豪雪地帯でも太陽光、福井県池田町が融雪パネルで成果 - 特集 - メガソーラービジネス : 日経BP

全国有数の豪雪地帯 福井県の内陸部に位置する池田町は、山間の奥地にあるものの、田楽と能をあわせもつ舞が受け継がれ、国の重要無形民俗文化財の第1号となった。鎌倉時代に執権・北条時頼が諸国行脚の折、同町に差しかかって大雪で立ち往生するなか、村人が田楽の舞でもてなしたところ、時頼が返礼として能舞を教えたことが始まりと伝えられている。 この逸話は、同町に古くから芸能文化が息づいていたこと、そして雪深い地域であることを物語っている。実際、池田町は、日本有数の豪雪地域で、町全域が特別豪雪地帯に指定されている。冬になると1mを超える雪が積もり、屋根の雪下ろしに追われる（図1）。 そんな山間の町が、2022年4月に「ゼロカーボンシティ宣言」を発表した。福井県では2004年7月に福井豪雨災害が発生し、池田町でも大きな被害に見舞われるなど、町民の多くが気候変動の怖さを感じている。池田町では地球温暖化によって雪