ナショナルジオグラフに関するtaronのブックマーク (307)

  • 2800万光年離れた銀河におそらく惑星を発見、史上最遠

    渦巻銀河とX線連星系「M51-ULS-1」。(Source: Chandra X-Ray Observatory) はるか2800万光年離れた銀河に、土星サイズの惑星が潜んでいるらしいとする研究成果が10月25日、学術誌「Nature Astronomy」に発表された。確認されれば、これまで発見された中で最も遠くの惑星となる。 2800万年前、遠く離れた渦巻銀河で、青く若い恒星が苦境に陥っていた。 この恒星は、強力なパートナーの天体(おそらくはブラックホールか中性子星)との連星系だったが、パートナーの重力は極めて強く、若い恒星の外側を吸収していった。恒星からプラズマが引き剥がされると、太陽の100万倍もの強さのX線が放出された。(参考記事:「星をべる中性子星のX線フレアを観測」) その後、X線で輝くこの星の手前を何物かが通過し、われわれの視界から数時間にわたってこの星の光を遮った。 それ

    2800万光年離れた銀河におそらく惑星を発見、史上最遠
    taron
    taron 2021/10/29
    トランジット法って、ここまで遠くてもできるんだ。
  • 金星探査計画が続々、今なぜ灼熱の惑星に挑むのか?

    金星の表面は、そのほとんどがまだ調べられていない。画像は、NASAの金星探査機マゼランのレーダー探査データに基づいて作成されたもの。(PHOTOGRAPH BY NASA, JPL) 金星は夜空で最も美しい天体の1つだが、もし近くに行けば腐った卵のようなにおいがするだろう。その雨粒は肉を溶かし、表面の温度は木やガソリンが自然発火するほど高く、気圧は潜水艦がつぶれるほど高い。 そんな金星だが、かつては温暖で、海があり、生命が存在していたかもしれない。つまり、太陽系では数十億年にわたり、地球と金星という2つの青い惑星が太陽の周りを回っていたのかもしれないのだ。しかし、地球で生命が繁栄する一方で、金星では大気中に破滅的な量の炭素が蓄積されて「暴走温室効果」が起こり、死の惑星になってしまった。(参考記事:「「金星に生命の痕跡」に反証続々、ホスフィンは誤検出の可能性」) かつて金星に液体の海があった

    金星探査計画が続々、今なぜ灼熱の惑星に挑むのか?
    taron
    taron 2021/10/26
    金星の大気はハードルが高そうだよなあ。研究は進んでるけど、耐圧耐腐食となると重くなるだろうなあ。
  • 古代マヤ、大噴火の後にピラミッド建設、復興の象徴か

    中米エルサルバドルにあるマヤ文明のピラミッド(写真手前)。発掘調査により、1500年前のイロパンゴ火山噴火との驚くべき関係が明らかになった。(COURTESY OF AKIRA ICHIKAWA) 今からおよそ1500年前、現在の中米エルサルバドルにあるイロパンゴ火山が史上最大級の噴火を起こし、膨大な量の火山灰や軽石を噴出させた。これらは麓の谷を覆い尽くしただけでなく、広範囲に広がり、北半球の寒冷化を引き起こしたとみられる。 この大噴火によって噴出した火山灰は「ティエラ・ブランカ・ホーベン(若い白土)」と呼ばれ、古代マヤ文明の一時的な衰退を促したと考えられてきた。しかし、9月21日付けで学術誌「Antiquity」に発表された論文は、一概にそうは言えないことを示唆している。噴火後、火口からわずか40キロほど離れた地域で、これまで考えられていたより早い時期に、大型のピラミッドが建設されたとい

    古代マヤ、大噴火の後にピラミッド建設、復興の象徴か
    taron
    taron 2021/10/11
    危機的状況だからこそ、結束を示すためにモニュメントを建設するというのもあり得たかもね。
  • 「ありえない場所」でマングローブ林を発見、海面上昇予測に関連

    メキシコのタバスコ州を流れるサンペドロ・マルティル川に接する、エル・カカワテというラグーン。このラグーンに沿って生育するマングローブ林は、通常の生息地である沿岸部から170キロも離れた場所にある。 (PHOTOGRAPH BY OCTAVIO ABURTO) メキシコとグアテマラの国境に近いサンペドロ・マルティル川沿いを調査していた研究チームは、海岸から170キロも内陸の地点で予期せぬ光景に出合った。川沿いのきらめく大きなラグーンに沿って、マングローブの林が広がっていたのだ。 そこは、マングローブ林があるはずのない場所だった。というのも、通常のマングローブ林は、沿岸の限られた区域で、海水と高潮にさらされながら力強く繁殖するからだ。しかし、この場所は標高が9メートルもあるうえ、滝の上流にある。(参考記事:「世界最大のマングローブ林は住民を見放したのか」) 研究チームが慎重に分析した結果、さら

    「ありえない場所」でマングローブ林を発見、海面上昇予測に関連
    taron
    taron 2021/10/11
    アイソスタシーって奴か。しかし、内陸に生き延びたマングローブとか、世界遺産級だなあ。内陸に取り残されたけど、たまたま生き延びられる環境が揃っていた。
  • 土星の中心にスープ状の巨大なコア、最新研究で解明

    科学者たちは土星の環に見られる波を観測することで、土星のコアの大きさと形を測定することができた。そのコアは想像よりもはるかに大きく、奇妙だった。(PHOTOGRAPH BY NASA, JPL) 土星の内部にあるコア(核)は、直径の60%を占める巨大なものであること、また、氷と岩石とガスが混ざり合った奇妙なスープ状の塊であるらしいことが、最新の研究でわかった。土星の環から解き明かしたこの研究成果は、8月16日付けで天文学の専門誌「ネイチャー・アストロノミー」に発表された。 「巨大なコアです。私たちが予想していたものとはまったく違っていました」と、論文の著者の1人である米カリフォルニア工科大学のクリス・マンコビック氏は語る。 この意外な研究成果は、土星が形成された仕組みや、磁場が生まれる仕組みについても、科学者たちに再考を迫ることになる。「土星のコアが複雑であることはある程度予想していました

    土星の中心にスープ状の巨大なコア、最新研究で解明
    taron
    taron 2021/08/25
    土星の環の挙動から、内部構造を推測した研究。ガスと岩石と液体がごった煮の状態で、明確な層構造が存在しないモデルが一番整合性が高い。対流がないって不思議すぎる。で、磁場の存在が謎になる。
  • 旧東ドイツ秘密警察の膨大な諜報記録 「シュタージ文書」が公文書館に

    かつて、ドイツ民主共和国(旧東ドイツ)の秘密警察シュタージは、厳しい監視体制を築き、自国民に対して諜報活動を行っていた。ジークフリート・ヴィッテンブルクさんは、そのシュタージが作成した自分に関する諜報ファイルを目の前にして椅子に座り、はやる気持ちを抑えてそれを開いた。時は1999年。ベルリンの壁崩壊と東西ドイツ統一から10年が経っていた。 「まるで、犯罪小説を読むような気分でした」と、ヴィッテンブルクさんは話す。 旧東ドイツ時代に写真家として活動していたヴィッテンブルクさんは、社会主義政権下に置かれた国民の生活を長く撮影していた。そのなかには、政府が外部に見せたくない貧困や物資の不足、抗議活動の様子の記録が含まれていたため、1980年代に開いた写真展では、一部の写真が検閲を受けた。そのような過去があったため、シュタージのファイルに何が記されているのか、ヴィッテンブルクさんが気になったのも無

    旧東ドイツ秘密警察の膨大な諜報記録 「シュタージ文書」が公文書館に
    taron
    taron 2021/08/15
    こういう国がよくもまあ半世紀も生き残ったものだ。/一方、現代はネット監視技術でローコストで似たようなことができるようになってるんだよな。自発的に個人情報を上げる。
  • 野生のシカの4割に新型コロナの抗体、集団感染の可能性、米国

    新たな研究により、オジロジカが野生環境でコロナウイルスにさらされていることがわかった。感染した人間がシカにも感染を広げている可能性がある。(PHOTOGRAPH BY BEN HASTY, MEDIANEWS GROUP/READING EAGLE VIA GETTY IMAGES) アラスカを除く米国全州に生息するオジロジカ(Odocoileus virginianus)が、自然環境で広くコロナウイルスにさらされているようだ。 米農務省(USDA)が、ミシガン、イリノイ、ニューヨーク、ペンシルベニア各州にすむオジロジカ600頭以上から、過去十年間にわたって採取してきた血液サンプルを分析したところ、2021年1月〜3月にかけて検査した野生の個体152頭の40%から新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の抗体が発見された。野生のシカへの感染の証拠を探る初の研究結果として、査読前の論文を投

    野生のシカの4割に新型コロナの抗体、集団感染の可能性、米国
    taron
    taron 2021/08/06
    人畜共通感染症としてのCOVID19。人間の感染者密度と相関するのかな。
  • 密林の大河 コンゴ川に生きる

    アフリカ中部を流れる大河は住民の暮らしに欠かせない交通路だが、危険な無法地帯でもある。貨物船や丸木舟の旅は、トラブルの連続だった。 文=ロバート・ドレイパー/写真=パスカル・メートル 全長およそ4700キロのコンゴ川は、アフリカ大陸の9カ国に及ぶ広大な流域をもつが、やはりコンゴ民主共和国との結びつきが圧倒的に強い。 「コンゴ川はわが国の背骨です」と、キンシャサ大学の歴史学教授イジドール・ンデウェル・エ・ンジエムは話す。「背骨がなければ人間は立てません」。コンゴ川がなければ、この国は立ち行かなくなるという意味だろう。 コンゴ川は源流域から北へ向かった後、中流のボヨマ滝(英国の探検家ヘンリー・モートン・スタンリーにちなんでスタンリー滝と呼ばれていた)を越えた辺りで北西へと進路を変え、その後、南西へ下って大西洋に注ぐ。 川を管理する官庁が存在しないため、誰もが平等に利用できる自由地帯になっている

    密林の大河 コンゴ川に生きる
    taron
    taron 2021/07/25
    コンゴ(旧ザイール)の腐れっぷりはすごいなあ。/あんまり水力発電には向いてなさそうな川だけど。
  • ドイツの壊滅的な洪水、忍び寄る気候変動の影響

    ドイツ西部を覆った動きの遅い低気圧による豪雨は、壊滅的な被害をもたらし、多くの命を奪った。地域全体で泥流が家屋を押しつぶし、下水管がむき出しになった。(Photograph by David Young, picture alliance/Getty Images) ドイツをはじめ、ベルギーやオランダ、ルクセンブルクの一部で、数日にわたる豪雨が発生し、壊滅的な洪水をもたらした。死者は180人に上っている。 今回の豪雨と気候変動との関係について、科学者らはまだ明らかでないとしているが、気候変動がどんな暴風雨をもたらすかはわかったと言う。すなわち、より多くの雨が、より長く降り続くということだ。 洪水の大半が発生したドイツのライン川流域では、降雨量が記録を更新した。家屋は浸水し、ボートで道を渡らなければならなくなったほか、流域に建つ城の一部が流された。 「異常気象が増えることは気候モデルから予測

    ドイツの壊滅的な洪水、忍び寄る気候変動の影響
    taron
    taron 2021/07/21
    まだ、ここ100年かそこらで経験があるレベルだと思うけど…
  • デルタ株が急拡大、ワクチン接種率の低い地域ほど危険

    2021年7月7日、ロシアのサンクトペテルブルクにあるマリインスキー病院の新型コロナウイルス感染症ユニットで、防護服を着た医療従事者が消毒用キャビンを歩いている。1日あたりの死亡者数が過去最多を更新したロシアでは2021年7月4日、1日あたりの新規感染者数が2万5000人を超えた。現在、ロシアでは感染力の強いデルタ株が主流となっている。(PHOTOGRAPH BY OLGA MALTSEVA, AFP VIA GETTY IMAGES) 米国で新型コロナウイルスワクチンの接種を完全に終えた人の割合は、全人口の48%にとどまる。ワクチンの確保に苦慮している国も多い。そんな中、公衆衛生の専門家らは、既知の新型コロナウイルスのうち最も危険で広まりやすい(伝播性が高い)変異株であるデルタ株が、世界中で患者や死者の急増を引き起こすのではないかと懸念している。 2021年3月にインドで初めて確認された

    デルタ株が急拡大、ワクチン接種率の低い地域ほど危険
    taron
    taron 2021/07/17
    このまま行くと、ほんとにずっとマスクをしてなくてはいけない世界が来そうだな…
  • 絶滅した巨大サイの新種を発見、パラケラテリウムの謎解明

    中国甘粛省で、巨大なサイの仲間パラケラテリウムの新種が発見された。頭骨の特徴から、現在のバクのように、柔軟性があり、物をつかむことができる鼻をもっていたと考えられる。(ILLUSTRATION BY YU CHEN) 現在のチベット高原は標高4000メートルもある広大な高原地帯だ。だが数千万年前には一部にまだ湿潤な森林があり、太古の巨大哺乳類の通り道となっていたらしい。 太古の絶滅巨大サイの化石が中国甘粛省で発見され、新種として6月17日付の学術誌「Communications Biology」に発表された。重さは最大でアフリカゾウの4倍に当たる24トンもあり、高さもキリンより高かったと見られる。 今回の新種は、パラケラテリウムの一種で、Paraceratherium linxiaenseと名付けられた。アジアの中央部には5000万年前から2300万年前ごろにかけて、角のない巨大サイの仲間

    絶滅した巨大サイの新種を発見、パラケラテリウムの謎解明
    taron
    taron 2021/06/24
    こんな燃費の悪そうな生き物がよく生きられたものだ。ヒマラヤ山脈ができる前はこの地域はそれだけ通年で湿潤な地域だったということなのかな。
  • 200日間も巨星を隠した謎の物体、正体いまだ不明

    2012年前半に姿を消していた恒星VVV-WIT-08の想像図。(ILLUSTRATION BY AMANDA SMITH) 恒星が短い周期で明るくなったり暗くなったりすることはあるが、突然消えてしまうことはない。だから、はるか彼方の巨星が約200日にわたって見えなくなった現象は天文学者たちを驚かせた。 それからおよそ10年、天文学者たちはさまざまな可能性を検討してきた結果を、2021年6月11日付けで学術誌「王立天文学会月報」で報告した。 論文では、恒星のすぐ近くにブラックホールがあって、その周囲を円盤状の暗い物質が公転しているという説や、塵に覆われた未発見の伴星があるという説など、現時点で可能性が残っているいくつかの仮説が提案されている。しかし、星の光がほぼ完全に消えてしまった原因はまだ解明できていない。 遠方の星の光を遮っているものの正体が、問題の恒星よりもはるかに大きな物体であるこ

    200日間も巨星を隠した謎の物体、正体いまだ不明
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    taron 2021/06/20
    遠くて情報が得にくいというのは大きそうだなあ。
  • 生命体がいないと見られる土壌が南極で見つかる、初

    土壌調査チームの研究者2人が南極のシャクルトン氷河地域でサンプル採取に向かう。 (PHOTOGRAPH BY NOAH FIERER) 生命体がまったくいないと見られる土壌が南極大陸で見つかった。地球の表面では初めての報告だ。採取場所は、南極点から約480キロの内陸部にある、吹きさらしの2つの険しい山の尾根だ。 「微生物はたくましく、どこでも生存できると考えられてきました」と、土壌を調査した米コロラド大学ボルダー校の微生物生態学者ノア・フィアラー氏は話す。単細胞生物は、93℃を超える熱水噴出孔でも、南極の厚さ800メートルもの氷の下にある湖でも、さらには高度3万7000メートルの地球の成層圏でも生きているのが見つかっている。(参考記事:「地球最深マリアナ海溝で微生物の群集を発見か」) だが、南極から採取した土壌のなかには、フィアラー氏と氏が指導する博士課程の学生ニコラス・ドラゴネ氏が1年を

    生命体がいないと見られる土壌が南極で見つかる、初
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    taron 2021/06/20
    南極の高地には生命が存在しない場所がありうる、と。低温、乾燥、高濃度の塩素酸塩という極限環境には、ほとんど生命が存在し得ない。いてもごく少数。/ただ、サンプルを増やしたら検出できるかもという指摘も。
  • 世界で5つめの大洋「南極海」とは、他とこんなに違う独特な海

    南極半島の西海岸沖のゲルラーシュ海峡。このほどナショナル ジオグラフィックの地図製作チームは、南極大陸を幅広く帯状に取り囲む水域を「南極海」という独立の大洋と認定した。これに伴い、ゲルラーシュ海峡は太平洋ではなく南極海に含まれることになった。(PHOTOGRAPH BY JASPER DOEST, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 南極大陸を取り囲む南極海をよく知る人は言う。そこは他のどの海にも似ていない、と。 「南極に行ったことのある人はみな、何がそんなに魅力的なのかを説明するのに苦労するでしょう。しかし、他のどこよりも氷河が青く、空気が冷たく、山に恐ろしいほどの迫力があり、風景が魅惑的だということは誰もが認めるところです」と、米海洋大気局(NOAA)の海洋科学者で、ナショナル ジオグラフィック協会のエクスプローラーでもあるセス・シコラ・ボディー氏は語る。 ナショナル

    世界で5つめの大洋「南極海」とは、他とこんなに違う独特な海
    taron
    taron 2021/06/18
    環南極流で仕切られた領域を「南極海」として定義した、と。確かに、内側は生態的に切り離されているから、分ける意味はあるな。
  • アカシア、樹液でアリを奴隷に変える

    アリは、アカシアの樹液に含まれる酵素によって糖分依存状態に陥る。 Photograph by Alexander L.Wild 互いに利益を得ながら進化してきたアカシアとアリだが、その相利共生の関係(共進化)には、一方を依存状態に追い込む巧妙な戦略が潜んでいたことがわかった。 中央アメリカでは、アリがアカシアのボディガードの役割を担っている。はびこる雑草を防ぎ樹液を狙う動物から守るアリは、代わりに住処とエサを得る。自然界の代表的な共生関係の1つだ。 しかし、メキシコのシンベスタブ・ウニダード・イラプアト(Cinvestav Unidad Irapuato)研究所のマーティン・ヘイル(Martin Heil)氏は、アカシアの樹液が含む酵素によって、アリがほかの糖源を摂取できないように仕向けられている状況に気付いた。 住処と事を得るアリは、死ぬまで労働を強制されるのである。「受け身で移動でき

    アカシア、樹液でアリを奴隷に変える
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    taron 2021/06/16
    なかなかエグい。/樹液以外は消化できないようにして、離れられない体にして、用心棒としてこき使う。
  • 米国で危険な堰の撤去進む、「溺死マシン」の異名も

    米国ウィスコンシン州グラフトン近郊の堰で釣りをする若者。(PHOTOGRAPH BY TODD BANNOR, ALAMY) 米国中西部の川では数十年来、灌漑や洪水の管理のために、コンクリートでできた高さ数メートルの堰(せき)が数多く利用されてきた。ただし、堰は一部の河川管理にかかわる人々から「溺死マシン」と呼ばれるほど危険な存在でもある。 堰の下では、急激に水流が落ち込んだ後、数メートル下流で上昇してきた水流が再び上流側の落ち込みへ引き込まれるという循環水流が発生する。この流れにはまると、水中に押し込まれて抜け出すのが困難になり、ライフジャケットもあまり役に立たない。 堰は上流側から見えにくく、米国では過去10年間に数百人が溺死している。米ブリガムヤング大学による2015年の研究によれば、アイオワ、ペンシルベニア、ミネソタの3州だけで全米の溺死者の実に3分の1を占める。なかでもペンシルベ

    米国で危険な堰の撤去進む、「溺死マシン」の異名も
    taron
    taron 2021/06/11
    日本だと灌漑用水で実際に使ってるから難しそうだなあ。
  • 幻のウーリームササビに2つの新種見つかる、ヒマラヤ

    ウンナンウーリームササビ(写真)は、生物多様性のホットスポットである中国南西部の山中に生息する。(PHOTOGRAPH COURTESY OF QUAN LI) 世界の屋根として知られるヒマラヤ山脈に、世界最大級のリス科動物が暮らしている。ウーリームササビ(Eupetaurus cinereus)だ。 体重約2.3キロ、体長約90センチというこの動物は、地球上で最も生態がわかっていない哺乳類の一つでもある。約130年前に分類、命名されたものの、1990年代に「再発見」されるまで絶滅したと考えられていた。(参考記事:「【動画】ネットを席巻 心肺蘇生法で生き返ったリス」) 近年、ヒマラヤでこの動物の目撃情報が複数あったことから、オーストラリア博物館研究所の主任研究員で所長のクリストファー・ヘルゲン氏は、この謎に満ちた種について掘り下げてみることにした。ナショナル ジオグラフィックのエクスプロー

    幻のウーリームササビに2つの新種見つかる、ヒマラヤ
    taron
    taron 2021/06/11
    保存された標本の大切さ。新しい標本を確保するのも難しそうだしな。/岩場の夜行性生物とか、人間が一番苦手とするパターンだな。
  • 約30年ぶりに金星めざすNASAの探査機 謎は解明されるか

    探査機が金星の厚い大気を通して覗き込む灼熱地獄のような地表は、どこか地球に似ている。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL) NASAが惑星科学者たちを驚かせた。競争率の高さで知られるNASAの「ディスカバリー計画」の次の2つのミッションの対象が灼熱地獄のような金星に決まったと、記者会見で発表したのだ。 NASAのビル・ネルソン長官は会見で、「2つのミッションはいずれも金星の表面が鉛も溶けるほどの高温になった理由を解明することを目的にしています。科学界全体のために、私たちが30年以上訪れていない惑星を調べることになります」と語った。 「これらのミッションが、地球の進化過程の理解を深め、太陽系のほかの岩石惑星が、現在、生命がすめない環境であるのに対し、地球はなぜ可能となったのかを理解する助けになることを期待しています」 探査機は2機あり、一つは「ダヴィンチ・プラス(DAVINCI+)

    約30年ぶりに金星めざすNASAの探査機 謎は解明されるか
    taron
    taron 2021/06/09
    おー、金星大気に突入するのか。やるなあ。長時間活動できないのがネックだよなあ。/ほんと、テラフォーミングに成功したら、火星よりよっぽど暮らしやすそうなんだけどな。
  • 「産業革命前はがん患者1%」説は本当か、143遺骨で検証

    「死の勝利」を描いた15世紀イタリアの作者不明のフレスコ画。一般的に中世の3大疾患は、感染症、栄養失調、そして戦争や事故による負傷だったと考えられている。(ART VIA WERNER FORMAN ARCHIVE, BRIDGEMAN IMAGES) 現代では、英国人の半数以上が一生のうちにがんと診断されると言われている。一方で考古学的証拠から、産業革命以前には、がんにかかる英国人は1%程度だったと考えられてきた。 だが5月4日付けで学術誌「Cancer」に発表された論文では、この1%という見積もりは小さすぎた可能性が指摘されている。 研究では、現代のがん検出ツールを用いて、数百年前に埋葬された遺骨を分析した。その結果、産業革命以前の英国人ががんにかかる確率は、これまで考えられていたより少なくとも10倍以上高かった可能性があることが明らかになった。 この研究を主導したのは、英ケンブリッジ

    「産業革命前はがん患者1%」説は本当か、143遺骨で検証
    taron
    taron 2021/05/21
    CTでまとまった骨を調査したところが新しいと。/ガンで死ぬ前に他の病気で死ぬパターンが多かっただけだろうなあ。推計としてはあやふやだけど。
  • アフリカ最古のヒトの墓を発見、被葬者は子ども、7万8000年前

    ケニアの洞窟で見つかった約7万8000年前のホモ・サピエンスの頭蓋骨。2、3歳の子どもの骨であり、スワヒリ語で「子ども」を意味する「ムトト」という愛称で呼ばれている。写真は頭蓋骨の左側。下顎骨がそのまま残っていて、写真左下に歯根が十分に発達していない2の未萌出歯があるのがわかる。(PHOTOGRAPH BY MARÍA MARTINÓN-TORRES, NATIONAL RESEARCH CENTER ON HUMAN EVOLUTION (CENIEH)) ケニアの洞窟で、約7万8000年前の現生人類(ホモ・サピエンス)の墓が発見された。アフリカで見つかったものとしては最古だ。そこには誰かが注意深く埋葬した2、3歳の子どもの遺体が納められていた。論文は5月5日付けで学術誌「ネイチャー」のオンライン版に発表された。 中東やヨーロッパでもっと古い墓が報告されているが、アフリカでの今回の発見

    アフリカ最古のヒトの墓を発見、被葬者は子ども、7万8000年前
    taron
    taron 2021/05/08
    ケニアの洞窟の人骨から分かること。母岩ごと運び出しってのは恐竜の化石みたいだな。/約8万年前に、子供の死を特別なものと捉える考えが生まれていた、と。