新春暴論2018――「許される体罰」を考えてみる/山口浩 - SYNODOS

毎年この時期に書いているこのシリーズ、今年も機会をいただいたので再び。 2018年2月の平昌オリンピックが開催間近となってきた。2020年の東京オリンピックも次第に迫ってきているわけで、このところスポーツの話題がメディアの中でも増えてきているという印象がある。とはいえ、いい話ばかりとはいえない。最近の話題の中心はなんといってもこれだ。 ●「日馬富士 貴ノ岩に暴行疑惑 ビール瓶で殴打、右中頭蓋底骨折」（スポニチ 2017年11月14日） https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/11/14/kiji/20171114s00005000046000c.html 横綱・日馬富士（33＝伊勢ケ浜部屋）に、幕内力士への暴行疑惑が浮上した。関係者によれば、10月26日の鳥取で行われた秋巡業後の酒席で、東前頭8枚目、貴ノ岩（27＝貴乃花部屋）をビール瓶で殴打

[hobbling]

海外だと申請書を書いて校長などの第三者の立ち会いの元ルールに従って鞭で叩くというのはある。監督の独断で殴るとかは論外。

[REV]

不真面目だ、失敗した、成績が悪かった、などの理由の体罰は許容すべきでないと思うが、イニングが終わってチームがベンチに引き上げてもグラウンドで素振りを続け、再三の呼びかけにも応じない奴には強制力やむなし

[AFCP]

スポーツ指導において体罰は有効な可能性があるけど危険で推奨できないという点で、ドーピングと似てるかもと思った。そうなると体罰を使うのはフェアじゃない、という論点もありそうかな。

[maeda_a]

参考: 体罰の有効性の錯覚は「平均への回帰」が理由 http://www.jcer.or.jp/column/otake/index449.html

[quick_past]

練習のし過ぎで故障の可能性がある時にも「止めても聞かないから殴った」って事例はあるんですかね。無理をさせたがり、無理だと解ってても本人が望めば放置し、無理をさせないようにする力が働きにくくないですかね

[hiro_curry]

現行犯をいきなり懲役刑にはできないように、罰の施行には第三者の判断が必要。

[kigutsu]

体罰支持者には、感情に突き動かされて禁止を破って思わずふるう暴力への嗜好があるので、冷静に許可された範囲で適切に振るう有形力とはマッチしないだろうな。

[yyamaguchi]

「「体罰はいけない」が「泣きながら殴る熱血指導」には感動するといった、一般社会におけるダブルスタンダードがある。このことから目をそらし、スポーツ指導者だけに責任を押し付けていることこそが、問題の根幹」

[n314]

ジーパンの上からお尻叩かれても音の割に全然痛くなくてむしろ叩いた手が痛そうだったという記憶がうっすらある。なので、ダメージが逆なら許される説を挙げとこう。誰が測るんだって話だが。

[Windfola]

指導者・選手からの需要が現実にある以上「指導契約に明記された範囲においてのみ認める」というのは暴論どころか名案では。契約外／契約無しの体罰は問答無用でNGにできるし、何より選手側に選択肢が生まれる。

[k-takahashi]

『どんなときに何をどのようにすれば懲戒あるいは指導として許容されるのかについて学術的根拠に基づく明確なルールを示し、かつ教員やスポーツ指導者などの養成課程にそのための知識と技能を伝授する』