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ユリ科の黄色い花、人間を避け地味な色に進化、研究
ユリ科バイモ属の一種、Fritillaria delavayi。球根は中国の伝統薬として珍重されている。多く採取され... ユリ科バイモ属の一種、Fritillaria delavayi。球根は中国の伝統薬として珍重されている。多く採取される場所では、カムフラージュして身を守るようになった可能性がある。(PHOTOGRAPH BY YANG NIU) 中国南西部の高地で、ある植物が見つかりにくくなっている。 ユリ科バイモ属の一種、Fritillaria delavayiだ(クロユリもバイモの一種)。年に一度、チューリップのような黄色い花を咲かせ、葉や茎も明るい緑色をしている。 ところが、本来なら目立つこの花や葉の色が、灰色や茶色に変化している場所があるという。これは、最大の敵から見つかりにくいよう進化した結果ではないかと、研究者は考えている。その敵とは、人間だ。(参考記事:「華麗なる擬態の世界」) 中国と英国の研究チームが2020年11月に学術誌「Current Biology」に掲載した論文によると、Frit
2021/02/14 リンク