｢古事記｣も｢源氏物語｣も実は読解不能だった…日本語学の専門家が絶賛する｢研究者･本居宣長｣のすごさ ｢係り結び｣の法則がわかったから､読めるようになった

この人は、毎日、勉強していて楽しかったのだろうなぁと思いました。勘は鋭いし、具体的なことから抽象的なことを読み取る力も優れているし、一緒に話したら楽しいだろうなぁと思って、頁を捲ったのでした。 さて、宣長のすごい業績は、三つあります。 ひとつは、古典研究についてです。なんと言っていいのか分からない、ことばにしてしまうと失われてしまうかもしれない、日本的な情緒を「もののあはれ」ということばで表すことができたからです。 二つめは、日本語の文法についての研究、三つめは漢字音研究です。 さて、本居宣長の日本語の文法の研究の中心は、「係り結び」と「活用」です。「係り結び」は高校の古典で習いましたね。「ぞ、なむ、や、か」という「係り助詞」があると文末の活用形が連体形になる。「こそ」があると已然形になる。 これを発見したのは、本居宣長です。 古代日本人思考を知るカギだった 我々がいわゆる「古典」で習う『

[kenkido]

忘れられ再発見ではない。係り結びは口語では崩壊したが、連歌師はこの形を教え、室町の和歌にも用いられる。契沖もこの形を認識していた。宣長の業績は形式上の法則として把握し、それを実証的に行ったことである。

[harusaku1021]

“「白玉か何かと人の問ひき時」となるはずの本文が、「何ぞ」の「ぞ」の影響を受けて「問ひし」となっているのです。”全然文末じゃないけどこれ係り結びなの？体言に接続してるから連体形なだけでは

[hiruhikoando]

まあ教科書で平田篤胤と一緒にされているのは不本意だろうなあとは思うし、実際日本史や文学史での扱いが妙に歯切れが悪い。あと小林秀雄がうざい。

[aquatofana]

mazmot先生！退屈とか言わないで！私古文漢文は現代文より好きだったし、なんなら中学生の時に分厚くて重い古文の原文読みまくって大学受験までその知識で食いつないだよ！文法メッチャおもろいじゃん……。

[mazmot]

しかしまあ、おかげであの退屈な古文の文法の授業があると思うと…

[otoya_kyo]

「お」と「を」は規範的な現代の日本語では原則として同音です。（方言だったり個人的な誤差だったりで違う発音をしているケースもある）（追記）それはそれとして松阪の本居宣長記念館は凄く良いので皆行って

[bayeshun]

『古事記』や『日本書紀』が成立した時代にはすでに仏教儒教道教あたりの中国文化が入ってきていたという現在の歴史感の中では、それらの文書をベースにやまとごころとからごころを分割するのは無理筋だと思う。

[dlit]

「を」と「お」についてはむかし基本的な解説を書きましたので気になる方はよろしければ：「「を」の音は「お」の音と違うか（基本的には同じだけど…）」（https://dlit.hatenadiary.com/entry/2020/09/25/162450）」

[machida77]

雑。中国文献学の山口謡司がいつ日本語学の専門家になったんだ？

[tach]

本居宣長は一度は忘れられていた「係り結び」を江戸時代に再発見した⁈　知らなかった…　今初めて本居宣長の素晴らしさが分かった…

[georgew]

興味深い話だったけど、ブコメでいくつか重要なツッコミあり。

[gui1]

宣長さんなら伝説の『モスバーガーのきれいな食い方教えれ』も解読してくれそう(´・ω・｀)

[n_y_a_n_t_a]

プレジデントのくせに文化の薫り高い記事を掲載している

[red_kawa5373]

普段は、身元も良くわからん外国人サマの「（日本人を否定的に捉える）独特だ」論を絶賛しながら、「（日本人は凄いという意味合いの）独特だ」論には、シュバババ！っと否定しに来る人は何なんだろう。

[duckt]

「白玉か何ぞと人の問ひし時」は係り結びじゃなくても「何かと人の問ひし時」じゃないかなあ。まだあげ初め「し」前髪の 林檎のもとに見え「し」とき（藤村）だよなあ。俺、何か勘違いしてるのか。

[confi]

プレジデントの日本すごい記事にこんなブクマついてて笑った

[nakayossi]

“ 「お」と「を」はほとんど同じ音に聞こえますが” / おなじでは

[cj3029412]

【「白玉か何かと人の問ひき時」となるはず】これは間違いです。なりません。係り結びは関係ありません。

[pwatermark]

昔の日本語には「ぎ」と「ぐぃ」の違い、みたいなのがあったりしたんかね

[quick_past]

こっちからすれば平安も江戸も大昔だけど、江戸時代からすれば平安なんて太古の昔もいいとこなんだろうな。

[ebmgsd1235]

「和学国学などというは、皇国を外にしたる言いよう也」で古学なのね。近世にあっては論理を成すため過剰な情緒を排した。上代特殊仮名遣いと失われた音韻、でも「大和心を人に知らせば係り結びの縄」は自縄自縛だな

[monotonus]

こうして見ると必修科目である必要性が見えないんだよな。極めてニッチで専門的だし、助動詞の詰め込み科目だと思われるのも国文学者からしても癪だろう。日本史で内容に触れる程度が一般教養なんじゃないかな。

[noholidaynolife]

係り結び　懐かしい

[rogertroutman]

「ゾーナムヤーカーコソ」とか「アリヲリハベリイマソカリ」とか「クーカラクーカリシーキーカルケレカレ」とか、語呂だけ覚えていてそれが何を示すものかは忘れている……あやしうこそものくるほしけれ

[ryotarox]

おもしろい。今と昔がずっと繋がってると思うと、そうではなくて、途絶えたり修復したりしてる。昔には、もっと前の昔を研究してる学者が居て、再発見して今に伝えてくれてた。

[tsz]

古事記にもそう書かれている

[zauberberg]

「学問を進化させるのは、「仮説」です。大きな仮説があって初めて、研究は進んでいくのです」最後の文章がロマンにあふれていて、なんだか壮大な気持ちになる。読んでよかった。

[havanap]

なんもかんも平田篤胤が悪い

[cvtbgspuda]

古文は好きです

[kuippa]

「何ぞ」のぞが係助詞なの？ 終ぞとかみたいな終助詞っての副詞化じゃねぇの？何者ぞありけるみてぇな、なんぞなんぞ？なんぞいいよる。

[udongerge]

忘れられていくレガシーを伝えることの大事さ。

[gryphon]

国学と呼ばず、古学と自称したのって某落語家が「俺が日本の噺家の中で一番だって？そんなこたねぇよ、日本で噺家ってのは、俺一人しかいねぇんだ」と言ったようなもんだと思うけど…

[kamezo]

ブクマを見ると、いろいろ問題がある記事のようなので読まないことにした。

[estragon]

「を」の音は「お」なのを最近知った。「わゐうゑを」は、文字当たりの音はwa, wi, wu, we, woだと思ってた。「や」行もなんだけど

[nobiox]

本居宣長は反・皇国史観の人だった、という話かと思ったら「和学国学などと言うは畏れ多いわ」という超・皇国史観の人だった

[Domino-R]

まあ古学へとさかのぼる時、要するに逆に唐意を見出すわけで、排外的な皇国史観を準備するものなのは確かではあるのよね。。。

[faux_pas]

文字（漢文）が伝来する前の日本の本来の言葉や有り様はどうだったのか、という当時の問いはすごく純粋に知的で熱い問いだったんだけど、それを皇国史観や国学みたいな色眼鏡でしか見られないのは非常に残念な状況。

[enemyoffreedom]

あいかわらず本居宣長を変に神格化するあまりに"古事記は宣長が読み解くまで読解不能になっていた！"説を提唱する方が。そもそも古事記は(日本語混じりだが)漢文なので、読めないとすればむしろ漢文の素養の可能性も

[tokyocat]

“これを発見したのは、本居宣長です”

[ao-no]

先史時代を含めて日本が外来文化から完全独立してた時期はおそらくないのだし、大陸や半島の影響を受けながら形作られたのがやまとなので外来文化が入ってることは特に問題ではないと思うのよ。