中世に起きた大規模噴火の時期を皆既月食の暗さから推定

14世紀半ばから19世紀半ばにかけて、地球は平均気温が低い「小氷期」と呼ばれる期間にあったと推定されています。小氷期は様々な原因が推定されていますが、大規模な火山噴火がその1つであったことは間違いないと考えられています。大量の火山灰と火山ガスを放出する火山は、鉱物粒子や硫酸を大気の上層に送り込みます。これらは何年も落下することなく空中を漂い続け、太陽光を遮断・反射するため、地表の気温が下がるのです。 しかしながら、小氷期が始まるきっかけになったかもしれないと推定される、14世紀半ばよりも前の噴火記録ははっきりしません。過去の噴火を推定する時は、一般的に南極やグリーンランドの氷床に閉じ込められた火山由来の物質が調べられますが、この時代の氷床記録はあいまいなのがその理由です。 【▲ 図1: 1992年12月9日（左）と2018年1月31日（右）に発生した皆既月食の写真。約1年半前の1991年6

[mini_big_foo]

藤原定家、また天文の記録が役に立っちゃったのか

[alphaorange69]

文献記録を漁るのがめっちゃ大変そう…こういうのこそAI役立ちそうね

[naruruu]

定家は現代に生きてても面白い人だろうなあ。超新星の記録を３回も書き留めて、月食の明るさを観察できる和歌の大天才。彼は残ってるエピソードが全体に偏屈な厨二っぽくてワクワクする。

[mmddkk]

もう一回大規模な火山噴火が発生したら、地球温暖化を防止できないないかな。逆に寒冷化に悩むことになって、CO2をいっぱい発生させるのがエコ、石炭万歳、みたいな状況になったりして。

[Cru]

スイスの天文学者が藤原定家を原文で読むとはちょっと思えないから、やっぱ全訳が大学にあるんだろうかねぇ。歴史文献天文学資料的つうか学際的な感じで？

[makou]

歴史と科学はそれなりに繋がってるはずなんだけどね…。

[nagaichi]

残念ながら『宋史』天文志五の1229年の月食記録は、「（紹定）二年十一月己卯，月食」としか分からないな。定家『明月記』のほうが詳しい。

[Wafer]

近現代に至るまでほぼ人類の活動に影響しなかった宇宙規模の自然現象が、インターネット時代においては人類滅亡レベルの大災害になりうることも

[kako-jun]

望月の 欠けたることを ブログにて 記した定家グッジョブ 暗月の大剣

[augsUK]

赤く光る月は非常に印象的だし、満月の夜が真っ暗になればそれも印象的だろうな。

[agrisearch]

「藤原定家…明月記には1229年12月2日（寬喜元年11月15日）の皆既月食に関する…今回のように月の円盤が見えず、まるで月食中に消えてしまったかのようになるのは、年寄りも見たことがなかった」

[ysync]

真っ暗と赤いあたりは言及されるもんなんだな。

[BigHopeClasic]

中東やアジアの文献を調べるのは大変だっただろうなあ。

[blueboy]

　明月記に、暗月（暗い月）の話がある。　だから明月記というのか。ふだんは明月だから。　　　　参考：　https://w.wiki/6ebX　　　「日本天文遺産に選定された」とある。公認の天文学資料。

[katzchang]

面白かった

[kappaseijin]

Twitterもそうだけど日本人が一個人に至るまで何かを記録せずにはいられない民族性は明らかに特殊よね

[sakstyle]

14世紀、小氷期の始まるきっかけとなった噴火の調査。氷床記録があいまいなので、文書に残された皆既月食の色からクロスチェック／ジュネーブ大学の研究だけど、藤原定家の日記が用いられてる