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夏目漱石の検索結果1 - 40 件 / 118件

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夏目漱石に関するエントリは118件あります。 文学小説togetter などが関連タグです。 人気エントリには 『夏目漱石「月が綺麗ですね」の元ネタを遡る』などがあります。
  • 夏目漱石「月が綺麗ですね」の元ネタを遡る

    「夏目漱石は「月が綺麗ですね」となんか訳していない」という話から、「初出であるとされる70年代以前がどうだったのか知りたい」という話が出ていたので、Googleブックスを検索していたのだが、1962年刊行の『日本人の知恵』にこのような話があるらしい。 さらにいえば、日本の社交の基本は「見る」ことで成立する。 若い男女の恋人同士が愛の告白をするとき、西洋人のように、 「私はあなたを愛しています(I love you)」 などとはけっしていわない。 そんなことばを口に出さなくとも、満月を仰ぎ見て、 「いいお月さんですね」 そして、二人でじっと空を見上げるだけで、意思は十分通じるのだ。 日本人の知恵 - 林屋辰三郎 - Google ブックス この『日本人の知恵』という本は、 なんと、昭和37年に発行された本で、その前年朝日新聞に連載された「日本人の知恵」を再編集したもの。 日本人の知恵 林屋辰

      夏目漱石「月が綺麗ですね」の元ネタを遡る
    • 夏目漱石の「吾輩は猫である」を笑って読破するためのガイド - 山下泰平の趣味の方法

      この記事はそれなりに時間をかけて書いたのだが、面白がってどうでもいいことを調べている間に、世の中は大変なことになっていた。 最早「吾輩は猫である」を読もうぜッ!! なんて雰囲気でもなさそうだ。ただし気が滅入って仕方がない時には、全然関係ないことをするのがお勧めなので、そのまま公開することにした。 最初に書いておくと私は漱石が好きなので、いつもよりも客観性に欠けたところが多くなっている。あと無駄に長い。当初はコンパクトにまとめようと考えていたのだが、どうでもいいことを調べながらダラダラ書いているうちに長くなり、結果的に15000文字程度になってしまった。どうもいいことが満載のこの記事を最後まで読めたとすれば、夏目漱石の「吾輩は猫である」なんて余裕で読破できると思う。他の作品を読みたい人はこちらも参考どうぞ。 cocolog-nifty.hatenablog.com 吾輩は猫であるを読もう 「

        夏目漱石の「吾輩は猫である」を笑って読破するためのガイド - 山下泰平の趣味の方法
      • 夏目漱石『こころ』の K はなぜ先生をぶん殴り車夫にならなかったのか - 山下泰平の趣味の方法

        大人になると読み方がかわる 『こころ』の K はどのような人間なのか K のような苦学生はたまにいた 夜学校の先生になったのは合理的な判断ではあった 苦労すれば強い人になれる 苦学の世界は二つあった 先生と K の旅行 大人になると読み方がかわる 夏目漱石による小説『こころ』は、名作とされている。 初版本復刻版 こゝろ (岩波文芸書初版本復刻シリーズ) 作者:夏目 漱石岩波書店Amazon 有名な作品なだけに、色々な人が様々なことを書いているが、誰もが否定できないのはとにかく面白く読めてしまうことだろう。『こころ』は新聞連載小説であるため、一日の掲載分の終盤には、次回への期待を煽られるようなことが書かれている。ついつい続きを読みたくなってしまうような構造で、このあたりは職業作家夏目漱石の面目躍如といったところであろう。 ただし漱石の初期作品とは異なり、『こころ』には書きながら考えているよう

          夏目漱石『こころ』の K はなぜ先生をぶん殴り車夫にならなかったのか - 山下泰平の趣味の方法
        • 「世界文学」の日本代表が夏目漱石ではなく樋口一葉である理由

          世界文学全集を編むなら、日本代表は誰になる? 漱石? 春樹? 今なら葉子? 審査は、世界選手権の予選のようになるのだろうか。投票で一定の評価を得た著者なり作品が、トーナメントを勝ち抜いて、これぞ日本代表としてエントリーするのだろうか。 スポーツならいざ知らず、残念ながら、文学だと違う。春樹や葉子ならまだしも、夏目漱石は予選落ちである。 なぜか? 『「世界文学」はつくられる』に、その理由がある。近代日本語の礎を築いたことで誉れ高い漱石でも、世界的に見た場合、西洋文学のコピーとして低く評価されているという。 「世界文学」での漱石 『坊ちゃん』『猫』が有名だし、教科書で『こころ』を読んだ人もいるだろう。何と言っても千円札の顔だから、諭吉よりは見慣れている。やたら有難がる人もいるのは、ザイアンス単純接触効果じゃね? と思うのだが、彼の造語とされる「沢山」「反射」「価値」「電力」は、人口に膾炙してい

            「世界文学」の日本代表が夏目漱石ではなく樋口一葉である理由
          • 夏目漱石の「坊っちゃん」を読んでいたら、今の中年にはあまりに残酷な一節が出てきて白目剥いてしまった

            深爪@「親になってもわからない」好評発売中 @fukazume_taro 今更、夏目漱石の「坊っちゃん」を読んでるんだけど「50歳くらいの老婆が」って一節が出てきて白目剥いてる。 2023-02-24 19:23:40 深爪@「親になってもわからない」好評発売中 @fukazume_taro 「坊っちゃん」、愚痴と悪口が延々書かれてるんだけどキレと勢いがあるのでとにかく爽快。夏目漱石はユーチューバーになったらめちゃくちゃ人気出ると思う。 2023-02-24 19:34:27 深爪 @fukazume_taro 主婦/コラムニスト 二児の母。主な著書に「親になってもわからない」「立て板に泥水」「深爪式 声に出して読めない53の話」「深爪流 役に立ちそうで立たない少し役に立つ話」amzn.to/39gB7tV。ドラマ、人生、恋愛、子育て、シモと執筆ジャンルは多様。Amazonアソシエイトに参

              夏目漱石の「坊っちゃん」を読んでいたら、今の中年にはあまりに残酷な一節が出てきて白目剥いてしまった
            • 夏目漱石がI love youを「月がきれいですね」と訳した説はガセ?出典をめぐる検証が興味深い

              香日ゆら @kouhiyura ■『JK漱石』2巻2023年11月8日発売 ■ 前作は『三枝教授のすばらしき菌類学教室』全3巻/漱石関係色々に(4コマは『先生と僕』KADOKAWA版・河出文庫版有)、4コマとか『いだてん』明治ことば指導とか。 https://t.co/Izmrs4OOjN 香日ゆら @kouhiyura 漱石がI love youを「月が綺麗ですね」と訳したとかいうここ10年くらいで突然人口に膾炙した出典がないアレ。 いうてもネットやTVや出典確認しない豆知識や文豪ネタまとめにしか載らないだろうと思ってたんですが、 漱石を気になる人が手に取りやすいような本に載ってるのを確認してしまってもうムリぽ 2022-09-20 14:32:28 香日ゆら @kouhiyura ピンとこないかもですが、これは ・知ってる人は当然知ってる有名エピが実はデマだった ではなくて ・漱石調べ

                夏目漱石がI love youを「月がきれいですね」と訳した説はガセ?出典をめぐる検証が興味深い
              • 夏目漱石の小説 12作品の自筆原稿が所在不明「文化遺産が…」 | NHKニュース

                文豪 夏目漱石が書いた代表的な小説のうち半数にあたる12作品について、自筆原稿の所在が確認できなくなっていることが分かりました。調査を行った専門家は、自筆原稿は作品の成立過程をたどる貴重な資料だとして「かけがえのないものであり、大切に受け継いでいくことが必要だ」と指摘しています。 この調査は夏目漱石の研究を続けている早稲田大学の中島国彦名誉教授が行いました。 漱石の自筆原稿が今どこに保管されているか調べたところ、代表的な24の小説のうち半数にあたる12作品で確認できなくなっていることが分かりました。 このうち「坊っちゃん」は、漱石の作家活動を支援した俳人の高浜虚子を介して関係者が原稿を譲り受け、複製も作成されましたが、その後、所有者が変わるなどして所在が分からなくなっていました。 「草枕」は30年ほど前に写真で撮影されていますが、その後、所在が分かっていないということです。 一方、「吾輩は

                  夏目漱石の小説 12作品の自筆原稿が所在不明「文化遺産が…」 | NHKニュース
                • 俺も夏目漱石って読んだことないんだがあんなん文学オタクしか読まないと..

                  俺も夏目漱石って読んだことないんだがあんなん文学オタクしか読まないと思うから「夏目漱石読んだことないの…?」とか言ってくるやつにはオタクのマウントやめろって言っとくわ

                    俺も夏目漱石って読んだことないんだがあんなん文学オタクしか読まないと..
                  • なんかセブンイレブンのセルフレジから新紙幣出てきたんだけど→ 夏目漱石を新紙幣だと勘違いする若者…もう怖い

                    人生無理 @Y9Zwbn 良く考えたら夏目漱石から野口英世に変わったのがもう20年も前だから、今の若い子は夏目漱石の千円札を知らないのか😲💦 20年ってあっという間だ😂 x.com/nextExpresszon… 2024-04-25 21:21:22

                      なんかセブンイレブンのセルフレジから新紙幣出てきたんだけど→ 夏目漱石を新紙幣だと勘違いする若者…もう怖い
                    • 「初めからKが死んでいた」教科書の難易度によって、夏目漱石『こころ』の本文="Kの寿命"が削られる→皆さんのKの寿命情報が続々と

                      K @seizai12345 国語教員になったら、「テストが近いので早くKを殺さねばならない」みたいな会話ができると思っていたけど、勤務校で採択した教科書は、Kの死体を発見した場面から本文が始まっているという超ショートストーリーに仕上がっていて拍子抜けした。 2020-03-15 23:16:16 K @seizai12345 一般的に簡単な教科書ほど、『こころ』の本文=Kの寿命が削られてるんだよな。別の公立に勤める教員は「すぐにKが死んだ」って言ってたが、自分の勤務校では初めからKが死んでいたという…Kが長く生きる学校に勤めてみたいよう 2020-03-15 23:21:22

                        「初めからKが死んでいた」教科書の難易度によって、夏目漱石『こころ』の本文="Kの寿命"が削られる→皆さんのKの寿命情報が続々と
                      • 香日ゆら先生の漫画「夏目漱石が記憶そのまま百年後に転生して女子高生を満喫する話」の漱石の解像度に期待

                        香日ゆら @kouhiyura ■『JK漱石』2巻2023年11月8日発売 ■ 前作は『三枝教授のすばらしき菌類学教室』全3巻/漱石関係色々に(4コマは『先生と僕』KADOKAWA版・河出文庫版有)、4コマとか『いだてん』明治ことば指導とか。 https://t.co/Izmrs4OOjN

                          香日ゆら先生の漫画「夏目漱石が記憶そのまま百年後に転生して女子高生を満喫する話」の漱石の解像度に期待
                        • 「作」と「著」の違いってなんだろ?夏目漱石の本の背表紙を見て浮かんだ疑問、みなさんの推測と答え「岩波は明確に分けてたはず」

                          どみにをん525 @Dominion525 小説などの物語は創作なので「作」だが、エッセイ、随筆などは演出はあっても事実である建前なのでそれを著しているから「著」なのかなあって思いました。 x.com/hatesinaimonog… 2024-04-05 12:04:27

                            「作」と「著」の違いってなんだろ?夏目漱石の本の背表紙を見て浮かんだ疑問、みなさんの推測と答え「岩波は明確に分けてたはず」
                          • 夏目漱石のファンレターへの返事が面白い「小学校6年生がよくあんなもの読みますね。『こころ』は子供が読んでためになるものじゃありませんからおよしなさい」

                            すずきじゅんじ @fkgwfkgw 子供だけにじゃなくて大人相手でも、自分の書物じゃなくて他の人のものを読めとよく返事してる 謙遜とかじゃなくて本当にそう思ってるんだろうなと感じさせる 漱石ラブ… pic.twitter.com/ofto7299jx 2023-03-30 20:07:06

                              夏目漱石のファンレターへの返事が面白い「小学校6年生がよくあんなもの読みますね。『こころ』は子供が読んでためになるものじゃありませんからおよしなさい」
                            • 【閲読注意:著名作家パロディ】夏目漱石風、主人が歯科医院へ行って親知らずを抜きおった - アメリッシュガーデン改

                              パロディ小説『吾輩はトイプードルである』 吾輩はトイプードルである。 名前はまだない。 どこで生まれたのかは、トンと見当がつかぬ。 吾輩が、はじめて飼い主を見たのは、変な物に乗せられて、ずいぶんと旅をした後であった。 後で聞くと、その飼い主、ブログという奇怪な世界に両足突っ込んだ種族で、アメリッシュとかいう。ブログ界内でも指折りのアホな種族であるようだ。 しかし、当時はなんとも考えなかった。 アホというものが、どういう生態をしているのか知らなかったからだ。ただ彼女の手のひらにのせられてスーッと持ち上げられたとき、なんだかふわふわした感じがあったばかりである。 しこうして、数年が過ぎ去るのは早かったと言わざるおえない。 まことに、年月というものは情に棹(さお)さして流されていく。 いつしか、この生活に慣れた頃、おのが犬であることを、ようやく忘却しはじめた頃である。それのみか、吾輩はトイプード

                                【閲読注意:著名作家パロディ】夏目漱石風、主人が歯科医院へ行って親知らずを抜きおった - アメリッシュガーデン改
                              • 韓経:【コラム】夏目漱石と「二つの秋」=韓国

                                「日本のシェイクスピア」と呼ばれている小説家の夏目漱石と「近代俳句の父」に挙げられる詩人の正岡子規。2人は明治時代直前の1867年に生まれた同い年の友人だ。互いにインスピレーションを与えあい、近代文学の花を咲かせた。2人が初めて会ったのは22歳だった1889年。第一高等学校(今の東京大学教養学部)の同窓生だった2人は若い文学徒として意気投合した。 独特のペンネームもこのころに誕生した。漱石は実名である夏目金之助の代わりに子規が付けた「漱石」を生涯ペンネームとして使った。この名前は中国『晉書』の故事「漱石枕流」(石に漱ぎ流れに枕す)から由来したもので、変人の言葉遊びを意味する。子規の実名は常規だったが、結核にかかって喀血した後「泣いて血を吐くホトトギス」を意味する「子規」をペンネームとした。 ◆俳人と分け合ったインスピレーション 2人の友情は子規が35歳で亡くなるまで続いた。同じ下宿部屋を使

                                  韓経:【コラム】夏目漱石と「二つの秋」=韓国
                                • 『生まれ変わった夏目漱石が授業で芥川龍之介の『羅生門』をやる話』【JK漱石/香日ゆら先生】

                                  香日ゆら @kouhiyura 7/24は芥川龍之介の命日…というわけで 「生まれ変わった夏目漱石が授業で芥川龍之介の『羅生門』をやる話」です。 1/6 pic.twitter.com/6RSsyw3cFO 2023-07-24 12:17:22

                                    『生まれ変わった夏目漱石が授業で芥川龍之介の『羅生門』をやる話』【JK漱石/香日ゆら先生】
                                  • 「自己肯定感の低い人たちへ」夏目漱石が100年以上前の大学生に伝えたこと 『私の個人主義』というメッセージ

                                    「自分に自信が持てない」と悩む人たちに、伝えたいメッセージがある。『14歳からの個人主義』(大和書房)を出した、NHKエンタープライズエグゼクティブ・プロデューサーの丸山俊一さんは「夏目漱石には『私の個人主義』という講演録がある。その主張は、自分をすり減らさない生き方のヒントとして読むことができる」という――。 「みんなと一緒」がクセになった日本人 文豪・夏目漱石に、『私の個人主義』と題された作品があります。今から100年以上前の、大学生たちへの講演の記録です。 「個人主義」という言葉、今では自分勝手な人、自分の都合しか考えない人を指し、非難するときに使われることが多いですよね。 しかし漱石は、この言葉に熱い思いを込め、自分自身の人生を切り開くきっかけとなった考え方について語っています。当時フランスから日本に入ってきた新しい「個人主義」に、漱石が何を見出し、どんな思いを託したのか? そこに

                                      「自己肯定感の低い人たちへ」夏目漱石が100年以上前の大学生に伝えたこと 『私の個人主義』というメッセージ
                                    • 夏目漱石の『吾輩は猫である』のWikipediaが随分出鱈目。どうして人は出鱈目を書きたがるのか?

                                      حملة الأسهم في الشرك @mokuhyokabuka 「吾輩」は薄暗いところで出生したが、まもなく書生に家族犬共々拾われた。そこでタバコというものを初めて知る。ドライブ中に笹原に我輩だけ遺棄されるが大きな池に這い出し街に出たことで助かる。放浪の末に教師の家に住み込む。人間について車屋の黒から、わがままで不人情で泥棒も働く不徳者で… 2022-06-01 18:03:42 حملة الأسهم في الشرك @mokuhyokabuka “このウイキペディアの『吾輩は猫である』のあらすじは誰が書いたものか分からない。分からないが、どうも間違っている。” 『吾輩は猫である』のウイキ間違い探し|小林十之助 @mokuhyokabuka #note note.com/kobachou/n/n49… 2022-06-01 18:04:11

                                        夏目漱石の『吾輩は猫である』のWikipediaが随分出鱈目。どうして人は出鱈目を書きたがるのか?
                                      • 「月が綺麗ですね🌕」それは「I love you💖」夏目漱石殿が申されたかも🤗〜寒い夜は月が美しい🌃🌕 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                                        寒い夜🌕‥でも少納言👩は嫌いじゃない🌟 なぜなら夜空がことのほか美しいから🌃 そして、月が美しい🌙 夏目漱石殿が申されたとされている✨ 英語教師時代の夏目漱石殿が、 「I love you」を「我君を愛す」と翻訳した生徒に 「日本人はそういったことは言わない。月が綺麗ですね🌕という風に訳しておけ」 と申されたとか‥ 本当かどうかははっきり分かっていないそうですが、事実であってもそうであっても別に構いません🌟 なんか、情緒があって奥ゆかしくていいなあと思います🌸 「月が綺麗ですね」でも「我君を愛す」じゃなくても、 「ありがとう」「大切に思っている」「感謝している」という言葉‥ 伝いたい人には伝えましょ🌸 コロナ禍以前は、いつでも会いたい人に会えるものと信じていました🍀 今は、そうではありません。 会えるならば、会いたい人に会いましょ🌼 伝えられるならば、あなたの言葉を伝

                                          「月が綺麗ですね🌕」それは「I love you💖」夏目漱石殿が申されたかも🤗〜寒い夜は月が美しい🌃🌕 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                                        • 小学生が読む夏目漱石 〜長男 (小5) 英語版『吾輩は猫である』の音読音声 - まったり英語育児雑記帳

                                          NHK「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」の日本文学についてです。 先月は夏目漱石の『吾輩は猫である』でした。 英題は『I Am a Cat』です。 2018年度放送分の日本文学をまとめたCDブックに収録されています。 「"Run, Melos!" and Other Stories」 NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers "Run, Melos!" and Other Stories: Japanese Classics by Six Authors Daniel Stewart (監修), NHK (編集) ムック – 2019/9/14 Amazon 楽天 児童向けの夏目漱石作品 長男は『I Am a Cat』を読んで、 『吾猫』面白い。原作も読んでみたい と言っていました。 *長男のおかげで、我が家では「吾猫」という呼び名が定着してい

                                            小学生が読む夏目漱石 〜長男 (小5) 英語版『吾輩は猫である』の音読音声 - まったり英語育児雑記帳
                                          • 【切手買取】文化人切手シリーズ vol.4 夏目漱石 - 高く買取-壱ノ型

                                            夏目漱石切手とは? 1950.4.10、文化人切手シリーズ第三弾として、夏目漱石切手が発行されました。夏目漱石と言えば、一番に思い浮かぶのは漱石初の小説「坊ちゃん」ですね。四国の松山に越してきたお坊ちゃん上がりの教諭が成長する物語だったと思いますが、内容はあまり知らなくても題名は聞いたことがある人がほとんどではないかと思います。 また、夏目漱石と言えば、1,000円札の顔としても有名で、長らく1,000円札の肖像図として使用されていましたね。 幼いころは聖徳太子だったお札が夏目漱石に代わって驚いたことを覚えています。 他に、夏目漱石の作品と言えば、「三四郎」「こころ」などが有名で「こころ」などは高校の授業の小説の読解でも取り入れられていましたね。 下宿先のお嬢さんを巡る親友同士の愛憎劇が描かれている内容だったと思いますが、初めて読んだ時の読感ではいまいち内容が理解できなかったのを覚えていま

                                              【切手買取】文化人切手シリーズ vol.4 夏目漱石 - 高く買取-壱ノ型
                                            • 夏目漱石の変人ぶり…ひ孫が明かす「“吾輩”の猫の、本当の名前は…」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

                                              「漱石の子孫だと知られると、必ず『好きな作品はなんですか?』と聞かれるのですが、すみません、じつはほとんど最後まで読んでいないんです(笑)」 そう語るのは、夏目漱石のひ孫で、音楽プロデューサー・作編曲家として活躍する夏目哲郎氏(41)だ。じつは、漱石の子孫には音楽に携わる人間が多く、夏目氏もドラマや映画に楽曲を提供したり、演奏指導もおこなっているという。 「ミュージシャンだと知られると、『作詞はしないの?』ってよく聞かれますよ。たまにやりますけど、けっこう難しいんですね。あと、難しい漢字の読み方を知ってると思われて、辞書代わりに聞かれたりとか。いや、僕は漱石じゃないのでわかりません(笑)」 小説とは無縁な哲郎氏。だが、漱石の文章には自分と同じ “匂い” がするという。 「読んでみると、なんだか恥ずかしくなってしまうのも、漱石の作品を最後まで読めない原因のひとつかもしれません。でも、『吾輩は

                                                夏目漱石の変人ぶり…ひ孫が明かす「“吾輩”の猫の、本当の名前は…」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
                                              • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その18(先生は回復可能であり問題は解決可能だったのか)

                                                先生はKの死をきっかけとして内面的には破滅した。じゃあ、これは元に戻るようなものなのだろうか。回復可能なものかどうか、というのは非常に重要な基準だと思える。要するに最終的には「殉死」で死なねばならないようなものだったにせよ、ある時に「こうしたら直りますよ」と言われて直るようなものであるならば、そこまで心配する必要はないしそもそもこの「こころ」は「こころがいずれ回復する話」ということでまとまったことだろう。 確かに流れは悪かったのは確かだ。Kは自殺するし先生は自分のせいで死んだものだと早合点し、墓に行けば新しい墓(を作ってやった自分)と新しい妻、そして新しい白骨があり、いかにも自分はあの叔父さんのよう。そして結婚しても御嬢さんを見ているとイヤでもKを思い出させられる。こうして時間を追うごとに先生は追い詰められていく。そして最終的に「殉死」することを決めるわけだが。 ・これを考える前に傷であり

                                                  「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その18(先生は回復可能であり問題は解決可能だったのか)
                                                • 文豪スイング 131 夏目漱石『それから』は長い話です。 - 素振り文武両道

                                                  本日は150本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は夏目漱石『それから』を読んで、バットを振りました。 青空文庫より引用しました。 約三十分の後彼は食卓に就いた。熱い紅茶を啜りながら焼麺麭に牛酪を付けてゐると、門野と云ふ書生が座敷から新聞を畳んで持つて来た。四つ折りにしたのを座布団の傍へ置きながら、「先生、大変な事が始まりましたな」と仰山な声で話しかけた。 ということで次の6文を10回ずつ【言って振り】ました。 主人公の代助さんは、歯を磨いた後、食卓に就いた。 焼麺麭(焼きパン)に牛酪(バター)を付けていると、 門野と云ふ書生が座敷から新聞を畳んで持つて来た。 四つ折りにしたのを座布団の傍(わき)へ置きながら、 「先生、大変な事が始まりましたな」 と仰山(ぎょうさん)な声で話した。 《感想》 焼麺麭(焼きパン)に牛酪(バター)は、焼きそばに牛乳と思いまし

                                                    文豪スイング 131 夏目漱石『それから』は長い話です。 - 素振り文武両道
                                                  • 『吾輩はシャーロック・ホームズである/柳広司』:夏目漱石=ホームズ?のエンタメミステリー♬

                                                    タグ Amazon森晶麿松尾由美柄刀一柳広司柴田よしき梶村啓二森博嗣森谷明子東川篤哉櫻木みわ歌野 晶午歌野晶午殊能将之沢村浩輔法月綸太郎浦賀和宏東野圭吾村木美涼深水黎一郎折原一川澄浩平市川哲也市川憂人平石貴樹我孫子武丸折原 一折輝真透本格ミステリ ベスト10方丈貴恵早坂吝春坂咲月有栖川有栖望月諒子木江恭未須本有生深木章子滝田務雄岡嶋二人門前典之貫井徳郎赤川次郎辻村深月逸木裕道尾秀介長岡弘樹阿津川辰海西澤保彦雫井脩介霞流一青崎有吾青柳碧人高井忍高木彬光鮎川哲也賞謎組西村健澤村伊智秋吉理香子犯人は踊る白井智之相沢沙呼知念実希人石持浅海禁断の島稲羽白菟藤谷治筒井康隆米澤穂信綾辻行人芦原すなお芦沢央蒼井上鷹藤崎翔島田荘司山田彩人Amazon Musicキャロル・オコンネルエラリー・クイーンエリー・アレグザンダーエリカ・スワイラーオーディオブックカトリーヌ・アルレーカレン・M・マクマナスクリス・マク

                                                      『吾輩はシャーロック・ホームズである/柳広司』:夏目漱石=ホームズ?のエンタメミステリー♬
                                                    • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その25(先生についてのまとめ)

                                                      タルムード翻訳中。少々時間かかりそう……まあ多分少なくとも数年くらいは必要かなと(笑)解説書より本体を丸ごと読むんだよと思っていたものの、解説書をかじる方が賢明かもしれません。 300円くらいの安いやつ読書してみては。読書のすすめ。

                                                        「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その25(先生についてのまとめ)
                                                      • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その10(Kの内にある反抗心についての描写)

                                                        タルムード翻訳中。少々時間かかりそう……まあ多分少なくとも数年くらいは必要かなと(笑)解説書より本体を丸ごと読むんだよと思っていたものの、解説書をかじる方が賢明かもしれません。 300円くらいの安いやつ読書してみては。読書のすすめ。 前回は国語的な読書と文学的な読書は違うという話を書きましたが。客観的ということを突き詰めていくとどこかで主観的なこととか個別具体的なこと、特殊な事というのを含めていくという方向性が必要になってくると思います。そもそも客観的なことということでさえ、その元は主観であるということです。主観的なものの集まりが客観を作る以上、「主観的だ」ということは客観を形作る石垣になりはするでしょうが、客観の敵であり真っ向から対立するものだということになると話がおかしくなります。主観的であること、特殊であること、個別具体であることをそう無闇やたらと否定しない、むしろ客観を形成する一つ

                                                          「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その10(Kの内にある反抗心についての描写)
                                                        • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その14(世間体のことすら構わなくなった先生)

                                                          タルムード翻訳中。少々時間かかりそう……まあ多分少なくとも数年くらいは必要かなと(笑)解説書より本体を丸ごと読むんだよと思っていたものの、解説書をかじる方が賢明かもしれません。 300円くらいの安いやつ読書してみては。読書のすすめ。

                                                            「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その14(世間体のことすら構わなくなった先生)
                                                          • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その9(文学という「薬」)

                                                            例えば「ば」「か」「ち」「ん」なんて四文字並べたところで、これが海外の日本語学習者にとってはいくらやったって「ば」「か」「ち」「ん」と繰り返すだけでしょうし、それは別に私たちだって英語の単語帳を開いて似たようなことをやっているわけです。「dictionary」とあっても「でぃくしょなりぃ」と繰り返すのみで、それが「辞書」となるのはさらに時間と修練が必要です。それに意味が伴わないと。なかなか意味を持った実感として伝わってくることはないし、それだけの意味を把握することは非常に難しいわけです。 我々が「ば」「か」「ち」「ん」なんて繋げていった先で「ばかちん」と発見してあれだけ手間暇かけてできたのはこれかよと呆れると同時に怒るわけですが、そうした次元に海外で学習していて到達することは難しいでしょう。同様に、「shit」なんていう日本語でいうところの「たわごと」とか「クソ」という意味を確かに辞書を引

                                                              「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その9(文学という「薬」)
                                                            • つぼや菓子舗 発祥のお店 坊ちゃん団子 夏目漱石 19 : Eternal Rose (エターナルローズ)

                                                              ご高覧いただきまして、ありがとうございます。 岡山ランチ 岡山グルメ 記事の内容は、現在のお店の詳細とは限りませんので、 出かける前にお店に確認してください。 ​新しいお店情報教えてくださいね。 食べログ      https://tabelog.com/rvwr/001238991/ Facebook     https://www.facebook.com/artemis.brilliant Twitter     https://twitter.com/xxx_artemis_xxx​ このブログで使用しているアルテミス個人の写真、イラスト、文章の著作権及び肖像権は、全てブログ主(アルテミス)が有します。 このブログに掲載のアルテミス個人の記事、文章、写真、イラスト、図表等の、無断での使用、転載、複製、改変、頒布等を禁止します。 Copyright (C) 2011 Artemis

                                                                つぼや菓子舗 発祥のお店 坊ちゃん団子 夏目漱石 19 : Eternal Rose (エターナルローズ)
                                                              • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その15(Kが失恋死したという錯覚)

                                                                タルムード翻訳中。少々時間かかりそう……まあ多分少なくとも数年くらいは必要かなと(笑)解説書より本体を丸ごと読むんだよと思っていたものの、解説書をかじる方が賢明かもしれません。 300円くらいの安いやつ読書してみては。読書のすすめ。

                                                                  「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その15(Kが失恋死したという錯覚)
                                                                • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その4(自殺という箱の、表面と中身の問題)

                                                                  我々人間存在は生死という運命によって支配されている。その支配から抜け出さなくてはならぬ、そう考えたその人は銃で自らを撃ち抜いて死んだ。しかしこれが全然大した話にならなかった。運命に対する挑戦であり、人間に与えられた運命の克服……という名目でやったことは単なる自殺だったと。いかにも偉大なことをしでかしたようでありながら、その実やってることは自殺と変わらず、しかも自殺なら自殺でそれなりの意味がありそうなものだが、この場合にはそうした意味性を何一つ見つけることができない。最初から人の運命を超越するとか言っているわけだから、それ以上の意味をもはや見つけようがない。つまりは無意味さの極致という形の自殺をしたと。その結果、自殺者の狙いとは違って偉大さの極致どころか無意味さの極致を体現してしまった。あの話なんだったかなあ。 ・その話というのはこの「こころ」の下地として描かれているテーマでもあるのではない

                                                                    「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その4(自殺という箱の、表面と中身の問題)
                                                                  • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その30(矛盾の話)

                                                                    でもそれがある時に自分に矛先が向き、世界を良くするとは一体どういうことかということを考えたその先で、一生かかっても世界はより良くなるかはわからないが、でもここで自分という存在を消せば世界は間違いなく良くなるよね? それはどうなの? ということを思いました。思ったというよりその瞬間の意味したものはそれだったというか。そこで自分の信念に対する、そのゆるぎない信頼にあった一筋のウソを看破してしまったんですね。本当に強い本物の信念があれば、死ねるはず。その途中で自分が邪魔であるというならばその自分を消すことに躊躇がなかったはずなんです。その信念が本物であるならば自分は消えるはずだし、偽物であるならば自分は残るはずだと。そういうものをある時パッと見通せてしまった。ああ、オレ偽物だわと。だって死ねないんだから。死ねない以上、命をかけるという言葉と信念は偽物だということが証明されてしまったわけです。まあ

                                                                      「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その30(矛盾の話)
                                                                    • 文豪スイング 夏目漱石『創作家の態度』 - 素振り文武両道

                                                                      皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【160】バットを振りました。 文豪の文章を読みながら、 バットを振りました。 もしかすれば、 創作家の心の持ち方、 物の観方は、 十人十色だ。 と、3行で済むと思います。 青空文庫より。出だしだけ。 『創作家の態度』夏目漱石 演題は「創作家の態度」と云うのであります。態度と云うのは心の持ち方、物の観方くらいに解釈しておいて下されば宜しい。この、心の持ち方、物の観方で十人、十色さまざまの世界ができまたさまざまの世界観が成り立つのは申すまでもない。一例を上げて申すと、もし諸君が私に向って月の形はどんなだと聞かれれば、私はすぐに丸いと答える。諸君も定めし御異存はなかろうと思う。ところがこの間ある西洋人の書いたものを見たら、我々は普通月を半円形のものと解しているとあったのみか、なぜまんまるなものと思っていぬかと云う訳までが二三行つけ加えてあったんで、少し驚い

                                                                        文豪スイング 夏目漱石『創作家の態度』 - 素振り文武両道
                                                                      • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その16(先生という普通の人の普通な破滅)

                                                                        タルムード翻訳中。少々時間かかりそう……まあ多分少なくとも数年くらいは必要かなと(笑)解説書より本体を丸ごと読むんだよと思っていたものの、解説書をかじる方が賢明かもしれません。 300円くらいの安いやつ読書してみては。読書のすすめ。 自分で思っておいてなるほどと思ったのは、この先生って人はKの死後であり物語の終盤に破滅しているわけです。その破滅というのは生活的なもの、経済的要因においては全然破滅していない。それこそ働かなくていいどころか「自分の死後残された妻が生活に困らないほど」の余裕があるわけですから、まあかなり裕福な側だと思って間違いない。そうではなく、先生は内面的な意味合いにおいて破滅しているわけです。酒におぼれても溺れきることはできず、常に何かに悩まされ続け、とうとう死を選び取る事しか残らない。これ以外に道はないと決めている。でもじゃあ先生は内面的な破滅を迎える、それほど元々変わっ

                                                                          「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その16(先生という普通の人の普通な破滅)
                                                                        • 文豪スイング 120 夏目漱石『それから』の予告 - 素振り文武両道

                                                                          本日は210本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は文豪スイングという素振りを、久しぶりに行いました。 第一高等学校本館玄関前の漱石(1907年2月)ウィキペディアより。 青空文庫に『それから』の予告文がありましたので、ある程度読み、それからバットを振り、繰り返しました。 『それから』予告 夏目漱石 色々な意味に於てそれからである。「三四郎」には大学生の事を描かいたが、この小説にはそれから先の事を書いたからそれからである。 「三四郎」の主人公はあの通り単純であるが、此主人公はそれからあとの男であるからこの点に於ても、それからである。 この主人公は最後に、妙な運命に陥る。それからさきどうなるかは書いてない。この意味においてもまたそれからである。 素振りは10の箇条書きにして、【言う振る】を3回ずつ繰り返しました。 1.色々な意味においてそれからである。 2

                                                                            文豪スイング 120 夏目漱石『それから』の予告 - 素振り文武両道
                                                                          • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その22(叔父に執着していた先生の醜さ)

                                                                            これはもう本当に感想だけになりそうですが、「執着」ということがこの話の根に繋がるところがあるように思います。先生はものすごく執着しているし、こだわりがある。過去のことであり、叔父との関係のことが常に先生の念頭にあるんですが、その執着という流れは物事の経緯をすっ飛ばすだけの力があるなと思いますし、ある意味物事の流れであり経緯というのと同列に並んでいる、いやもしかしたらそれ以上かもしれない、執着していることさえあればもはや経緯なんてことはどうでもいいものかもしれない。 先生はこうして過去に執着しているわけですが、でもこの執着っていわば先生を守っているところもあるなと感じます。つまりはその過去によってあくまでも悪いのは叔父だ、自分を騙したのは、そして財産を掠め取っていったのは叔父だという言い分が成り立つわけです。叔父は悪い、悪いのは叔父だと。恐らくどのように言っても、切り取っても悪いのは叔父であ

                                                                              「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その22(叔父に執着していた先生の醜さ)
                                                                            • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その19(Kはあの場面でどうしても自殺していたということに対する反証)

                                                                              ということでここまでで先生の経緯であり流れというものを意識して書いてきたのだが、ここにきて違和感を感じ始めるようになってきたのでそれについて書くことにする。今までの話は一体何だったの、というくらいの変わり様なんだけどまあそう思っちまったんだから仕方がない。 Kの死は失恋死ではない。この先生の感想であり主観的な見方は恐らく正確だろう。何しろ当事者であり、近くでみてきているわけだから赤の他人がやってきて客観的に「Kは気が狂って自殺した」とみたことよりも余程正確であるとみなしていいだろう。失恋で死んだ、御嬢さんを失って死んだわけだし先生が奪ったから死んだとみると確かに辻褄が合わない点が出てくる。しかしだからといってKの死は絶対に失恋死ではない、全く影響がなかったとみなせるとしたらそれは違うのではないかということだ。 ①まず第一にこの「こころ」を流れを重視して見ていくようにしていると、先生だって最

                                                                                「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その19(Kはあの場面でどうしても自殺していたということに対する反証)
                                                                              • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その26/本当に感想文

                                                                                ・そもそも文学なんてものは役に立ってナンボだなって感じが強くあります。「こころ」だってそもそもたまたま読んでいたから再び手に取ってみたものの、役に立つことがなければ文学の価値なんてないと思っていますし、役に立たないなら捨てていいと思っています。ちょくちょく言っているようにそれはあくまで「薬」であって、ある人には価値があるし、ある人には全く価値がない。それでいいと思います。効き目がないのに尊ぶ必要はないと思いますし、「こころなんて恋愛のもつれでしょ?」「Kは要するに失恋で死んだんだよね」というのであればそれはそれでいいと思います。 役に立つ人が時々いる、それがたまたま私とかであって、そういう人が「こころ」はおもしろいよと言う、それはあくまで「薬」としていいと言っているわけですし、その価値が見出せなければゴミ箱行きでも仕方ないと思いますし、そうならずに手放しで飾られて鑑賞されて薬としての価値を

                                                                                  「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その26/本当に感想文
                                                                                • 「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その35(Kの自殺について)

                                                                                  「こころ」はちょっと休みが必要かもしれません。それくらいけっこう自分の内面を削りながら考えて書いている感じがありますので、たまには忘れようかなと思ってます(笑)まあ勢いも大切ですが、それによって健康を損なっていてはどうしようもないですね(笑) だから書いといてなんですが、確かにKという男は何もなく無意味に死ねるほど感情の無い男ではない。新聞に書かれたような「気が狂って自殺した」というのはKという男を見誤っていると言えるでしょうし、そうではないということをずっとこの話を通して見てきたはずです。そして同様に、Kという男が悪意を持ってすべてを破滅させるためにやったのだというのを考えてみたわけですが、そうみていくとやはりいろいろと不都合が起きるわけです。そもそもそういう場面を見ていないのに、急に悪鬼の如く怒りに燃え盛り、その激情の赴くままに自殺した、というのは不自然です。つまりはこれも矛盾している

                                                                                    「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その35(Kの自殺について)

                                                                                  新着記事