人の方が有利である。 ならば見た目が悪い人は保護するべきではないか。 この主張を掘り下げてみた。 ブサイクを法律で守る 目次に書かれたこの章題を見た時、「さすがに無茶だろ」と思った。しかしを読み進め、この章にたどり着いた時には「たしかに一理あるな」と変わっていた。読んでいたは『美貌格差 ―生まれつき不平等の経済学』である。 美貌格差―生まれつき不平等の経済学 作者:ダニエル・S・ハマーメッシュ東洋経済新報社Amazon 書は、人の容姿による経済的な影響を示したである。多くの人が直感的に「美人は得で、ブサイクは損」であると思っている。だがそれは、どの程度の差なのか、男女で容姿が収入に与える影響は異なるのか、といったことは、人によって意見が異なるだろう。書はそれを定量的に調査した研究を示すのが良い。 そうやって容姿の経済的な影響を調べていくと、やはり容姿が優れてい

    見た目が不自由な人の保護は必要か - 本しゃぶり
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/06/21
    このジャンルの本として購入候補
  • 正常としての異常な世界を生きること、あるいは異常者=正常者のためのセルフヘルプ 樋口恭介|Hayakawa Books & Magazines(β)

    「『闇の自己啓発』とは、自己啓発の言葉を文字通りに実践することで、自己啓発の枠組みを、半ば自動的に破壊してしまった、過剰性の書物である」——SF作家の樋口恭介氏による書評=思想をお届けする。 正常としての異常な世界を生きること、 あるいは異常者=正常者のためのセルフヘルプ 樋口恭介 世界とはさまざまな症候の総体であり、その症候をもたらす病いが人間と混合される。文学とは、そうなってくると、一つの健康の企てであると映る。――ジル・ドゥルーズ『批評と臨床』 0 一つの巨大な健康ではなく、無数の小さな健康を。 あるいは想像可能なすべてのセルフヘルプを探索するために。 1 木澤佐登志の論考に、「生に抗って生きること : 断章と覚書」というものがある。そこに、「生はその来性において、どこまでも無根拠、すなわち無底である」という文がある。稿は『闇の自己啓発』の書評として書かれているが、ひとまずこの引

    正常としての異常な世界を生きること、あるいは異常者=正常者のためのセルフヘルプ 樋口恭介|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • ホッブズ、哲学的アナーキスト、ルソー、ミル(読書メモ:『政治哲学入門』) - 道徳的動物日記

    政治哲学入門 作者:ジョナサン ウルフ 晃洋書房 Amazon 原書は1996年(最近に第4版が出版されているが)、邦訳も2000年。なんのフックもないタイトルに地味な装丁といかにも売れそうにないタイプのだが、その中身はというと、わたしがいままで読んだ政治哲学入門のなかでも傑出した出来栄えだ*1。 「自然状態」とはどのようなものであるかというところから始まって、国家の正当化や民主主義の正当化、自由や財産の配分についてどう考えるか、個人主義に対する共同体主義的・フェミニズム的な批判と、政治哲学のトピックが幅広く扱われている。功利主義やリベラリズムといった理論ごとに章立てされているのでもなければ、思想家を時系列に紹介していくのでもなくて、章ごとの問題を扱いながら(西洋の)主要な哲学者たちの政治思想を提示していく、というところがミソ。 また、第一章で「(アナーキズム的な見解を除けば)自然状態は

    ホッブズ、哲学的アナーキスト、ルソー、ミル(読書メモ:『政治哲学入門』) - 道徳的動物日記
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/05/13
    面白そうだ。読んでみよう。
  • 【特集】 注目の「小型PC」5機種を一斉比較!サイズ感・性能・消費電力など知りたい特長が丸分かり

    【特集】 注目の「小型PC」5機種を一斉比較!サイズ感・性能・消費電力など知りたい特長が丸分かり
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2021/12/28
    すぐには買わないだろうけど、いずれ用いる可能性が高い。
  • 【書評・紹介】地対空ミサイルの狩り方『F-16 エースパイロット・戦いの実録』 : 軍事系まとめブログ

    『F-16 エースパイロット・戦いの実録』 柏書房 Dan Hampton (原著)、上野 元美 (翻訳) 文:誤字 様 地対空ミサイル(SAM)は登場以来各種航空機の脅威であり(1)、軍用機はこれをなるべく避けて戦うべきなのですが、当然軍用機が攻撃したい重要拠点にはレーダーや防壁を組み合わせた強固なSAM陣地が多数構築されているので、SAMを避けてばかりいては航空機が活躍する機会は大きく減じてしまいます。 そこで現代空軍では敵のSAM陣地を無力化、あるいは破壊する敵防空網制圧 (Suppression of Enemy Air Defence: SEAD)や敵防空網破壊(Destruction of Enemy Air Defence:DEAD)という任務の重要性が増しているのですが、この新しい任務は日では馴染みが薄い事もあってその実相があまり知られていません。 今回紹介するはそんな

    【書評・紹介】地対空ミサイルの狩り方『F-16 エースパイロット・戦いの実録』 : 軍事系まとめブログ
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2021/12/20
    SAM狩りについての本。もしかしたら買うかもしれない。
  • ウィンダム・ルイス『時間と西洋人』|大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2021/12/18
    これか。ウィンダム・ルイス『時間と西洋人』。邦訳はなさそう。