夏目漱石『こころ』の K はなぜ先生をぶん殴り車夫にならなかったのか - 山下泰平の趣味の方法

大人になると読み方がかわる 『こころ』の K はどのような人間なのか K のような苦学生はたまにいた 夜学校の先生になったのは合理的な判断ではあった 苦労すれば強い人になれる 苦学の世界は二つあった 先生と K の旅行 大人になると読み方がかわる 夏目漱石による小説『こころ』は、名作とされている。 初版本復刻版 こゝろ (岩波文芸書初版本復刻シリーズ) 作者:夏目 漱石岩波書店Amazon 有名な作品なだけに、色々な人が様々なことを書いているが、誰もが否定できないのはとにかく面白く読めてしまうことだろう。『こころ』は新聞連載小説であるため、一日の掲載分の終盤には、次回への期待を煽られるようなことが書かれている。ついつい続きを読みたくなってしまうような構造で、このあたりは職業作家夏目漱石の面目躍如といったところであろう。 ただし漱石の初期作品とは異なり、『こころ』には書きながら考えているよう

[idiotdunce]

こころをダシにして明治の奇人変人を紹介したいだけじゃねーか

[kanimaster]

「お嬢さん」について一言も触れずに『こころ』についてこれだけ書けるのはすごいことですよ。

[oshishikamen]

この人の本や記事をを読んでいると明治時代が滅茶苦茶な無頼者の時代だったように思えてきて面白い。

[kybernetes]

「明治時代の普通の人格が破綻した貧しい若者であれば」

[gabill]

夏目漱石の時代の大卒ってどのくらい確立されたコースだったんだろう。東大ができたのは夏目漱石が10歳の時。当然、親は同じ生き方をしていない。官僚だって大卒は少なそう。いや官僚も親の時代にはない職業か。

[cider_kondo]

いや、この時代だと柔術は「嘉納治五郎が普及させるためにスポーツ化させた柔道」になる過渡期で、依然として『急所への当て身が投げの基本』が生きているので相手は死ぬ（そこに反応するのかよ

[kurekurechan]

偏見かもしれんけどそんな主人公を描けるほどエネルギッシュなら胃潰瘍にならなかったのでは

[akagiharu]

向上心のないやつは猫だ！

[homarara]

スーパードクターの方のKは容赦なくぶん殴る。車夫にはならんけど。

[uunfo]

『こころ』の時代の学生や苦学生の実態について。本として出版されてもいいんじゃないか。／Kも私も帝大生か／「明治時代の普通の人格が破綻した貧しい若者」なら援助されたその日に宴会開くかエロ本買ってそう

[localnavi]

「与謝野晶子はなぜ力道山を殺さなかったのか」とは違い、こっちはちゃんと表題に沿った濃すぎる文章が書いてある。いやマジで明治の苦学生おかしいよ

[keishumin]

ちょうど『こころ』を読んだところだったので、興味深く拝見しました。明治の苦学生、パンチ強すぎます（笑）

[richard_raw]

苦労しすぎておかしくなった人ばっかりだ……。

[htnmiki]

ちょいちょい貼られる引用がおもしろすぎて

[tweakk]

ここ好き。“明治時代の普通の人格が破綻した貧しい若者であれば”

[brusky]

ファッション苦学生とガチ苦学でおかしくなった人たち

[khtokage]

最高に面白い笑　朝ドラの「らんまん」もとにかく大卒とか助教授・教授という肩書きを欲しがってるもんね。今と価値観が違いすぎるからか現代風の学ぶ喜びに目覚めさせてるけど、どうだか、と思って見てるｗ

[FutureIsWhatWeAre]

最高

[njsjn]

“ 苦痛を我慢すると人格が陶冶され、やがては立派な人物になれるいうのは、当時としては珍しくもない考え方だった。”

[kerokimu]

なんか前はてぶでみたバンカラの話みたいなノリだな

[daysleeeper]

「こころ」は新聞連載だし適当というかそういう点も多いみたい。先生の手紙なんて長すぎて、計算してみたら折り畳めないくらいの分厚さになるって、じっちゃんが言ってた。

[morita_non]

いつの時代も人に頼んだり謝ったりすることはむつかしい。。。。

[hilda_i]

高校時代の現国の先生がわりと真面目な常識のある人だったから、テキストの作者を潔く「人間のクズ」って斬って捨ててる感じだったので、まあそんなものかなと思ってたけど、現実は小説よりも奇なりだわね。

[pptppc2]

中年になって少年漫画読むと自分が子供の時に読んだときより主人公がガキに見えたり眩しく見えたりするが、だいたいの創作にはこういうことがあるのだろうなと。

[sakusakubird]

レビューがまた長いんだな。みくのしんくんに「こころ」をよませてみたい

[ROYGB]

それじゃあ「こころ」じゃなくて「坊ちゃん」みたいになってしまう。坊ちゃんは、職場の同僚を殴って路面電車の技術者になってる。

[roguzou]

昔の小説読んでて思う事はこんなに貧乏でやっていけるのか、やっていけてるな、やっぱいけないのか

[Cru]

すげえ。煮詰めたような文系

[kei_mi]

"私は平生の通りＫと口を利きながら、どこかで平生の心持と離れるようになりました。彼に対する親しみも憎しみも、旅中限かぎりという特別な性質を帯る風になったのです。"　よい

[harumomo2006]

吾輩は書生である。実績はまだない。どんな仕事に就くかとんと検討もつかぬ

[temcee]

明治の奇人が全て持っていった感。 物語の都合から生み出されたKの境遇、性格という視点はなるほどなぁと。久々に読み返してみようかな。

[dmekaricomposite]

『漱石の夏やすみ』はいいぞ！若き日の旅行を語り合う漱石と子規の友情が目に見えるような一冊。難しい漢文を碩学・高島俊男がわかりやすく楽しく解説して読者の漢文への苦手意識をやわらげてくれる。

[agrisearch]

「学校に出ぬ学生」

[plutonium]

それは山下泰平氏に聞いた方がいいなと思ったら山下泰平氏のエントリだった

[yoh596]

コトリコのｴﾚｸﾄﾘｯｸパレード見れてるだけで私は満足です。

[roirrawedoc]

まいボコの人か

[nitino]

"全体的に苦労をしすぎておかしくなったのだろうといった結論"変なやつばっか出てきて笑いまくってしまった

[gaikichi]

「明治から戦前の日本は教育勅語があったから道徳的だった」とかソ連共産党より真っ赤な大嘘。『坊ちゃん』は生徒も教師もハラスメント全開、『それから』とか自分が働かないのを全部社会のせいにする元祖ニートやぞ