言語能力と刑罰―言語という障害。 - hituziのブログじゃがー

2009年に「言語という障害―知的障害者を排除するもの」という論文を かいた。もくじは つぎのとおり。 はじめに 1. 言語権という理念 1.1. ひとつの言語とはなにか 1.2. 言語権のひろがり 2. 知的障害と「言語」 3. 言語学の倫理―ジーニーを実験台にさせたもの 4. 共生の条件とされる「ことば」 5. 知的障害者をとりまく社会環境―言語という障害と能力主義 5.1. 言語と世界観 5.2. 知的障害の判定テストと言語 5.3. 能力の個人モデルから「能力の共同性」へ 6. 言語主義からの自由、そして言語権のユニバーサルデザインにむけて おわりに 参考文献 こうした問題に関連して、最近 気になっていることがある。それは「言語能力」によって刑罰の軽重が左右されてしまうということだ。 浜井浩一（はまい・こういち）は『2円で刑務所、5億で執行猶予』光文社新書で、つぎのように のべてい

[nessko]

こういうことをまじめに考えてくれる人がいるのはうれしい。／女性の場合は日常的にことばで表される以前の状況で何かが決まってしまっているのを感じることが多いんで、結局力関係で全ては決まるという諦めも

[mahal]

人権を平等に与えた場合、人権をHackする能力の不平等によって平等が担保され得なくなる問題。ただ、平等を担保しようとすると、平等をHackする能力で以下略、とも。

[Apeman]

「言語能力によって、実刑になったり、仮釈放されなかったりする。そのようなシステムは あきらかにおかしい」

[norton3rd]

『｢ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝは おたがいさま｣なのだ｡これは､検察官や裁判官の｢ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ能力｣の問題でもある｡』

[akkun_choi]

言語能力によって実刑にされたりされなかったりする社会

[heis101]

「「言語能力」によって刑罰の軽重が左右されてしまう」「仮釈放の条件として言語能力（コミュニケーション能力）が障害になっている」

[msyk710513]

知的障害者や精神障害者が不利益こうむるのが罷り通るなんておかしい。刑務所で済まそうとせず、適切な処遇を。悪知恵見抜くのも必要なはずなのに、検察・裁判所は何やってる。

[maturi]

浜井浩一の著作を

[unyounyo]

「適切な大人」制度って日本語だと微妙だけど、法的介助ってことだと思う、のようなものの話。